解禁
【マッキーからのメッセージ -2-】
病院で出される食事は、喉を詰まらせない様に配慮がされている。食事自体は擦り下ろした「刻み」。魚だとか、肉だとか、サラダだとか、全て皿に何だかわからない状態で盛られてくる。
もう一つは液状のものに、デキストリン/増粘多糖類/乳酸カルシウムなどで「とろみ」を付けたもの。スープ、味噌汁、お茶などだ。
入院直後からずっと。
今日、倒れて以来二か月半ぶりに、とろみの無い飲み物が許された。すぐさま売店でカフェオレを購入し、キャップを開ける。
ところが、飲もう!と思っても、飲めない。
ここに到達するまでのさまざまな事を思い出し、苦しさに嗚咽が止まらない。時間にして10分以上、何度もトライしただろうか。
やっと意を決して口元をペットボトルに近づけた。
こんなどこにでもある、カフェオレが美味しい!(涙)
まだまだリハビリの山登りは序の口。
9月10日