見出し画像

3ヶ月で人物クロッキー1000枚描いた話

11月末に人物クロッキーを描き始め、2月中旬に1000枚を達成したため、記念にブログに残すことにした。自分語りは後ろの方でやる。

Before/After

まずは1分で描いたものから

Before

初期1分

After

後期1分

1枚目では「これで合ってる?人間やれてる?」みたいな問いかけを投げながら人を描いていたのに対し、終盤では線数が大きく減り、シンプルな形で人を描くようになっている。Beforeはポーズに魂を吸い取られて性別までかく余裕がなかったのに対し、Afterは女性であることがわかる程度には完成度を高められている。

次は2分で描いたものを比較

Before

初期多分2分

After

後期2分

2分で描いたものを比較すると、Afterの方が性別や体型が想像しやすくなったはず。

重心の位置が明確になり、人の所作にしなやかさが感じられるようになった。またリズムのある曲線をかけるようになり、限られた時間の中で要点を抽出する力も少しばかり成長したのではないかなあと思っている。

最後は10分。

Before

初期多分12分

After

後期10分

10分のAfterでは、より完成度の高い絵を描けるようになってきている。表情も入ってきたことで、より印象的になった。完成度が高くなることで、自分自身を批評しやすくなり、次に自分が反省すべきポイントみたいなものも見つけやすくなった。

後半10分カラー

クロッキー始めた理由(きっかけ)

さいしょ

1つは周りの人(仕事先、SNSでつながっている友人)に、自分が変化していっていること、成長を望んでいること、本気を出せば情熱を傾ける事ができる、ということを知ってほしかったからだ。

画像10

もう1つは自信が欲しかったから。自信のための実績作りとして、まずは響きのいい「1000」を達成しようと思った。

絵がうまくなりたい、とか、即興で絵を描くスキルがほしい、とかもちろんそんなことも期待していた。一方で1000枚描けばうまくなるのは自明なため、プライオリティの高いゴールは先に述べた「認知の更新」と「自信」に設定し、ノロノロと描き始めたのでした。

1000枚描いて、他の人からかけられた言葉

後期1分 2

・ (絵画教室の先生から)線のブレが安定してきた、曲線がキレイにかけるようになった
・ 下絵を描くのが1年前と比較にならないくらいとにかく早くなった
・ 線が生き生きしている、動いてる
・ 迷いが減った

私は、「これでいいのかな?」と迷いながらとりあえず筆をすすめるタイプ。下絵をあげたり下塗りをフィックスさせるのがとにかく遅かったんだけれど、短時間のアウトプットを習慣化させたことによって、自分で自分にGOを出すスピードが格段に向上した。

意外だったのは、たくさんのものを素早く完成させることで、他人からもらえるプラスのフィードバックの数が多くなり、マイナスのフィードバックにとらわれる時間が減ったこと。くよくよ悩む時間が増えるほど次の一手が遅くなる私には、気持ちを切り替えるスピードが鍵だったことにも気づかされた。

画像11

目的は達成されたか/ネクストアクション

果たして他人に、私が成長を望んでいること、情熱を傾けることができるということを知ってもらえたか、期待してくれるようになったか、というところに関しては他人事だしわからない。(恥ずかしくて聞けん)

画像12

でも、飽き性な自分に対して「私は成長を望んでいる、情熱を持てる対象があればどこまででも走っていける」ことを立証することができた。「自分が生まれつき飽き性で無気力である」、という自分への偏見を見直す大きなきっかけを作ることができたのは、すごく自信になった。そして1000枚達成して2ヶ月以上が経過した今、自分の作った1000という実績は、自分のものの見方を少しずつ、確実に変えていっている。

画像13

次の目指す場所としては、自分のPinterestボードに自分の絵が混ざっていても遜色ないくらいの、洗練されたアウトプットができるようになりたい。っていうのと、アウトプット総量を増やし、そういった活動に熱中する自分を作る、ということを目標としたいなと思っている。

そしてそして、最終的には、年収の1%がイラストの仕事であるのを、年収の8%くらいに引き上げることができたら最高。(足りないピースはまだまだ多いので小声で。)

画像14

おまけ:クロッキーにつかったサービス・教材

ハードウェア

・ iPad Pro 12.9インチ 
Apple pencil
mujina タブレットスタンド

現実のモデルさんを描けない分、なるべく大きな画面で動画を写したいなーと思ったので、画面は2つ使用した。古いiPadでYoutube動画をフルスクリーンで表示ながらせっせと描いていた。ちょっとしたタブレットスタンドがあると線が描きやすい。でかいのだと設置が面倒だったので、mujinaの小さいので充分だった。

iPadアプリ

Procreate
Adobe Fresco

描き心地でいえばFrescoなんだろうけれど。Procreateは、描いた絵をレイヤーごとに一括書き出してくれる機能が便利。描いた絵のシェアのしやすさという観点から、Procreateをメインに使っている。

サービス

・Draw This
New masters academy

人物デッサンパーフェクトノートの著者曰く、Draw Thisはライティングにもこだわっておりオススメとのことです。独学でストップウォッチ片手に写真を見ながら描くよりも、制限時間が来たら有無を言わさずモデルのポーズが変わる動画のほうが適度な緊張感を保てるので私には合っていた。いろんな人種・体型の人がモデルとして出てくるので、結構楽しい。

この記事が誰かの役に立ったら嬉しい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?