金色のコルダ３（PS2版）プレイ記　七海宗介攻略感想

※これは2010年にブログに書いたもので、PS2版の感想です。
個人の感想ですよ〜。

攻略4人目は七海宗介。
七海は片目が隠れたヘアスタイルの女の子顔男子で、CVも女性が担当している。攻略対象の少年キャラに女性声優が声をあてていることについては、もうそれだけでそのキャラは自分の推しにならないと言う方もいるし、逆に男性声優よりもいいと言う方もいる。
ちなみに私は別にどっちでもいい。
なぜなら、ゲーム中は赤子が隣で寝ている場合が多いので音声はミュートしているし、もともとキャラソンにも声優さんにも興味がないからだ。

七海は出会ったときからヒロインを子犬のように慕ってくる天音の一年生だ。音楽エリートの集まる天音の特待生なのだから優秀なのだろうが、イマイチ自分に自信がないタイプ。
家庭環境には恵まれているし、性格も卑屈とまではいかないので、ごく普通の「自分のふがいなさ等に悩める少年」といった様子のキャラだ。
チームメイトが冥加と天宮なので、七海はますます自分に自信が持てずに萎縮してしまう。
ラストに弾く曲もソロはチェロ（七海担当）なのに、貴様には役不足だと冥加がヴァイオリンでソロをやることになってしまう。それで落ち込む七海をヒロインがひたすら叱咤激励するようなイベントが続く。
しかし、全国の舞台では七海とは結局優勝を争うライバルになるため「俺たちもう会わない方がいいですよね…」と言われる。
私は七海のようなキャラには萌えを感じないし、叱咤激励にもいい加減疲れていたので「うむ。別に会わなくてもいいぞ」と思ってしまったが、ヒロインはその後も色々と彼に世話を焼き続ける。
すると七海にいきなり、
「もう、こういうことするの止めてもらえませんか？俺たちは敵同士なんですよ？！」
とぶち切れられる。
キレたいのはこちらの方だ。
こちらの忍耐力も限界に達したところでラストステージ。
七海は冥加にソロを譲ってくれるように意見し（冥加に意見すること自体、七海にとっては相当の冒険）、見事成功させる。
あなたのおかげで、チェロが好きだと改めて気づくことができた。ソロを弾く勇気を出せたのはあなたのおかげだ。これでようやくあなたに気持ちを伝えられる。好きです。
…という感じのエンディング。
彼と恋愛したというよりは七海の成長を手助けした、という印象のストーリーだった。
なんか一仕事終えたなぁという感じで、正直私はほとんどときめくことができなかった。
普段から子犬のように懐いている七海が突然声を荒らげた時も「飼い犬に手をかまれた！」と感じ、彼の意思の強さを見たとか男らしさを見たとかは一切思わなかった。むしろ好感度が下がってしまったのが残念。
七海のキャラなら、最後まで一途にヒロインをわかりやすく慕い続けてくれたほうが良かったのになと思った。