上村彰子の「うたかたじゃない日々」

うたかたとは、泡沫。水面に浮かぶあわ 。 はかなく消えやすいものの例えでもある、情緒ある日本語だ。フランスの作家ボリス・ヴィアンの「日々の泡」(L'Écume des jours)という小説タイトルを、「うたかたの日々」と最初に訳したのは伊東守男氏だろうか。素晴らしい翻訳だ。

日々、いろいろなことが起こる。素敵な音楽、本や映画、人。いろいろなものに会う。「うたかた」は素敵な言葉だけど、日々のいろいろな出会いや思いが、あわのように消えていってはもったいないと思った。

SNSはすでにたくさんやっている。ツイッターは瞬間芸、フェイスブックはコミュニケーション、ブログは熱狂と偏執。役割分担を考えたら、思いの「集積」の場がほしくなった。このnoteはそんなところにしたい。

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