見出し画像

【50歳のつぶやき】こっそり練習してるんちゃう?街中キックボード

勤務先はほぼ大阪市の真ん中で、電車で30分くらいかけてベッドタウンから通っている。職場の最寄り駅からは歩いて10分ほどだが、色々な道を選べるので結構楽しい。最近のお気にりは川沿いのコースだ。

その10分間、行く人来る人を見ていて、「都会だなあ」と思う風景に、電動キックボードがある。 街のあちこちに設置されたポートから借りて、乗って、移動先のポートに返すというシステム。キックボードで街中を疾走する姿は、なんだかとても洗練されていて、おばさんの心までときめかせる。エメラルドグリーン、白、黒という爽やかな配色が目を引くデザインも、イケてる(死語)アーバンライフ感を打ち出していると思う。

こういったシェアリングサービスは、街を活性化する、環境負荷を最小にするなどのコンセプトを掲げている。私なんぞはそのコンセプトに拍手を送りたいと思ってしまうが、それだけで終わりそうだ。いかんせん、残念ながら、私に乗る機会は訪れないだろうと思っている。

みんながみんな、それなりに乗りこなしているからだ。これまでに電動キックボードを利用している人を何人も見てきたが、様になっている、絵になっている。若い人は立ち姿だけで決まっているし、同年代のおじさんさえも颯爽と私の視界に飛び込んできて、風の如く去っていく。乗っている人はみんな、文句なしに〝カッコイイ〟。その光景が、私をキックボードから遠ざけるのだ。

それに、私が興味本位で利用したところで、良くて転んで怪我をする、最悪の場合は人様を巻き込んでの大転倒になりかねない。同じように考えている人が多いのか、おばさんのキックボード利用者は見たことがない。

それにしても、若いからっていきなりあんなに〝かっこよく〟乗りこなせるものなのだろうか?実は真夜中とか早朝に、こっそり練習してるんちゃう?
とおばさんは勝手に邪推するのだけど、実際のところどうなのか教えてほしい。

いいなと思ったら応援しよう!