
赤い靴下
どうにも手持ちの洋服が地味めで、クローゼットの中は無彩色が多いと感じる。オレンジやブルーも持ってはいるが、急いでいる日のコーディネートは「全身無彩色」ということもしょっちゅう。で、今日の出勤も、黒とベージュの組み合わせであった。
そういう時、私は靴下に色味を入れる。赤色、真っ赤、ちょっと専門的にいうと「金赤」、『ぐりとぐら』のぐらの赤、といったところでしょうか。不思議なことに、真っ赤な靴下をはいている自分の足元を見ると、ちょっぴり気持ちが高揚する。さて、出勤しよう!と前向きになる。
出勤して社員さんに「おはようございます」と挨拶に行ったら、社員さんも赤色の靴下をはいていることに気がついた。レースがところどころにあしらわれた黒のコットンドレスに赤い靴下。ふんわり小悪魔っぽさが漂うお洋服に、足元の赤が映えていてかわいい。
おしゃれーである。
そうしたら、また別の方も、インディゴジーンズに赤い靴下を履いているのを発見した。少し裾をまくり上げ、あえて赤を主張している。黒のローファーがまた素敵だ。
そういえば数週間前に会った人も、ジーンズ+赤い靴下だった。
おお? 大人女子は、赤色靴下がお好き、なのかしらん。
先日のnoteで「ボーダーシャツ」のことを書いた。ボーダーシャツをうっかり着てしまうという人が多いことがよーく分かったけれど、ボーダーシャツ派こそ、この「チラ見せ赤」を好むのではないだろうか。きょう遭遇した二人はボーダーではなかったけれど、どこか共通するものを感じる。
ボーダーシャツもお揃い、足元の赤もお揃い。
やりがちだなあ。ボーダー✖️赤い靴下のコーディネートはしないように気をつけよう。