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冷蔵庫がない生活ってどんなだろう
元朝日新聞記者の稲垣さんの本。
2011年の原発事故をきっかけに電力を使い放題使っている生活を見直され というお話。
電化製品を極力捨て、ついにコレを手放したらそりゃ困るだろうという聖域=冷蔵庫のコンセントを抜くというところまできた。
大体みんなは経験していると思う。
突然冷蔵庫が壊れて頭を抱え、急いで買いに走ったりしたことを。
停電が数日あったら開けないようにしておそるおそる使うなど。
洗濯機は脱水機能が命で、冷蔵庫は冷凍、冷蔵ともに現代人の命の綱なのだろう。
山小屋では冷蔵庫はなかったが(だからスタッフ豆乳を腐られてしまった)冷凍庫なしに一夏の営業はできなかった。
いつか食べようと思うものを買いたいだけ買えるのが冷蔵庫の力。それによって家の備蓄は肥大化し、腐らせて胃袋以上の食材を手元に置いてる。
その光景を想像できただけでもここのくだりを読む価値はあっただろう。
私はミニマリストになりたくてもなれないタイプだが、愚かな肥大化は身を持って感じる。
買い物って楽しいよね。特に食べ物買うのは正当な理由があるから後ろめたくなくて実に楽しい。
でも少し考えよっと。
と思った素敵な本の紹介でした。