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万歳、パトリック

スポンジ・ボブってアニメ、日本でも確かやっていると思う。内容については子供用のアニメだけど、ふさわしくない、という保護者もいて結構意見の分かれるアニメ。

私は別に好きでもなんでもなかったが、息子ちゃんが生まれてからたまに見るようになった。うちのテレビではなく、下に住んでる人たちのテレビで。確かスポンジ・ボブはケーブルテレビじゃないと見れなくて、うちはケチだからケーブルを入れてないのだ。でも下に住んでるクレイグがスポンジ・ボブが好きで、土曜日の朝はいつもスポンジ・ボブを見ながらコーヒーをすすっていた。

そこへ息子ちゃんは勝手知れた他人の家、という感じで遊びに行き、一緒にスポンジ・ボブを見て、朝ごはんまでちゃっかりいただいている、という流れだった。

「スポンジ・ボブを見た後はね、うちの子ってば真似をして悪ふざけするのよ。馬鹿な歌を歌ってみたり、真似して踊ったり、やめってって思うわ。」 というようなコメントを私より先に親になっていた友達から聞いたりしてたし、子供用のアニメとはいいつつ、シュールな画風に馴染めなくてあんまり見る気がしなかったけど。。。 結構子供に対人スキルを教えるのに役に立つ教訓が盛りだくさんではないだろうか、と思う。

例えば、悪者のプランクトン。いつも秘密のバーガーレシピを盗もうと悪だくみをするが、失敗に終わり、それでもって友達がいない。嫌な奴、という意味でみんなからJerkと呼ばれる。人に嫌がらせをする人をJerkっていうのよ。プランクトンみたいなの。Jerk だとさ、だれも嫌がって遊んでくれないよね。というと、ごちゃごちゃ説明しなくても息子ちゃんはわかってくれた。それ以来、彼が心無いコメントしたり、イヤミを行った時には、「あ!! あんた今まさにJerkだよね。」と言うと決まり悪そうににやりと笑う。

主人公のスポンジ・ボブはいつも機嫌がよくて、天然、というか楽天家で、感情豊かに毎日を過ごしている。そんな彼の頭の中はハートと虹とロリポップでできていて、吐くゲロも虹色(スポンジ・ボブ映画より)。そんな根から幸せで心の広いスポンジ・ボブには、さすがのプランクトンの意地悪もあんまり通じない。クリスマス・エピソードに、クリスマスで浮かれている住人たちを不幸にしてやれ、と不幸エキス(Jerktonium)の入ったフルーツケーキをスポンジ・ボブに配らせるプランクトン。フルーツケーキを食べた周りのみんながJerk になってしまい、お互いに意地悪をし始める中、スポンジ・ボブだけはいくらフルーツケーキを食べても全く変化なし。なぜか。スポンジ・ボブの頭脳は小さすぎてJerktoniumの影響を全く受けないばかりか、彼のハートが巨大でJerktoniumを跳ね返す鼓動を打つからだ! さすがに親として、ほらね、馬鹿でも心が広いほうがいいのよ、なんてコメントをする気にはならなかったけど、さすがだ、スポンジ・ボブ。

そんなスポンジ・ボブの唯一無二の友達、ヒトデのパトリック。ピンタレスと見てたらパーラービーズで作る3Dパトリックの図面を発見。

息子ちゃんに、これ作ってみん?と誘ってみたけど、こんなん難しすぎる、とやる気なさそうだったので、私が作ってみた。

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ピンクのビーズが足らなくって黄色とベージュで代用した部分もあるけど、なかなかよくできていると自己満足中。


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