封筒に張り付けられてる切手を楽しみにすることってありますか?
子供の頃から手紙を書くのって好きだった。動機は返事をもらうのがうれしいからなんだけど。メールだったりテクストだったりでやり取りをするのが便利で、ペンを持って手紙を書くのって少ないんだけど、いまだにおばあちゃんと妹にはたま~にだけど手紙を送る。お母さんからはたまに手紙が届く。
アメリカ人ってカード送るの好きだけど、カードを開くと中には Happy Birthday! Hope you have a special day! とかそれぐらいのメッセージと送り主のサインだけで、味気無いな、と思う。カードを送った、ということが重要視されて、あんまり伝えることは無いようなのだ。一度主人のお母さんにお礼のカードを送った際、カードにびっしり書いたら(どうでもいい私らの日常だったけど)、主人から 小説書いてんの?と冷やかされた。どうせ送るなら読み応えのあるカードのほうが良くない? しかも1行のメッセージとサインしかないようなカードは1か月もせず、私は捨てるぜ。取っておいて何になるっていうの。手紙は別。何度も読み返すから。
そしてカードにしろ手紙にしろ、送るには郵送料がかかるのだ。それが切手。最近は郵送料を自動でスタンプした切手のない郵便物(というかほとんどどうでもメール)が多いけど。切手を集める、という趣味があるのを知ったのは小学生の頃で、だからって自分で切手を集めよう、という気にはならなかった。何しろ小学生のお小遣いに切手を買うような余裕はなかったのだ。漫画を買ったらすってんてんだからね。
アメリカに来た1998年辺り、よく家族や友達に手紙やらカードを送った。すべての祝日のテーマと記念日に沿ったカードがそれこそ毎月更新されて、カードのお店だけでなくスーパーマーケットでも薬局でも郵便局でも売られているのがもの珍しかった。ま、先にも言ったように返事をもらうのがうれしいから積極的に出していたんだけど。それで学校のそばにあった郵便局に切手を買いに行っていた。私が出す手紙はほとんど日本向けだからエアメールの切手を買っていた。その頃のエアメールの切手の絵は アメリア・アーハート( Amerlia Earhart )だったかも知れない、と思う。何となくそれ以来、切手のデザインに以前より注意するようになった。49セント、とかだったかも、エアメール一枚。
そのうちアパートに住むようになって、切手は家賃、ガス・水道・電話などの光熱費を支払う封筒に張り付けらることが多くなり、そしたらさらに切手にお目にかかかることが多くなり、受け取った人も味気のない切手よりデザインが楽しい切手のほうが楽しくない?と勝手に思い込み、ありきたりのアメリカの国旗とかリバティー・ベルのデザインではなく、あえて窓口で、もっと楽しいデザインの切手無いですか?と郵便局で聞くようになった。
そして。。。切手を集めてはいないけど、私は切手ヲタクかもしれない。集めていない、というのは専用の切手ブックみたいなのを持っていない、という位置づけなんだけど、使い切るのに何年かかるん?という枚数を持っているのだ。切手を使うためにエアメールに国内切手を2枚張る、ということをしている。それも違うデザインのやつを。以前切手の自動販売機の前で、普通郵便の切手が国旗のデザインしかなくて、がっかり、買うのやめようかな、とまで思ったことがある。買ったけど。
ついでにここ数年、アメリカの郵政省はForever という切手を発行していて、普通郵便の切手の値段がいちいち切手に記載されていないので、いまいち最近の切手を見たところで価値がいくらなのかわからなくなっている。私の手元には32セントの切手がたくさんあるんだけど、これ、何枚張ればいいわけ?と悩む。もちろんエアメール用もForeverになっちゃって、以前は満月のデザインだった。以前って何年前の話か知らんが、いまだに手元に残っている。トップのピンクのダリアはこの前買ってきた2020年デザインのエアメール切手。今写真を撮ろうとして、これってCOVIDウィルスのデザインか?と一瞬手が止まってしまった。お花だよ。
そういうわけで、私の切手に対する思い入れを一方通行にシェアしようと思った。今手元にある切手たち。
この3種類を見て気が付いたのは、切手って1シートにつき、20枚あるんだけど、20枚が20枚全部違うデザインだと使うのが惜しくって左の動物編のように5枚まではかろうじて使ってみたが、その後使えなくなるようである。でも右下の古代(?)の動物編にはあんまり執着がなかったのか、いったん使っちゃうと消耗品に見えてくる性格が表れているのかもしれない。それよりなんでさっさと不気味な人形シリーズ使わなかったのかな?というあたりも謎。不気味過ぎて受け取った人が気分を悪くしたら。。。とか思ったのか。なんで買ったのか、とも今更ながら思ったりして。ついでに言うと、切手が32セントだったのは1995年から1999年の間だったらしい。かなり古いね。でも手元にあるやつ大概32セントなんだけど。しかも上のマリリンとジェイムス・ディーンの切手もだけど、裏を舐めて使うやつ。あ、シールじゃない、ということで、舐めなくてもいいんだけどね。
もう使い切っちゃったやつにジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)のエロい蘭の花のデザインのがあったなぁ。きれいだったからうれしくってとっとと使っちゃったよ。受け取った人はなんか思ったかしら。あとはレトロなデザインのアイスクリームシリーズ。私もあんな絵が描けるといいなぁ、なんて思っていた。
それでは最新シール型切手。
ホットウィールってアメリカ版トミカのミニカー。これを張り付ける為にペンシルベニアのおじいちゃん・おばあちゃんにありがとうの手紙書こうね、と息子ちゃんにゆっておいた。
これは今年の干支。これ見て今年はネズミ年だったのか、と思った。もう8月だっちゅうの。何となく北京オペラもお面のようなデザインが素敵だな~と思う。この先11年このシリーズは続くんだろうね。
さて、私の切手に寄せる思いについて散々書いたので、明日はペンに寄せる思いについて書こうかしら(笑)。