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以前の生活ってもう完全に過去のもの?

ロサンゼルス郡のハイキングトレールが徐々にオープンされてきました。それで近所にある涸れたダムの周りをぐるりと囲み込む感じのトレールにハイキングに行ってきました。主人と私は歩き。息子ちゃんは自慢の自転車。今の時期だとちょうどワイルドフラワーやらポピーなんかが咲いててきれいです。なにより乾燥地帯のグレー紫の景色をバックグラウンドに鮮やかな色の花が咲いているのは独特なもんがあります。

今の時期はヤッカの花が咲く時期でもあって、乾いた川底に点々とクリーム色のお神楽のようなものが。花が鈴なりのヤッカなのです。

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あんまり今まで注意をしてみたことなかったけど、生え始めのヤッカの花の茎(というのか?)はアスパラガスのようです。

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これが伸びると先の方から枝分かれしてつぼみのたくさんついた小枝(?)がさらに伸びてきて。。。これはちょっとブドウを食べ終わった後の茎だけが残った状態に似ている。

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そして花が咲くと、これが鈴なりになる、という塩梅のようですね。

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確かヤッカはシャンプーや洗剤になったり、籠や草履の繊維になったり、燃料になったり、といろいろ使い道がたくさんある植物だったと思う。ずぅっと前にナバホインディアンの取材をしたときに教えてもらったような。

今の時期にハイキング行くとこうやってヤッカの花が咲くサイクルを自分の目で見ることができるんだなぁ、と感慨にふける。今だから感慨にふける。なんでかって言うと、普段、いつでもハイキング行けますよ、という状況だと、エクササイズとしてのハイキングになっちゃって、こう、外に出て、季節を味わう、というか、そういうことにあんまり重点を置いていなかったと思うから。いつもあるもの、できることができなくなって初めてありがたさがわかる、というの。とても月並みなこと言っちゃてるよ、と思うけど、今だからこそ照れずにそんな月並みなこと言えるかな、と思う。

そういいつつ、頭の片隅にはNoteの記事をそれらしく恰好つけて書きたい自分がいるのも気配を感じてて、その部分のわたしは、な~にを白々しいことを、と結構冷ややかに眺めているのだ。

家の周りの道を散歩していても、マスクをしていない人が増えたし、昼間に通る車の交通量も増えてきている。気温が暖かくなって、みんな外に出たいし、それよりソーシャライズしたいよね、と多くの人が感じてるのを、私も感じる。友達に会いたいし、ビーチにも行きたいし、目的もなくショーウインドウを冷かしてブラブラ見て回りたい。仕事場にも戻れる日を首を長くして待ってるけど、当面はテレワークの許可を更新した。ウィンドウショッピングで思ったことを言えば、この COVID騒動のおかげで破産するお店が相次いでいる。やっとCOVIDが終わって大手を振って外を歩ける、ってなった時、シャッターの閉まったお店ばっかりになっていたら悲しいわ。

今の状況をNew normalと呼ぶ人が多い。そしてこのCOVID騒動が終わった後も、COVIDがもたらした私たちの生活様式へのインパクトは大きい、と。例えばインフルエンザや風邪の季節にマスクをするのが普通になる、とか、レストランのテーブルとテーブルの間隔が広く設置されるとか。コンサートとかスポーツイベントとかどうなるの?って感じだけど。外出自粛令が出てすぐのころは、早く以前の生活に戻りたいですね、なんてコメントが多かったと思う。それが今ではこれがNew normalで、これからどうやってこの状況で暮らしていくか、みたいな、考え方に変わってきてると思う。どうなんだろう。

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