起死回生の新生SPYAIR 〜『繋げ』『飛べ』の1年を辿る〜
『オレンジ』という楽曲をご存知だろうか。
「SMAPのオレンジ」の方が有名で一般的だし、「え?米津?あ、Lemonじゃなくて?」と聞き返す人もいるのかもしれない。同じ柑橘類ではあるけれど、決してLemonではない。Lemonも好きだけど。
『オレンジ』は今話題沸騰中の映画、『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』の主題歌である。私の大好きなバンドが映画のために書き下ろした名曲だ。
予告映像でイントロから聴けるのでまずは聴いてみてほしい。「あれ?聴いたことあるかも?」という人も中にはいるかもしれない。
この『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』、公開50日をすぎ、興行収入100億に迫っているらしい。すごい人気だ。私はどちらかといえばハイキューを最近知ったタイプの人間で、「ハイチュウ」とか「ピカチュウ」と同じイントネーションで発音していたほどには初心者である。歴は浅いけどハイキューは大好きで、漫画を読んでは心が震え…グワァーっと何か得体のしれない感覚で鳥肌が立つという体験を幾度となくしている。映画も2回見たし、2回とも泣いた。観てない人は観よう。
主題歌『オレンジ』も驚くほどにエモいい曲で、ハイキューファンからも絶賛されている。この映画にまさに “どん ぴしゃり” な歌詞と心震える音楽がたくさんの人を魅了し、週間ストリーミングランキングでは最高7位、8週連続登場という快挙を成し遂げている。でも、ここでは『オレンジ』の良さを語りたい気持ちはぐっと抑える…。
なぜならば、今回はそんな素敵な楽曲を生み出したバンドの【起死回生】とも言える1年に光を当てたいからだ。あくまで個人的な備忘録としてのnote。ただ、最近彼らを知って興味を持った方にも、彼らが歩みを止めずに一歩ずつ進んできたこの1年を、ほんの少しでも共有できたらいいなという気持ちも込めて書いた。あわよくば、追体験ができるものになっていたら嬉しい。
では、そろそろ本題。
ボーカルを失ったバンドと
バンドを失ったボーカルが
奇跡的に出会い起死回生した“SPYAIR”
彼らの歩んだ1年を振り返ってみたい。
※超がつくほどには長文なので、いい感じに目次で飛ばし読みしてください…(タップすると飛べます🐦⬛⁾⁾
0. “新生”SPYAIRになる前の話
SPYAIRって?
読み方は【スパイエアー】、2005年にオリジナルメンバーで結成された名古屋発のバンドだ。名前の由来についても触れておこう。
2005年の結成以降、野外ライブに拘りを持った活動を行い、2010年にメジャーデビュー。2012年12月には初の日本武道館ワンマンライブを成功させ、2015年からは彼らの原点とも言える”野外LIVE”を山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催。この一万人以上を動員する単独野外ライブ「JUST LIKE THIS」(通称JLT)はSPYAIRファンにとっては夏の風物詩であり、年一回のお祭りとなっている。そして2018年には初のワールドツアー(世界23都市)を開催するまでになり、国内外で人気を博すバンドに。有名アニメ(銀魂/ハイキュー/BLEACH/ガンダムAGE)やドラマなどとのタイアップ曲もこれまで数多くリリースしてきた。
ボーカル脱退による活動休止
二年前の2022年3月末、オリジナルメンバーでボーカルを担当していたIKE(イケ)さんが持病悪化のため脱退し、SPYAIRは活動を休止した。
当時、歴浅ファンの私ですら、脱退のお知らせに
「えっ……………………(茫然)」
と言葉を失ってしまったのだから、本丸ファンの方々の衝撃、悲しみは計り知れなかった。言うまでもなく、開催が決まっていた「JUST LIKE THIS 2022」も中止になった。
My SPYAIR(通称マイスパ)というファン参加型サイトでも多くの悲しみ、戸惑い、不安といったコメントが多く寄せられていた。それだけ、SPYAIRの顔とも言えるIKEさんの存在は大きかった。とてつもない喪失感と、何ができるわけでもなく、ただ見守ることしか出来ないもどかしさが多くのファンの中には募っていたように思う。
残った3人の決断
残ったメンバーはバンドを続けることを選択した。
MOMIKENさん、KENTAさん、UZさんの当時のコメントは今読んでも切ない気持ちになる。
IKEさん脱退から4ヶ月後の8月には『スパイエアー、ボーカル探してます。』というシンプルで直球すぎる名前のYouTubeチャンネルを開設。新ボーカル探しを始めたことを公に伝え、ボーカルが決まっていない中、腹を括るために野外ライブ「JUST LIKE THIS 2023」の開催のために富士急の会場を押さえた。
※詳細はこちらをどうぞ↓
(御三方のなんとも言えない表情がね…)
退路を断った彼らは、11月にはボーカルオーディション『君がSPYAIRだ!〜Hey Hey 応えて 誰かいませんか〜』のエントリーをスタートさせた。課題曲は彼らの代表曲「サムライハート(Some Like It Hot!!)」、そして約1000人を超える応募があったという。
IKEさん脱退から新ボーカルオーディション開催まではこちらの記事に詳細があるので、興味のある方はこちらを↓
(今読んでも胸がギュッッとなるし、3人の写真がまた切ない)
1. “新生”SPYAIRが生まれた日
新ボーカル『YOSUKE』爆誕
一年前の2023年4月13日。
ついにSPYAIRの新ボーカルが発表された。
福岡県出身の24歳、名前はYOSUKE!!!
アー写を見た時は
(IKEさんとは全然雰囲気が違ってなんかハード系…!?)
と思っていたのだが、後にいい意味で裏切られることになる。謎に治安が悪そうな仕様になっているが、普段の彼らはそれとは無縁の世界に住んでいる(と思う)。しっかりと信号機が機能する穏やかで平和な世界。彼ら自身が突如信号機になった有名な話もあるが、それはまたの機会に。
メンバー全員が真面目で真摯で誠実な、曲だけではなく、人柄で箱推しができる、ファンであることを誇りに思えるバンドだ。
発表当日、新ボーカルのYOSUKEさんのインスタにはこんなことが書かれていた。
すごく真面目だ…
状況が状況なので「これからよろしくゥ!!」みたいなウェイ系なノリはさすがにしないとは思うが、この文面から丁寧に言葉を紡ぐ彼の誠実さが伝わってきた。純粋にいいなぁと思った。
さて、新ボーカルは発表されたはいいものの、「福岡県出身の24歳、名前はYOSUKE」という情報しかない。3人とは年齢が一回りくらい違うので、一体どんな雰囲気になるんだ…?という疑問と、YOSUKEさんがどんなお声、どんなパフォーマンスをされるのか?という疑問が浮かんでいた。
YOSUKEさんは以前からバンド活動をしていた人で、2017年に結成したバンド「20/Around」が2022年に解散となり、その後はソロ活動をしていたそうだ。
そのため、過去の活動をインスタやYouTubeで拝見することができたのでお声は聴けたものの、じゃあ実際にSPYAIRの楽曲を歌ったときってどんな感じ?というのがまだ私にはイメージが付かなかった。
2. “新生”SPYAIR始動!〜リリースの嵐🌀〜
第一弾は『サムライハート』!
早く…早く…SPYAIR vocal YOSUKEのお声を聴かせておくれ…と期待と少しの不安を抱きながら過ごす2ヶ月弱はとても長かった。そして、SPYAIR結成18年を迎えた2023年6月9日、新生SPYAIRとしての初の音源がついにリリースされた。
SPYAIRの代表曲、サムライハートのNew Versionである。
最初は音源のみデジタルリリース、その次にMV公開という流れ。YOSUKEさんの歌声に加え、動くYOSUKEさんを見た感想は、「声が若くて新鮮」「それにしてもよく動く人」「正直、この一曲だけではまだ分からないなぁ」という感じだったと思う。
ちなみにサムライハートのMVはYOSUKEさんのオーディション風景も入っていて、そのドキュメンタリー感がとてもエモいのでぜひ見てほしい。オーディションでのバケハ事件も記憶に新しいが、潔く割愛する。
第二弾は『My World』~YOSUKE節を感じられる曲~
サムライハートMV公開の翌週6/23には『My World』NewVersionの音源&MV同時リリース、という怒涛の供給。
聴いてみると「まさに………!!!!!!!」という感じである。
YOSUKEさんの魅力が溢れている…
個人的には、Bメロ?の太字の部分がぐっと来た…
めちゃくちゃ切なそうに歌うやん…最高やん…
My Worldの歌詞はちょうど新生SPYAIRとYOSUKEさんの置かれた状況とリンクしていて、これまたグッとくる。
迷いながらも『光は進む先にある 』と信じてSPYAIRは一歩ずつ前進していく。
第三弾は新曲『RE-BIRTH』~SPYAIRらしさと新しさ~
リリースされたのは既存曲だけではない。
7/7七夕には約2年振りとなる新曲『RE-BIRTH』をリリース。翌週7/15にはMV公開。この楽曲は【JUST LIKE THIS 2023】のテーマソングとして書き下ろされた曲であり、YOSUKEさんが作詞・作曲に参加したものだ。まず、イントロとAメロのGAPがスゴイ。デスボからファルセットという流れや英語の歌詞というYOSUKEさんならではの表現の幅も感じられる一曲だ。SPYAIRとYOSUKEさんが歩んできた風景を思い描ける歌詞も、切なくも再起にふさわしい。SPYAIRが失くなっていたら生まれていない曲だ。
これはライブでシンガロングするパートだ。
「もう一度、あなたの光になるよ」
完全に涙腺崩壊案件。
これからもSPYAIRは光で在り続けてくれるのだ。
いよいよ【JUST LIKE THIS 2023】も1ヶ月後に迫るというタイミングで、これまた濃密(?)で読み応えしかないインタビュー記事が公開された。
YOSUKEさんがオーディションに応募したきっかけ、新ボーカルが決まるまでのメンバーそれぞれのリアルな心境、YOSUKEさんが選ばれた理由、『RE-BIRTH』の制作秘話(?)やJUST LIKE THISに向けてのお気持ちなどが盛りだくさんで語られているので、是非一読をおすすめしたい。UZさんからYOSUKEさんへの告白シーン(!??)も必見である。
いずれにせよ、YOSUKEさんのお披露目を目前にして彼ら自身もファンも「どう転ぶか分からない」、そんな期待と不安が入り交じった空気感が漂っていた。
3. JUST LIKE THIS 2023🗻〜再出発の日〜
そしてJUST LIKE THIS 2023がついに幕を開ける。
これについては、最高のライブレポがある。当日、行けなかった人もこのライブレポがあれば参戦したも同然だ、なんて大口をたたけるくらい素敵なレポ。読まないと損。
ナタリーさんのライブレポも必見。
当日のダイジェスト映像↓
堂々としたパフォーマンスの裏にあるもの
実はJLTの前月(7月)にファン限定ライブを2回やっている。
つまり、この大舞台が新生SPYAIRとして
「3回目のライブ」
である……(!?!?!?)
YOSUKEさんが加入して4ヶ月しか経っていない。
しかし、そんなことを感じさせない、YOSUKEさんの堂々としたパフォーマンス。
YOSUKEさんは加入前SPYAIRのファンだったわけではなく、SPYAIRの曲も一曲くらいしか知らなかったそうだ。この短期間で20近くの曲を0から覚え、身体に染み込ませ、その上でライブパフォーマンスを考え、この場に臨んでいた。脱帽だ。プロなんだから当たり前、といった声もあったかもしれないけれど、SPYAIRのボーカルとして、繋ぐものと自分の風を吹き込むものと、この取捨選択は正解もないし、とても難しいものだったと思う。新しい役割に覚悟を持って真摯に向き合いやりきる姿勢に私自身心が打たれた。
今できる最大出力のパフォーマンスを届け続ける
もちろん、彼らは現状に満足なんてしていない。歩みを止めず進み続け、目の前に立ちはだかる様々な【壁】を1つずつ地道に乗り越えていく。そして最高到達点を更新し続ける。そんな伸びしろしかない新生SPYAIRが、これからどんな進化を見せてくれるのか、そんな彼らと一緒にどんな景色を見れるのか純粋に楽しみに思えた。それがSPYAIRを推す醍醐味の一つでもある。
そして、動画を見たらお分かりいただけると思うが、なにより楽器隊のMOMIKENさん、KENTAさん、UZさんの3人も本当に本当に楽しそうで、笑顔があちらこちらに溢れていた。ファンとして、推しの笑顔が見れることはなにより嬉しい。
あぁ、ほんとうにSPYAIRが失くならなくてよかった…
YOSUKEさんが入ってくれて本当によかった…
と映像を見るたびに、曲を聴くたびに思うのはきっと私だけではない。
ちなみに…すでにお気づきかと思うが、YOSUKEさんは全くイカツイ人ではない。あのアー写の面影はいずこ?と思うくらい、むしろキュートで、人懐っこくて、みんなに愛されるそんなキャラだ。楽器隊のお兄さん3人もまるで保護者かのような温かい眼差しで彼を見守っていたのが懐かしい。でも今は、保護される対象というより、対等なメンバーとして存在感を発揮しているように見える。
後日、JLT2023のライブ音源がリリースされ、今ではいつでもどこでも楽しむことができる。ライブならではの音源はYOSUKEさんのアレンジも効いてて控えめに言って最高である。個人的には11曲目の『INSIDE OF ME』以降が、彼の本領がより発揮されていて鬼リピ案件。めちゃくちゃカッコイイ。
4. 『繋げ』の2023年『飛べ』の2024年
YOSUKEさん加入後のイベントを挙げてみた。
(見づらくて申し訳ない)
ざっくりまとめると、2023年年末までは既存曲のNewVerやMVのリリース、フェスへの出演(韓国でも!)、急遽決まった東名阪ツアー等、【SPYAIR】としての活動を一つひとつ着実に重ね、繋いできた。2024年に入ってからは、ハイキュー映画の主題歌『オレンジ』が大ヒットという、まさに
『繋げ』の2023年、『飛べ』の2024年
である。
現在、オレンジツアー真っ最中。そして5月以降も国内外のイベント出演が予定されている。ここには書ききれていないが、1月末から怒涛のメディア出演もあった(雑誌,ラジオ)。ラジオはSPYAIRの広報担当(?)のYOSUKEさん&KENTAさんコンビで出演。出演番組は数え切れないほどで、途中から追いきれなくなってしまった。テレビ出演も十何年ぶり?だったらしい。
情緒ジェットコースターとオレンジ大収穫祭
ハイキュー映画の主題歌『オレンジ』の告知があった時は本当に嬉しかったのを覚えている。初めは予告映像に流れるサビ部分を聴いて鳥肌が立ち、ラジオで初めてフルサイズが流れると聞いて、お風呂で聴いて鳥肌が立ち…ちょっとのぼせたのもいい思い出。まだ音源が出ていないからradikoで何回も聴いてまた何回も鳥肌が立つ。もう私は鳥になったかもしれないと思いつつリリースを今か今かと待っていたら、そこになんと『THE FIRST TAKE』出演というサプライズがいきなり投下され、見事負傷。これはオレンジ🍊来るか…!?!?と思って待っていれば、「現状ディストラクション」で(そっちかーーーーい!)と一人でツッコミを入れ。2週連続でFIRST TAKE来るか!?とワクワクして待っていたら、そんなことはなく。まぁそうだよね、一回出ただけでもすごいよ!と自分を納得させていたらまさかの「2週間後」の『オレンジ』!!!!!!!!
うぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉ…!!???!
情緒がジェットコースターとはまさにこのこと。
怪我を負った情緒不安定な鳥がここに爆誕した。
こんな感じで(?)2月の『オレンジ』出荷以降はSPYAIRファームさんからの供給が過多だったため、これまでとのギャップに情緒が安定しない人や動悸がする人、息ができない人などが散見された。(これは嬉しい悲鳴)
Xのタイムラインも毎日賑やかで、、、まさに
🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊
SPYAIRの【ごほうびタイムだァァァァ!!!!】
🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊🍊
とあちこちで歓喜の声が聴こえていた。幸せだよ。最高だよ。
ハイキュー!!に救われたSPYAIR
MV公開後2ヶ月で再生回数900万を超えた『オレンジ』。1000万超えもすぐそこだ。
すでに新生SPYAIRの代表曲、YOSUKEさんの代表曲になっていると思う。烏野のごとく、高く飛び立つSPYAIRを目の当たりにできたのも、行く末が見えないSPYAIRに映画の主題歌という大役を任せてくださったハイキュー!!制作陣のみなさまのおかげだ。本当に本当にありがとうございます。
ベストタイミングでこんな記事が出ました。
ハイキュー‼はまさに救世主…なんです。あぁメシア。
SPYAIR広報担当YOSUKEさん&KENTAさんの対談記事も。
『オレンジ』を掲げて飛び立ったSPYAIRはどこまで高く羽ばたいていくのだろう。
5. SPYAIRらしさ
“新生”SPYAIRになって、SPYAIRが“失くしたもの”はあるのだろうか。
IKEさん脱退により、SPYAIRから離れたファンもたくさんいただろう。そういう意味では“失くしたもの”はある。
ただ、インタビュー記事にもあった通り、
SPYAIRの楽曲制作は
UZさんが曲を作り、MOMIKENさんが歌詞を書く
というスタイル。
それは『オレンジ』も同様だ。
SPYAIRらしさの核の部分は変わっていないし、それはきっとこれからも失くならない。
そんな神がかった作詞を手掛けるMOMIKENさんのインタビュー記事でも「SPYAIRらしさ」が伝わってくる。
“SPYAIRの軸はずっと変わらずポジティブマインドなんだと思う”
MVのコメント欄を見ていても、Xのポストでも、
「ちょっと離れてたけど、やっぱりSPYAIR最高じゃん!」
とオレンジを聴いた人たちの声をたくさん見るようになった。ファンとして本当に喜ばしいことだ。
それ以上に、メンバー自身が「SPYAIRを続けると選択してよかった」と思えることがなにより嬉しい。
友達付き合いのような距離感でいい
もちろん、自分とは合わないなという人もいるだろう。
そういう価値観や気持ちも彼らはまるっと受け入れてくれる。そして、
「また気が向いたら遊びに来てよ」
と気軽に声をかけてくれるのだ。
惚れた…
いま、会いにゆきます…(それはやめとけ)
かくいう私も、これだけの長文を書いておきながら、まだSPYAIRのライブに参戦できていない身だ…。子どもが小さいため、どうしても物理的な制限があり、お留守番組にならざるを得ない。ライブに行けないと、どうしても蚊帳の外感を感じてしまう時はある。それは仕方ない。
でも、MOMIKENさんの「音楽なんだから気楽に付き合おう」というメッセージがあるから、「私のほどよい距離感」で彼らを応援できる。ライブがあった日はX監視員になり、彼らや参戦したファンのみなさんのポストをいいねしまくるbotと化す。円盤が出ればファンのお友達と鑑賞会をしてみたり。ライブに行けずともそんな距離感をメンバーもSPYAIRファンも受け入れてくれる温かい優しい世界がそこにはある。もし熱狂的なファンばかりだったら、もしライブに来てこそファンと言える、そんな風潮を感じるようなことがあったなら、応援し続けられていないかもしれない。
SPYAIRメンバーだけでなく、SPYAIRのファンのみなさんも優しい方ばかりというのも、私が応援し続けられる大きな理由の1つになっている。
もう少し身軽になったら、生音を必ず聴きに行く。絶対にだ。
SPYAIRの“ライブ”を全身で楽しむ日を夢見て、
今日も全力で目の前のことに向き合うのだ。
おわりに
彼らの1年を辿ってきたが、思った以上に長旅になってしまった。本当にいろんなことがあって、可能なら一つ一つ取り上げて書きたかったが(度重なる健康問題、ハイキューポロリ事件等々)、それでは終わりなき旅から帰ってこられない恐れがあったため、ある程度端折って書かせていただいた。
ここでは書けなかったけれど、IKEさんがいたSPYAIRも、言わずもがな最高で、何回もDVDを見たし、DVDのライブ音源をわざわざスマホに落として何回も聴くくらいには大好きで。シチューを作っているときに曲を聴いて爆上がりしていたら、鍋も沸騰して吹きこぼれまくるくらいには大好きで(普通に危ないから火を止めろ)。つまりはどっちも最高なのだ。
SPYAIRが今後どんな進化を見せるのか、未来が楽しみすぎるバンドなので、ほんの少しでも「SPYAIRいいかも…!?」と思ってくださった方がいたら、是非ライブに遊びに行ってみてほしい。
そして願わくば、ライブレポを何卒…(X監視員からの切実なお願い)
・・・・
あるファンの人が言っていたことがある。
SPYAIRは今日もどこかで
誰かの背中をそっと押している。
・・・・
最後に。
この“春”という色鮮やかな、新しいスタートの季節にふさわしい、私の大好きな曲『BEAUTIFUL DAYS』の歌詞をそっと置いておく。
(辛いとき、悩んでいるときに是非聴いてほしい)
SPYAIRの明日に
そして、みなさんの明日に幸あれ🌸
追伸(?)
癒やされたいときはこちらがおすすめ!
『みんな大好きSPYAIRファミリー』
#SPYAIRの“なう”(随時更新)
快進撃を続ける彼等の軌跡を少しでも記憶に留めておきたいという気持ちはあるものの、脳みそのメモリが少ないせいか、砂時計のようにサラサラとこぼれ落ちていってしまう。脳みそはあてにならないため、このパートに随時個人的なメモを残していきたいと思う。たまに覗いていただけたら、彼等の「なう」が分かるかもしれない。(もしかして“なう”って死語ですか…😇?)
4月のハイライト
🍊0419 ストリーミングでも一味違う「オレンジ」
BillboardがSPYAIRに関するコラムを公開。
SPYAIRの「オレンジ」が国内外でヒットする可能性について語られている。
個人的な解釈としては
・「オレンジ」はストリーミングで人気あるし、新規リスナーを獲得してるから、ロングヒットするかもね
・国内だけじゃなくて、これからゴミ捨て場の決戦が世界でも上映されるから、海外でも人気になるかもよ!?
世界で羽ばたくこれからのSPYAIRに注目だぜ!
です🍊
🍊0420 オレンジツアー@名古屋
刮目せよ!!!
これがSPYAIRの恋人繋ぎだァァァァ!!!
(歴史的瞬間)
🍊0422 オレンジMV1000万回再生突破!!
🍊0430 東京ドームでオレンジ流れる🍊
ハイキュー!!×ジャイアンツコラボ。
始球式では「オレンジ」をBGMに研磨役の梶さんが登板!ドームで「オレンジ」が流れるという感動はひとしお。YOSUKEさんもドームで聴いていたそう…!胸熱ッッッッッ
5月のハイライト
🏐0501 ㊗️ハイキュー映画100億突破(公開75日)
いやー本当におめでたい!!!
ゴ決は“100億の試合”ですよ!
SPYAIRは“100億のバンド”ですよ!
嬉しいですね…こんなにたくさんの人に「オレンジ」を聴いてもらえて…
新宿で流れていた屋外広告も動画になって公開…✨
エモすぎる。
🍊0502 「オレンジ」アニメコラボMV公開
え?2日連続でエモ動画公開されたって?
なんでこんなに泣かせにきてるん?
涙腺ディストラクション案件です。
何回見ても鳥肌が立つ。
とうとうこの現象に名前を付けた。
聴いてください……
『鳥、それは私』(カァーーー🐦⬛)
🍊0503 ZIP!でSPYAIR特集
ZIP!にSPYAIRが出演✨解散の危機から再ブレイクまでのお話とオレンジの紹介を、メンバーインタビューを添えて…
ここでなんとなく推しのカラーも把握…!(๑•̀ㅂ•́)و✧
YOSUKEさん❤🩷
MOMIさん💜
KENTAさん💚
UZさん💙🩵
いろいろ捗るぞ…
🍊0504 地上波初!『ダンゴムシ専門 YOSUKE』MUSIC FAIR降臨!
なんと、5/4にはMUSIC FAIRに出演ッッッッッ!!!
推しの供給がとどまるところを知らない…
トークコーナーは「幼い頃」がテーマ。SPYAIRのターンではなんと、ダンゴムシを収集するほっぺぷにぷにYOSUKEさんのお写真が!!!!
仲間由紀恵さんに、ダンゴムシ以外の虫は取っていたのかについて聞かれると、「ダンゴムシ専門でやらせてもらってます」と堂々の宣言!お茶の間をも賑わせるYOSUKEさんのユーモアセンスにも脱帽ッッッ\(^o^)/
SPYAIRは最高だ…
🍊0505 オレンジツアーファイナル@六本木
とうとう、オレンジツアーもファイナルを迎えた。
最後の集合写真の掛け声は
🎤「ダンゴム」
🧑🤝🧑「シー!!!」
だったそうだ…!!!
アツいッッッッッ(何が?)
ファイナル当日の朝には【だんごむしYOSUKE】が爆誕していた(どういうこと??)
ついにオレンジツアーも完走です!!!
本当におめでとうございます🍊🍊🍊🍊✨
ちなみにセトリはこちらだそうです↓
ナタリーさんのライブレポートも公開されましたッッッ!
(2024/05/06)
🍊0508 オレンジをまた一段掘り下げた素敵記事が公開されました✨
🍊0511 日本テレビ『with MUSIC』出演
2時間スペシャルにSPYAIRが出演!
テレビを持ち合わせていないワタシもTVerでリアタイできました( ɵ̷̥̥᷄﹏ɵ̷̥̥᷅ )嬉しい…
アニソン界のレジェンドバンドとしてSPYAIRが紹介されてこれまた嬉しい限り…
YOSUKEさんのお声がリアルに『口から音源』状態で…
いや、むしろ音源以上でございました…すごい。どこまで進化していくんだ。。。最後の「きっとーーーーー」が音源より長くてとても良きでした…(耳が幸せすぎ)
ツアーで磨かれまくってツヤツヤになった(?)
SPYAIR産「オレンジ🍊」がお茶の間にしっかり届けられました…
みんな美味しく食い散らかしたよなァァァァッッッッッ!?!?
(๑´ސު`) 🍊( ˘ω₍˘ )ムシャムシャ
X界隈で「プリクラ」と言われた素敵なフォトも🧡
🏐0515〜海外でハイキュー!!が順次上映開始
🍊0517〜26アジアツアー🍊台北/上海/ソウル
台湾からアジアオレンジツアーがスタートしました!
盛り上がったようで、海外にもたくさんのファンがいるということはとても心強いですね。これぞワールドワイドバンドだッッッッッ🌏✨
前日には人生初ドリアンに悶絶するメンバーが…🤣
KENTAさんもドリアンにやられていたそうですが、果たして、ゆじさんはお召し上がりになったのでしょうか…?| ᐕ)⁾⁾
5/19 上海🍊
5/25.26 ソウル🍊
これでオレンジツアー国内外全日程完走です!!!
おめでとうございます🍊✨
0516 ネーションズリーグ×ハイキュー!!コラボスタート🏐
テーマソングはもちろん「オレンジ」!!!🍊🍊🍊
こんなに日の目を見るなんて
SPYAIRは本当に御縁に恵まれてるなぁ…
🇯🇵バレーも応援📣📣📣✨
0527 B-PASS7月号📖SPYAIRインタビュー掲載🍊
0528 「オレンジ」ストリーミングでゴールド認定🥇
なんと約2ヶ月半で5000万回再生超え🎵✨🎼✨
オレンジがたくさんの人に愛されていて嬉しいですね🍊
怒涛の5月もおしまい🍊✨
6月のハイライト
『Just Like This 2024』開催決定!! 9/29@日比谷野音
来ましたよ!!ようやくこのお知らせが!!!
ファンクラブサイトで抽選先行予約スタートしてます!
🎸AIR-GATE会員先行
受付期間:2024/5/5 (祝・日) 19:00~5/13 (月) 23:59
GOODS付きもいいなー‧˚₊*̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥
ライブ
対バン🎸
📍6/16 18:00〜 Zepp Shinjuku(東京)
『ASH DA HERO presents "GACHINKO" TOUR 2024』
フェス🥁
📍6/29 ぴあアリーナMM(神奈川)
『FLOW THE FESTIVAL 2024』
📍7/20(土) テレビ朝日主催音楽フェス
『The MusiQuest 2024』
📍7/21(日) 大阪・舞洲スポーツアイランド
『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024』
📍8/12(月・振休) 千葉市蘇我スポーツ公園
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』
単独野外ライブ🎤
📍9/29 17:00 東京 日比谷野外音楽堂
『Just Like This 2024』