ポジティブ、ネガティブの両方を感じられていますか?
あなたは自分の感情を、毎日、ちゃんと感じられていますか?
そう言われて「当然じゃないか」と思う人もいるかもしれません。
では、あなたが感じている感情は、何種類ぐらいでしょうか?
ポジティブ、ネガティブ、両方の感情を
どのぐらいの割合で感じられていますか?
もし、感情を自由にイキイキと感じられているとしたら
ポジティブな感情も、
ネガティブな感情も
どれも同じぐらいの彩度で感じられています。
なので、なんとなくどんよりしている、
なんとなくずっと憂鬱、
あんまり楽しいことはない、
という状態は、実はあんまり感情を感じられていない状態です。
怒りだけ、悲しみだけを感じなくすることは出来ない
感情は、どれか特定のものだけを感じにくくしたり、
排除することは出来ません。
「あんまり怒るってことがないんです」
「嫉妬ってわからない」
なんて言いたくなったら
それは感情が全体的に麻痺している可能性が高いです。
感情を取り戻す過程で、
怒りへの麻痺が解けてきて
以前に比べて怒りっぽくなったりすることもあります。
誰かに嫉妬して苦しくなることもあるでしょう。
なんでそんな苦しい感情なんか、感じる必要があるの?
「なんでわざわざ苦しくなるかもって分かってるのに、感情を感じる必要があるの?」と思う人もいるかもしれません。
私は最初から、「嫌だなぁ」とは思っても
感情全部を感じやすくなることに対しては
あんまり抵抗がなかったというか、
「なんの必要があるの?」とは思わなかったです。
辛い、苦しい、あれはインチキだ、
悲しい、憤りを感じる、寂しい。
そういう感情に浸りやすいタイプだったので
『楽しい感情も、もっと感じたい!!!』というのが先立ったのかもしれません。
感情は、無尽蔵のエネルギー
感情は、生きている限り枯渇することのない、
無尽蔵のエネルギーです。
押さえ込んで、麻痺させて感じないようにしていた感情を
感じられるようになると、
その分だけ体力、魅力、気力が戻ってくるのです。
私自身、長年父とは関係が悪いものでした。
和解するまでは、父は意地悪で、根性悪で、
他の家族を痛めつけるただ酷い人、としか思えていませんでした。
電話に出れば罵倒され、
いまだにお金のことで家族を脅すようなマネをする。
なんて酷いやつなんだ!と。
そんな父と和解するに至れたのは
私の父への感情を紐解き、消化することが出来たからでした。
そのためには、大嫌いだと思っていた父のことを
実はとっても大好きだった、という感情を
リアルに感じる必要がありました。
それまでは、本当に疲れやすくて
何も予定がない日は昼近くまで起き上がれない状態でした。
週に3回、しかもそれぞれ半日程度の仕事でしたが
そんな状態。
父との和解が起きてからは、
ちゃんと朝から起きられるし、
毎日の疲れ方が全然違う!
それに開店休業状態だったサロンに、お客さんが来てくれるようにもなりました。
感情を感じると、"あなたらしさ"や才能が戻ってくる
人は本来、感情豊かな生き物です。
思いやりや労り、共感を伝え合うことで
群れを作って生き延びてきました。
子供の時に辛すぎることがあると、
『感情は危険だ!』と学習してしまって
いつも明るくするか、
嫌だけどなんとなく想像がつく範囲の嫌な気持ちに浸ることで
本当の感情を感じないようにします。
感情を感じないようにすることに
すごく集中力とエネルギーを割いているので
らしさや才能を育てて発揮するどころではありません。
今、ある程度活躍していたり
社会的に成功しているとしても
感情を自由に感じられていないとしたら。
今の状態は、本来のあなたのスケールよりも小さい成功かもしれないのです。
感じるようになるために
感情を自由に生き生きと感じられるようになるために、
感情の仕組み、
麻痺させる弊害、
麻痺のさせ方、
自分のパターンを知ることは有効です。
それと同時に、固める反射の統合ワークを受けて
身体の方からも麻痺をとくアプローチを並行することが
とっっても有効です。