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体外受精 採卵と採精

約3週間、ホルモン注射を続けて、
複数回の超音波検査と血液検査を経て、採卵の日が決まりました。
採卵の日は2日前に指示されます。
トリガーショットとなるOvidrelとLupronを指定の時間に打つように、
そして、それまで飲んでいたサプリも
CoQ10、Omega 3、ビタミンCは服用中止との指示が来ました。

ここで意外と難しかったのが、”採精”です。
採卵の日に、クリニックで行うのですが、
元気な精子は2~5日以内のフレッシュさがいいと言われているので、
さて、いつが採卵の日と見て調整していくのか…
私のように、なかなか採卵の日が決まらないと難しく、
男性にとってもちょっとした負担なのかな、と思います。
夫は「女性のやっていることに比べたらぜんぜん」と言ってくれますが、
何分、女性にはわからない部分なのでヤキモキしました。

さて、採卵の日。
7:30チェックインだったので、起きてすぐ身支度をします。
夫は、Hibiclensという洗浄力強めの石鹸で体を洗うように、
という指示なので、シャワーを浴びます。
夫は採精があることに加え、
私が麻酔をかけるため、事後クリニックからの送りも必要なので、
必ず付き添ってもらうようにとクリニックから念押しがあります。

クリニックに着くと、いつものように名前を呼ばれ、
奥の手術室の方へ連れて行かれます。
膀胱は空にしておくように、とのことで最後のお手洗いを済ませ、
病院のガウンに着替え、頭にはシャワーキャップのような帽子を被ります。また、靴下も支給されたものに履き替えます。
ガウンは、よくアメリカのドラマで見るあれだ!と思いましたが、
紐のついている方を前に着るべきか?後ろに着るべきか?
しばらく悩んでしまいました。(正解は紐が後ろ)
着替えが終わったら、アレルギー等に関する問診票の記入、また、
手術後の手順書確認と共に、麻酔後24時間以内に成人が面倒を見ます、
という書類にサインをします。

すると、麻酔のドクターがやってきました。
アジア系の方でなんとなく落ち着きます。
(ここまでナースやドクターは西洋系の方、インド系の方でした)
手の甲に太めの点滴針が刺され、これが結構痛かったです…。
なんでまた手の甲に刺すのか…と思いましたが、
そうこうしていると手術をするドクターがきて
トリガーショットを打ったのは何時?と確認がありました。

書類の記入も終わり、点滴の準備が調うと、
ナースが手術室へエスコートしてくれます。
おそらく採取した卵子を入れるであろう装置に
自分の名前とパートナーの名前に間違いがないか確認をします。
そしていよいよ手術台に。
位置を調整した後、足をグッと縛られます。
これにはちょっとびっくりしましたが、
ほぼ同時に麻酔をかけられて眠りについてしまいました。

次に目が覚めたのは手術室の前室。
ストレッチャーに横たわった状態です。
まだぼーっとしているのですが、ナースの方に起こされ、
ナースの方もバイタルをチェックして問題なければ、
着替えをして、車椅子に乗せてもらい、車まで送ってもらいます。

直後に痛みはそれほどなかったですが、
不安があったので、処方された痛み止めを飲みました。
これがオピオイド系のかなり強い鎮痛剤で、
アメリカで乱用が問題になっている薬なので、
夫からは飲みすぎないことと、不要になったら捨てること、
というのを厳しく言われました。

あまり痛くないと思っていたものの、
結局薬のおかげで痛みが抑えられていただけだったようで、
5時間後に再び痛み止めを服用。
この日はのんびり(ソファでダラダラ)して過ごしました。

採卵の結果はまた次の記事に書きたいと思います。

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