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女王爆誕~私は言葉サディストだった
ずっとSMには興味が無かった。何故なら私はSでもMでも無いのだと思っていたから。しかしそんな事は無かった。私は思いっきりサディスト、つまりSだったのだ。とりあえず、文章のみだけど。私が発する言葉で、紳士的に現れた社会的地位が極めて高い変態男が真の姿を見せた。
舞台はインスタグラム。彼は新宿の東急歌舞伎町タワーの17階にあるイタリアンレストランの経営者の一人だと名乗った。お店のホームページが見たいと言ったら何故か「食べログ」のページ。調べたら立派なサイトが在るのに、彼が紹介したのは「食べログ」。ここら辺から怪しさが漂っていた。
彼は見かけは日本人。13歳の時に渡米した49歳。だから日本語が極めて下手くそ。私は、彼氏にするなら、日本人で在る以上、国語が出来る人が良い。変な日本語は、こっちまでおかしくなりそうだ。
彼は私のインスタをじっくり見て、繊細な、でも素直で従順な女子だと勘違いをしてしまった。だから、「投資について教えたい」とロマンス詐欺師のような事を言った。彼が貼ったリンクを踏むと、絶対に私には無理、という投資の世界が広がっていた。
この男は人を見る目が全く無いなと思った。私の月収は10万円ほどだが、奴は「月」収1,000万円超え。私は驚いた。何と言う格差。以下、富裕層の男と精神病の貧乏女による言葉の応酬が始まった。上から目線で私に投資について教えてあげると言った。
しかし彼の日本語はあまりにも貧弱で、文法も変で、すぐに喧嘩になる。私は一切の手加減をしなかった。奴もそうだろう。言葉は拙くても、怒りは解る。でもあまりにも、あまりにも言葉にセンスが無く、私は彼に惹かれようもなかった。私は言いたい放題だ。
沢山罵った。言葉をいっぱい使って。そうしたら、奴はいきなり画像を出した。屹立している男性器のものだ。「好きですか?」と書かれていたような。何だこいつは、このディベートで、性的に興奮していたのだった。私の豊かな貶し表現に発情していたのだ。
男は怒ると性的に興奮する。これは良く覚えておかなければならない。女はその場から逃げる事を考える。一緒になって発情するなんて事は絶対に無い。ブロックをした。全部印字して、奴の職場に送ってやるか。しかしそんな無駄な事はしたくない。時間が勿体無い。そんな訳で女は泣き寝入る。
女王様気質は前にも友人達に指摘されていた。グループの女帝だと。今回、意外な才能を発掘したので、今後は「好きな人」と喧嘩して、彼を性的に興奮させてやりたい。