私の辛さなんて「あの人と比べたら、くだらない」と思っていた。
私は何か辛いことが起こったとき、
「もっと大変な境遇にいるあの人の方が、もっと辛いのだから」と、人と辛さを比較して、自分の辛い・悲しい・苦しいという気持ちを軽視する癖がありました(今はだいぶ改善しています)
私ごときがこの程度で辛いと思うなんて、「もっと大変な境遇にいるあの人」に失礼だと思っていたんです。
でも、「感じてしまった」気持ちは自分にとっては変えようもない事実で、それは他人と比較するものではない。
私自身が、私の「感じてしまった」気持ちを無視し続けると、その認められなかった気持ちは消化されずに心の内に残ります。
負の感情は残り続け、何かのタイミングで顔を出します。
そうなるとどこかでうまく進めなくなるのです。
(私は10代で蓋をし続けた感情が20代で顔を出し、20代の人間関係にとても影響しました。改善するのにとても時間がかかりました)
自分の気持ちを無視し続けてる人に、他人の気持ちを受け止めることなんてできない、と今は思います。
多少はできても、どこかで崩れます。
辛さの度合いなんて人と比べるものじゃない。
自分なりに辛い・悲しい・苦しいと感じたなら、その気持ちを抱きしめて味わった方がいい。
しっかり味わって、消化しましょう。
自分の気持ちは自分で食べないと、誰も代わりに食べてはくれないのだから。