フィンランドからの手紙
こんにちわ。初めまして。あるいはお久しぶりです。ここに書き込んでから一年たっていたことに気がつきました。少し、詳しく編集しに来ました。
簡潔に「フィンランドで、音楽教育を学んでいます」と書いておりましたが、詳しく正しく言うと「クラシック声楽レッスンの方法」を学んでいます。研究中でもよいです。音楽教育と言うと、学校教育のような響きも含むので、付け加えることにします。日本では教え方については大して準備なしで教え始めました。今学んでいることは「よりよい、主にクラシック声楽の個人レッスンとはどういうレッスンか?」であり、実習が含まれています。これについては別に書けそうです。ともかく、学校教育研究ではない事だけ付け加えておきます。
クラシック声楽歌手としてはソプラノとして蘇りました。また、いろんな音楽のピアノ弾き歌いをします。よみがえったというのは、文字通りです。歌わなくなるんじゃないだろうかと思っていた私を救ってくれたのがフィンランドです。
今までの人生は日本とフランス、半分づつです。
日本の音楽学部及び大学院で声楽を専攻した後、高校非常勤講師、ピアノ講師を務め、同時にミュージカル、アカペラ中心のルネサンス・バロックアンサンブル等の演奏活動をしていました。古楽を専門的に学びたくなり、旅行で「二度と行かない」と誓ったパリへ留学。職業歌手となり、新しい家族に出会い、フランスの声楽教授国家資格を得て、フランス人や日本人、他の国出身の方々、いろんな年齢の方に歌を教えてきました。
フィンランド航空でパリから日本へ往復するようになったある年、乗り換えのために降りたヘルシンキ・ヴァンター空港で耳にした言語に「なんだろう、この日本語のような言葉?もしかしてこれがフィンランド語?」と興味を持ちました。
2011年の1月、私の前にはWunderbaumという一枚のCDがありました。歌っているのは、Seminaarinmäenmieslaulajatらしいです。読めません。男声アカペラ。調べているうちに「すべて彼らのオリジナル」ということがわかりました。彼らの音楽はすぐ好きになりました。
その年3月、日本の震災ののち、音のない日々が続きました。しばらくぼんやりしていたものの、このグループが4月にヘルシンキ他でライブをすると知り、飛び、5回聞き、メンバーに出会いました。また5月には、パリにあるフィンランド文化会館でKaj Chydeniusと Taru Nymanの演奏を聞けました。(これも招待されることになったエピソードがあります)先に書いた合唱団は男声ですが、この演奏会で、Taruという女性歌手を聞くことができました。仏語翻訳のついたプログラムを見ながら、その声を聞いて、私はぼろぼろ泣きました。
フィンランド語はABCで書かれていますが、全くわかりません。2011年、私はパリでフィンランド語を学び始めました。
そして10年がたちました。
フィンランドの歌を収録したCDも完成し、個別販売中です。CDについての物語は、サイトwww.akiko.fiの日本語ページでお読みいただけます。
書くことは音楽と同じくらい好きです。ここではフィンランドのこと、生きる事、自然のこと等を書いていきたいと思っています。フィンランドでオンライン生活を叩き込まれた今もブログ音痴ですが、よろしくお付き合いくださいませ。
P.S.書き直しが多くなりそうな予感ですが、自分に正直に書いていきたいと思います。2021年8月、書き直し中です。
戸田昭子
www.akiko.fi akiko@akiko.fi
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