コミュニケーションって?①
巷ではよくキャッチボールに例えられるコミュニケーション。
私も同じ例えを使ってみます。
Aさん:「おーい!今から投げるよ~」
Bさん:「…」
AさんはBさんにボールを受け取ってほしくて先に声を掛けました。相手に自分のしたいことを伝える。なかなかいいコミュニケーションの始まりです(笑)
でもBさんからは返事が返ってきません。
なぜでしょう…
1.そもそもAさんの声が聞こえていない
2.Aさんの声は聞こえたが、Bさんは自分に対しての声ではないと思った。(スルーした)
3.気づいて振り向いたが、「受け取りたくない」と思ったから返事をしなかった。
1と2に関しては「声を大きくする」「名前を呼んでみる」など、声掛けの仕方(バーバルコミュニケーション)で改善できます。
では3.気づいて振り向いたが、「受け取りたくない」と思ったから返事をしなかった。
はどうでしょう?
Bさんが「受け取りたくない」と思った原因は何だったのでしょう?
距離としては他人がいても不快に感じない距離(パーソナルスペース)の2メートル程と仮定します。
・ボールが汚なかった(汚れが見えた)
・投げるボールが強そうだから嫌だった(Aさんがすごいマッチョだった)
・Aさんが怖い顔をしていたから嫌だった
・Aさんの服が汚くて、投げてくるボールもなんか汚そうだし嫌だった
…
BさんはAさんの見た目から判断して、この先のコミュニケーションを拒否したようです。
・いつも取れないボールを投げてくるから、今回も嫌だった。
…Aさんの常日頃の行動が原因のようです。
上記であげた理由は一部で、日常の中では様々な理由が原因になると思います。
ただ、コミュニケーションを「始める」段階で、目から入ってきた情報(視覚情報)がその後に影響を与えていることはわかるかと。
コミュニケーションの中に「バーバル」「ノンバーバル」があるというより、
ノンバーバルの先にバーバルがある。
ノンバーバルの上にバーバルが成り立つ。
そんな風に考えています。
言い回しとしては…
ノンバーバルコミュニケーションは準備
バーバルコミュニケーションは本番
ノンバーバルコミュニケーションは土台
バーバルコミュニケーションは建物
ノンバーバルコミュニケーションは基本品質
バーバルコミュニケーションは+αのサービス
ノンバーバルコミュニケーションは本能
バーバルコミュニケーションは進化で得たもの
など
いろんな表現が出来そうです。
基本的に人には
本能によって
ノンバーバルコミュニケーションを理解する力
があるといわれています。
でも、それが弱い。もしくは気にしていないせいで損してる。
自分を守るすべだったはずの本能が機能していない感じ。
情報が多くて、便利な時代だから、なんですよね。
考えることが多い反面、感じる事が少なくなる
でも、面倒なことは機械やAIにお任せしちゃうことも出来るわけです。
だから私たち人間はより本能に任せて、人間らしく生きてもいい
そんな時代。
もしかしてチャンスかも♪
スキルという鎧や武器を手に入れる前に
自分という土台の見直しを!