デザインスクール基礎3ヶ月の振り返り
こんにちは、デザイン勉強中のakikoです。オンラインデザインスクールで学び始めて約3ヶ月が経ちました。先日、3ヶ月の基礎コースが修了しましたので、振り返りをしたいと思います。
基礎コースで制作したもの
3ヶ月の基礎コースで制作したものの内、特に学びが大きかったものをご紹介します。完全未経験レベルの作品です。お恥ずかしいですが、参考になればと、アドバイスなしで作った初稿と添削を受けて修正後、合格をもらった最終版の作品を共有します。
1.<架空>外国人の陶芸教室経営者インタビュー広告
課題内容
A4フリーペーパーに載せる広告の一部デザイン(A4の半分) / illustratorで制作
・顧客:英語と陶芸「ポタリ―トースト@青山」
・対象:英語で外国人と交流したい、外国人の友達が欲しい日本人
・目的:都内主要地下鉄駅配布のフリーペーパー掲載広告
デザインのポイント
・見出しのフォントを明朝体にすることで、経営者の「思いの真っ直ぐさ」が伝わるようにし、信頼できる教室を印象付ける狙い
・本文フォントを丸ゴシックにし、画像の不透明度を下げることで、あたたかみを出し、教室に来てもらいやすい雰囲気にした
感想
初めて、1から素材探しと、レイアウトを考えました。まだまだ未熟なデザインですが、自分で考えて形にできたことはとても嬉しかったです。
一見、修正前後で大きな変化はないように感じますが、要素が散らばるデザインもグリッドを意識して配置すると一気にまとまりが出ることを学びました。「目立たせたい部分を大きくする」、とても単純なように聞こえますが、デザインにメリハリをつけるためにはとても重要なことだと学びました。
2.<架空>アートギャラリーのショップカード
課題内容
最寄り駅からの分りやすいアクセスマップの載った、ギャラリー自体のショップカードがほしい / illustratorで作成
・現代華道の展示・アートグッズの展示販売を行う小さな60㎡程のギャラリー
・アクセスマップはシンプル希望、デザインは草っぽい感じがあると良い
・顧客:Art Gallery KUSA
・対象:老若男女訪れる
・目的:借り物の場所のため草感があるインテリアに出来ていない、ショップ
カードで草のイメージを持ってほしい
デザインのポイント
【A案】・現代アートだが、①お年寄りでも構えず入ることができるように、
②伝統文化としての華道の雰囲気が出るように、水墨画の素材を使用
・背景にざらっとした質感のテクスチャーを、フォントは細めにして
和と洋が融合したおしゃれな感じをだした。
【B案】・現代アート感を意識して、ポップな印象になるようにゴシック体を
使用、あしらいも手書き感のないイラストを使用
・草の印象をより強くするためにメインカラーはグリーン
感想
初めて、2案作成してみました。全く違うテイストの作品ができたのでデザインの引き出しが増えた気がします。ただ、なんとなくでデザインしてしまっていた部分があり、それが完成度を下げていることも痛感しました。「なぜそのデザインにしたのか」を説明できるようにすることの重要性を再認識した作品です。
3.<架空>耐衝撃iPhoneの商品画像バナー
課題内容
クライアント「耐衝撃iPhoneを楽天市場で売りたいのでバナーがほしい。参考バナー画像のような、防塵・耐衝撃でアウトドアやタフ・ミリタリーでもいける、とにかく力強い感じにしてほしい」/ photoshopで制作
・顧客:Toastget Life(スマホグッズを扱うお店)
デザインのポイント
・とにかく強いイメージが出るように、最強の文字を強調することを意識
・背景にはアウトドアやミリタリー感が出る素材を選んだ
感想
初めてのphotoshoでの制作物です。不慣れな操作、且つ、苦手な題材で制作するモチベーションを上げるのに苦労した課題でした。完成度の低いデザインだと分かりつつ提出してしまったことを覚えています、、、。初稿では、最強感を出すことに囚われ過ぎて、要素の配置や余白の調整がおろそかになり、素人感満載のデザインになってしまいました。入れる要素が決まっているとき、目的達成のために、効果的にレイアウトするには、デザインするにはどうしたらいいかをとても考えさせられました。
4.<架空>猫カフェフライヤー
課題内容
「ねこカフェのフライヤー制作をお願いします。当カフェの売りは、インテリアが今っぽく猫カフェらしい生活感がなく、清潔で一般のカフェのように利用してもらえること。イメージとしてはKINFOLKのようなデザインが1案欲しいです。」
/ illustratorで作成
・内容:ねこカフェはがきサイズのフライヤー(ポストカードではない。裏面を
はがきにせずデザインを入れること)
・顧客:ねこカフェ
・対象:ファッション感度の高い女性二人連れ、猫とカフェが好きな観光客
・目的:猫カフェがあることを認知させたい。
近くの雑貨屋・本屋・古着屋などで置かせて貰う。
・参考:KINFOLK
デザインのポイント
【A,B案】・KINFOLKっぽいシンプルで、洗練されたイメージにするため、
文字よりも写真の範囲を大きくし、余白を作る。
【C案】・「猫とカフェが好きな観光客」をメインターゲットにし、猫とカフェ
両方の印象が入ってきやすいデザインにするため、表面は猫の画像を
カップの形で切り抜いた
感想
この課題で学んだことは、情報の取捨選択も大事なデザインのプロセスだということです。初稿では、支給された情報を全てフライヤーの中に入れてしまい、クライアントが求めていたデザインイメージとは異なる仕上がりになってしまいました。言われた通りにデザインしているだけでは、ただの作業になってしまうので、クライアントの希望をしっかり聞いた上で、目的達成のためのデザインを提案することがデザイナーとしての仕事だと思いました。
5.<架空>ビール会社の新卒採用Webサイトデザイン
課題内容
・内容:2014年にできたビール会社""TOAST BREW""の新卒採用Webサイトデザイン(PC/SP) / XDで制作
・顧客:TOAST BREW.
・対象:大学を来年春卒業する新卒
①目先のお金や楽しさより、本質を大切にする会社理念に共感する人
②ダイバーシティ・海外志向でリーダーシップのある方に入ってほしい
・目的:サイトの目的は、うちに合う人材に応募してもらうこと
※こちらの作品は①初稿から全く違うデザインになった、②修正プロセスが長い、という理由で初稿は掲載していません。
デザインのポイント
・主力製品のイメージから、メインカラーをオレンジに設定
・背景をざらざらしたテクスチャーにし、大見出しを油絵具の質感の素材にすることで、キャンバスに絵を描くイメージで、「これから始まる」感を表現
・キャッチコピーと小見出しをあえて明朝体にすることで、真摯に取り組んでいるイメージにした
・PCver.では「次に、誰かの物語を作るのは君だ」というキャッチフレーズに合わせて、物語が進んでいくイメージで、流れるようなレイアウトにした
感想
今回は、他社の傾向分析、ペルソナ設定、デザイン制作を時間をかけて行いました。途中、デザインの方向性が中々定まらず、挫折しかけていました。しかし、「ターゲットに届けるためには?クライアントの想いを届けるには?」を再考し、なんとか完成することが出来ました。デザインを始めるまでのプロセスが、後のデザインのし易さに大きく影響することを、基礎修了課題でやっと実感出来ました。(遅い、、、)
最後に
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
3ヶ月の基礎コースを終えて、ガッツリ頭を働かせた期間だったなと思います。正直、デザインはとにかく作ることがメインだと思っていたので、ツールで作業することが多いと思っていました。しかし、実際には、デザインするまでリサーチや分析に多くの時間を費やしました。デザインに限ったことではなくて、「時間をかけて、心をこめて作ったもの」は、クオリティに関係なく、簡単に作られたものとは違った輝きがある気がします。
これから、応用コースに入り、クライアントワークを想定した課題に取り組むことになります。私は、基礎コースを通して、自分の圧倒的なスキル不足による引き出しの少なさを痛感しました。残りの3ヶ月は「伝える力」と「デザイン力」、両方高められるよう、真摯に取り組もうと思います。
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