間中善雄先生の偉業を見学
資料は埋もれる・・・・
先日、遠方の鍼灸の先生方と一緒に、間中善雄先生の遺品を収納してくださっている薬局を訪ねました。
ここは、小田原在住の米山の家から近く(同じバス路線で5つぐらいの区間)、またちょっとした繋がりも薬局さんとあり、スムーズな見学となりました。
私としては3,4回目ぐらいの見学です。
今回も小田原地元の先生はいらっしゃらず、前々回の時も、間中善雄先生の弟子の流れの方達をお誘いしたのですが、『遠慮しとく』というお返事。あーーーそうなんだあと。
ここは、この薬局のご主人が間中善雄先生と懇意であったことから、遺品を引き取り収藏してくださっています。あくまで個人のご好意ということですが、ビルの2階から4階まで本当に多くの資料などが、きちんと分類され保存されている様子に、いつも頭が下がるような思いです。
ただ、この資料は個人が所有している限り、いつか・・・という日が来ると思いますし、その資料を活かしていける環境がなければという思いもあります。間中善雄先生由来の技術をしている方々が、嗣いでいないということが問題を難しくしますね。
イオンパンピングや鍼の道具、
分類された資料のやまやま、
そしてビルの屋上から眺める箱根の山。
ちょっとため息がでるような、そしていまどこにいるのかわからなくなってしまうような、そんな空間です。
もし、見学を希望される方がいらっしゃりましたら、私にお話しくだされば取り次ぎますし、直接問い合わされるのもいいと思います。出来れば歴史、書物に対しての造詣が詳しい方数人でいかれると、世界が広がると思います。今回は猪飼敏夫先生と、東洋鍼灸専門学校の方が同行してくださり、いままでにない楽しい時間となりました。
ありがとうございました。