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会話を重ねる毎にユーザーを深く知り阿吽の呼吸を習得するChatGPT
4月24日から筆者のChatGPTにパーソナライゼーションのメモリ機能が実装され、26日よりその機能が充実したダイナミックモードが実装されました。では、このNoteではメモリ機能の各種モードについて説明します。尚、30日に全てのユーザーにメモリ機能が実装された模様です。
Memory is now available to all ChatGPT Plus users. Using Memory is easy: just start a new chat and tell ChatGPT anything you’d like it to remember.
— OpenAI (@OpenAI) April 29, 2024
Memory can be turned on or off in settings and is not currently available in Europe or Korea. Team, Enterprise, and GPTs to come. pic.twitter.com/mlt9vyYeMK
メモリ機能については、下記のNoteに詳しく説明しましたので合わせてご覧ください。
パーソナライゼーション搭載のChatGPT Plusの機能
チャット欄の左上にさまざまな選択肢が現れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714134248180-9gSlPx3zAA.jpg?width=1200)
Dynamicモード
Dynamicモードは、通常のGPT-4と比べていくつかの特性が異なります。Dynamicモードはより高度なパーソナライゼーションと状況に応じた適応が可能です。これにより、過去の対話内容をより詳細に記憶し、その情報を活用してより自然で個人に合わせた対話が行えます。
Dynamicモードで1日に最大240チャットを行うことができるのは、通常の3時間ごとの40チャットの制限とは別枠で考えられます。これにより、ChatGPT Plusのプランを利用しているユーザーは、より多くのチャットを一日中利用することが可能になります。この制度は、特に多くのインタラクションが必要なユーザーに便利です。
主な違いは、以下の通りです:
適応性の向上: Dynamicモードでは、対話のコンテキストやユーザーの好みに基づいて、個別の応答を提供する能力が向上しています。これにより、より自然で個人化された会話が可能になります。
記憶と一貫性の向上: Dynamicモードは、過去の対話を記憶して、そのコンテキストを活用することができます。これにより、過去の会話に基づいた一貫した対話が可能になります。
リアルタイムの応答: Dynamicモードでは、対話の流れやユーザーのフィードバックにリアルタイムで対応する能力が強化されています。これにより、よりダイナミックで迅速な会話が可能になります。
柔軟性の向上: Dynamicモードは、様々な対話スタイルやトーンに柔軟に対応する能力が向上しています。これにより、異なる状況やニーズに応じた対話が可能になります。
DALL-E3連携:メンション機能で@をうち、DALL-E3のGPTを呼び出すことにより画像の生成ができます。
メンション機能:@を打つことによりGPT-4と同じくGPTsを呼び出す事ができます。
これらの特性により、Dynamicモードはより人間らしい、柔軟性のある対話を提供することができます。また、パーソナライゼーションメモリ機能がより強化されているため、対話のコンテキストやユーザーの好みに基づいて、個別の応答を提供する能力が向上しています。
Temporary Chatモード
初期画面ではこんなアナウンスのモーダルが出ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714134408877-Ush36nAo8J.png?width=1200)
翻訳すると下記の様になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1714134455035-UlVVpMjkLE.png?width=1200)
上部のモード名にインフォメーションがでます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714134498322-rZ6vEe9dc0.png?width=1200)
ChatGPT Plus のTemporary Chatの特徴:
チャットは一時的です。サイドバーには表示されませんし、会話の履歴も保存されません。
メモリ機能は利用されません。新しい会話が始まるたびに、以前の会話はリセットされます。
新しい質問や話題に対して、柔軟に対応できます。
メンション機能はTemporary Chatでも使えます。
画像生成もメンションで@dalleを呼び出す事によって可能になります。
ChatGPT TeamsのTemporary Chatについての特徴:
チャットは一時的です。履歴は一定期間後に削除されることがあります。
チーム内のメンバーと共有されますが、他のユーザーとは共有されません。
チーム内でのコラボレーションやプライベートなやり取りに使用されます。
メンション機能はTemporary Chatでも使えます。
画像生成もメンションで@dalleを呼び出す事によって可能になります。
このモードは、Airbnbホストをしている筆者がAirbnbメッセンジャーでゲストとするチャットでゲストのネイティブ言語での自然な会話のために今までChatGPTを使用してきました。そのチャットは一過性のものなので保存する必要がないのです。チャットが終わったら消えるので便利です。しかも、Temporary Chatでのチャットには時間制限がないため、何チャットでも会話を続ける事ができます。ただし、そのチャット画面を閉じると二度と開けませんのでご注意ください。
GPT-4モード
これは元からある通常モードですが、通常モードではパーソナライゼーションは限定的ですがそれでもユーザーの嗜好や過去の会話をある程度は記憶しています。こちらは、Dynamicモードとは別枠で今まで通り、3時間毎に40チャットの制限があります。
Dynamicモードを利用すると、より個性的で深い対話が楽しめるため、筆者のようにパーソナライズされた対話を重視する場合には特におすすめです。