見出し画像

サム・アルトマン国盗り物語

あえて衝撃的なタイトルを付けて見ました。bloomberg.comによる、「Microsoft Is Bringing OpenAI’s GPT-4 AI model to US Government Agencies」というニュースを見るとむしろサム・アルトマンは摂政かな?と思われるでしょう。

米国の各機関でChatGPTが使用可能に

ニュースによると、マイクロソフトは米国の各機関がOpenAIのAIモデル、特にChatGPTにアクセスできるようにする計画を進めているとのことです。マイクロソフトはOpenAIの最大の投資家であり、Bingのチャットボットの技術をOpenAIから利用しています。そして、Azure Governmentのユーザー(多様な米国の機関が含まれます)は、今後OpenAIの大規模言語モデル、すなわち最新で最も強力なモデルであるGPT-4と、その前のモデルであるGPT-3を、マイクロソフトのAzure OpenAIサービスを通じて利用できるようになる予定です。

ただし、ニュースリリース時には、どの米国機関が最初にこれらの大規模言語モデルを使用する予定であるかは具体的には明記されていません。ただ、Azure Governmentの連邦政府の顧客には防衛省、エネルギー省、NASAなどが含まれているとのことです​​。

ChatGPTが各機関での活用はどのようなものになる?

ご本人に質問した返答がこちら:

AIモデルのChatGPTが各機関でどのように活用される可能性があるかについては、具体的な計画や目的が明らかにされていないため、正確に予測することは難しいです。しかし、GPT-3やGPT-4といった大規模言語モデルが一般的にどのような用途で使用されているかを基に、以下にいくつかの可能性を提案します。

  1. 防衛省: 防衛省では、GPTモデルを使って情報解析を行うことができます。たとえば、大量の情報を高速で解析し、重要な情報を抽出したり、複雑なデータを理解しやすい形で提示したりすることが可能です。また、訓練やシミュレーションのシナリオ作成にも役立つかもしれません。

  2. エネルギー省: エネルギー省では、GPTモデルを利用してエネルギー関連の研究や政策策定に役立つ情報を分析することが可能です。例えば、科学的な文献やレポートを解析し、最新のエネルギー技術や環境に対する影響についての洞察を得ることができます。

  3. NASA: NASAでは、GPTモデルを使って科学的な研究や航空宇宙技術の開発に活用できます。例えば、大量の科学的な文献を解析して新たな洞察を得る、または、研究者が複雑な科学的な問題を理解するのを助けるための説明を生成することができます。また、宇宙飛行士の訓練や教育にも活用できるかもしれません。

以上のように、大規模言語モデルは情報解析、研究支援、訓練や教育などの様々な領域で活用される可能性があります。ただし、これらのモデルの活用は、その精度と公正性、セキュリティ、プライバシーなどの重要な考慮事項に対する配慮とともに行われるべきです。

日本の防衛省の基盤クラウドはgoogleだがAIは?

筆者は防衛省関連の機関で長年webを教えている関係で防衛省の基盤を置くクラウドがgoogleである事を知っています。そのため、こんな質問をしてみました。

筆者問:防衛省はgoogleクラウドを使用しています。という事はChatGPTの導入ではなくBardなどのgoogleのAIが導入されることになるのでしょうか?

GPT-4返答:

クラウドサービスの選択は、特定のAIモデルや技術を使用するかどうかに直接影響を与えるわけではありません。つまり、Google Cloudを使用しているとしても、その組織がGoogleのAIモデルを使用することが必須とは限らないのです。しかし、同じプロバイダーのクラウドサービスとAIモデルを使用することで、統合や管理が容易になる場合があります。

一方で、特定のAIモデルを使用するかどうかは、様々な要因によります。これには、そのモデルの性能や能力、特定の用途に対する適合性、セキュリティやプライバシーに関する要件、コストなどが含まれます。

したがって、日本の防衛省がGoogleのAIモデル(例えば、Bard)を導入するかどうかは、これらの要因を総合的に考慮した上での判断となります。同様に、MicrosoftのAIモデル(例えば、ChatGPT)を導入する可能性も排除できません。ただし、導入にあたっては、各モデルの特性や機能、そして各組織の具体的なニーズと目標を念頭に置くことが重要です。

GPT-4



いいなと思ったら応援しよう!