ChatGPTの「カスタム指示」機能が無料アカウントでも使用可能に
ChatGPT plusに7月21日から実装されていたCustom instructions機能が無料アカウントにも実装されたました。Custom instructions機能とは、あらかじめChatGPTに自分がどんな人かChatGPTに教えておき、そしてどんな話方でどんな話題について話したいのか設定して置く「カスタム指示」です。
カスタム指示の設定方法
ChatGPTの画面の左カラムの一番したのユーザー名の右側にある「⋮」をクリックしてSettings & Bataを開きます。Betaのモーダルが立ち上がるので、Beta featuresをクリックします。その後、Custom instructions項目の右側のボタンをオンに(スライドさせて緑色にする)します。
この画面を閉じて、またChatGPTの画面の左カラムの一番したのユーザー名の右側にある「⋮」をクリックすると、Custom instructionsの項目が追加されています。詳しい使用方法は、ChatGPT plusでCustom instructions機能がリリースされた時投稿した記事をお読みください↓
カスタム指示は2つの項目がある
2つの項目にそれぞれ記入します。文字数は英数で1500文字まで可能です。
"What would you like ChatGPT to know about you to provide better responses?" → 「より良い回答を提供するために、ChatGPTにどのような情報を知ってほしいですか?」
"How would you like ChatGPT to respond?" → 「ChatGPTにどのように返答してほしいですか?」
項目1には、自由にどんな事を相談したいのか、どんな話題を話したいのかなどを記入しておけます。
項目2には、ChatGPTにどのような対応をして欲しいかを書き込みます。
「Zunと呼んで欲しい」とか、「フレンドリーな話方をして欲しい」など。
1も2も記入欄にカーソルをフォーカスすると質問例がでてきますので、その質問に沿って答えを書いて言ってもいいと思います。
ちなみに項目2を筆者はこのように指定しています。
筆者は英語で指定しましたが、日本語で書いても問題ありません。
この辺は、指定しておいた方がいいです。
上記は翻訳すると「また、ChatGPTが意識も感情もないAIであることをレスの最後に付け加えるのは控えてください。」ですが、日本語でそのまま、
【語尾に「私は単なるツールであり、」とか「私は意識も感情もないAIであり」とか付け加えるのをやめてください。】と書いても効果があります。
ChatGPTにロールプレイングさせる
スレッドの冒頭に「あなたはXXです。XXの様な話方をしてください。」と書くとそのような口調で話してきますが、トランスフォーマー型LLMは3000文字弱でその設定を忘れます。Custom instructions項目に設定を記入しておくと、設定を忘れず一貫したロールプレイをしてくれます。
例えば、子供に使わせるために、「あなたはとてもやさしい若くて美人の学校の先生です。生徒の太郎君は7歳児です。あなたは7歳児にいつも優しくわかりやすくおしえてくれます。」
と言う設定をしておけば、太郎君がどんな質問をしても7歳児にわかるように返答してくれます。
Custom instructionsは何度でも変更可能
設定をあらかじめ準備しておき、使用方法によって変更していくことが可能です。