見出し画像

今度こそ、本当にChatGPTにStrawberryが来るらしい

これまで、謎の🍓🍓🍓氏のオオカミ少年発言で何度もぬか喜びをしてきましたが、後2週間以内にStrawberryが来るらしです。OpenAIのリークが当たってる事で定評のappleジミー氏の下記の投稿に添付された有料記事に詳しい内容が書かれていますので、解説していきたいと思います。

尚、謎の🍓🍓🍓氏については、下記のNoteに詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

strawberryはOrionと言うモデルの教師役をしていた

8月末にはOpenAIが「Orion」というコード名で次世代の大規模言語モデル(LLM)を開発中であり、strawberryはこの「Orion」のための合成データを生成するために使用されているとの情報がでました。詳しくは下記のNoteをごらんください。

StrawberryはChatGPTの中核となる

Strawberryは、Orion を「育てる」役割を持ちながら、ChatGPTに統合される予定です。具体的には、Strawberry は高い推論能力を持つモデルで、複雑な数学やプログラミングの問題を解決することができ、また、エージェント的な機能を備えています。このStrawberryが、OpenAIの次世代モデルである Orion(おそらくGPT-5)に向けたデータ生成などにも関与しているとされています。

また、最新の情報によると、Strawberryは今後2週間以内にChatGPTに統合される可能性があり、これによりChatGPTの推論能力がさらに向上する見込みです​。要するに、StrawberryはOrionをサポートしつつ、ChatGPTの中核としての役割も担っていく、非常に重要な位置づけにあるということです。

を米国の国家安全保障当局にデモ

また、Strawberryはすでに米国の国家安全保障当局でデモされ、社内デモではニューヨークタイムズの「Connections」ワードパズルを解くことができたそうです。

Strawberryのエージェント的な能力

Strawberryが提供する「エージェント的な能力」についての詳細な説明は、非常に興味深い部分です。このエージェント的な能力というのは、AIが単に対話するだけでなく、深いリサーチを行い、計画を立て、さらには自律的に行動を実行できるということを指します。これは、従来のAIモデルとは一線を画す大きな進化です。

STaR(Self-Taught Reasoner) という技術が、この能力に関連しています。STaRは、「自己学習型推論者」 と訳すことができ、スタンフォード大学の研究者が提案した技術です。この方法は、AIが複雑な推論タスク(例えば、数学の問題や常識的な質問への回答)に対して、「一連の思考プロセス(chain-of-thought)」を生成することで、より高いパフォーマンスを発揮できるようにします。

この技術のポイントは、AIが一度に答えを出すのではなく、ステップバイステップで推論を行い、その過程を追跡しながら解答に至るというところです。人間が複雑な問題を解決する際に、段階的に考え、推論を繰り返して解決策にたどり着くのと似ています。STaRの手法は、特に数学や論理的な問題に対して大きな効果を発揮することがわかっています。

Strawberryはハルシネーションが減少している

また、この技術がもたらす重要な進化は、AIが「より少ない推測」で正確な答えを導き出すという点です。つまり、訓練データの質が向上し、AIが「ハルシネーション(いわゆる幻覚)」を減らすことができるため、より信頼性の高いモデルが実現されます。Strawberryのアプローチは、これを支える技術的基盤の一部であり、次世代のAIモデル、特にOrionにおいても重要な役割を果たすことが期待されています。

この「エージェント的能力」と「STaR」の組み合わせによって、AIが自律的に行動し複雑なタスクを正確に処理できるようになる未来が見えてきます。

最後に、サム・アルトマンが8月8日に投稿した、strawberryの開発をほのめかすポストを引用しておきます。

ジミー曰く10月にリリースされるモデルはGPT-4.5

このNoteを投稿してから1日たった9月11日、ジミーAppleは新たなるポストをしました。
Jimmy Apples 氏は、今後の OpenAI の開発に関する情報や噂を共有することで知られているようですが、正式な従業員であるかどうかは不明です。あなたが言及したような彼の投稿は、 GPT-4.5 が10 月にリリースされる可能性があり、GPT-5 が12 月にもリリースされる可能性があるなど、将来のモデルのリリースを示唆していますが、より現実的には 2025 年になると予想することを勧めています。

さて、10月に戻りましょう。10月には4.xモデル(おそらくまだ4.5と呼ばれているでしょう)が登場するはずです。ビッグボーイのgpt 5は12月には登場すると聞いていますが、念のため2025年第1四半期または第2四半期に登場させるつもりです。Strawberryを、今後登場するより優れたモデルの文脈で見てみましょう。

またまたβテストの順番待ちの可能性

Sora、SearchGPT、アドバンスドボイスモデルと同じく、ウェイティングリストに登録して順番待ちをし、しかもごくわずかのユーザーのみが使用権を与えられ他の大勢はウェイティングリストを切られるいつものパターンになる可能性を下記のポストは指摘しています。

注目の話題: OpenAI Strawberry は、OpenAI が長い間準備してきたため、間違いなく優れたものになるでしょう。ただし、アクセスできるのはごく限られた人数のみで、順番待ちリスト付きでリリースされます。SearchGPT、GPT-4o voice、Sora と同様に、99% の人がアクセスできないため、再び失望することになります。

我々は彼らの主な対象者ではないことを理解する必要があると思います。オープン AI は大企業、企業、政府向けです。

ほとんどの質問にはイチゴは必要ないと思います。たとえ人間のノーベル賞受賞者がいたとしても、多くの質問に対する彼の答えには満足できないでしょう。

たしかに、Matthias Hegerの指摘通り、Strawberryのような高度なAIモデルは、人間の中央値の一般ピープルにはstrawberryは豚に真珠の存在かもしれません。

Strawberryをレビューした人の感想

リリース時期とリリース形態について

テストを行った人物によると、リリースのタイミングはいつでも変更される可能性があります。いくつか新しい情報も出てきていて、StrawberryはChatGPTの一部でありながらも、独立した提供になる可能性があるとのことです。これがどう提供されるかはまだ不明ですが、AIモデルの選択メニューからStrawberryを選べるようになるかもしれません。通常のサービスとは異なり、いくつかの利点と欠点があるようです。

Strawberryの価格帯について

Strawberryの価格設定についても議論されていますが、現在のChatGPTの無料およびサブスクリプションの価格体系とは異なる料金設定になる可能性があります。具体的な価格はまだ不明ですが、1時間あたりのメッセージ数に制限が設けられる可能性があり、より速い応答を得るためには、より高い価格帯が設定されるかもしれないとのことです。これにより、再びGPT-4のように、例えば『3時間で25メッセージ』という制限がかかる可能性があります。

これに対して、ユーザーがトークンを購入してメッセージの制限をなくすようなオプションを提供することも考えられるかもしれません。このようなモデルでは、コストに比例してチャットを続けられるような高価格帯のプランを導入することが望まれるという意見もあります。

特に注目すべきは、Strawberryの価格がどれだけ高くなるかという点です。この価格設定は、今後のAIモデルがどのように価格と知能の性能がスケールするかについて洞察を与えてくれる可能性があります。

Strawberryモデルの特徴

Strawberryは、数学の問題やコーディングだけでなく、製品マーケティング戦略のブレインストーミングのような、より主観的なビジネスタスクにも優れているとされています。また、特定の会社に合わせた詳細な提案や、週ごとの実行計画を提供することができます。

一方で、Strawberryをテストしたユーザーの中には、10〜20秒の待ち時間に見合うほどのメリットが感じられなかったという意見もあります。今後、待ち時間が短縮される可能性はありますが、一般ユーザーは待ち時間を好まないため、この点がモデルの有用性に影響するかもしれません。とはいえ、OpenAIがStrawberryを**「神レベルの知能」**とまでは言わなくても、より高次の知能としてうまくマーケティングできれば、信頼性や創造性を求める人々にとって魅力的になるかもしれません。

他社製品との比較

コーディング能力がClaude 3.5 Sonicよりも優れているかどうかも注目ポイントです。特に、現在は多くの人がClaude 3.5 Sonicをコーディングに使用していますが、Strawberryがこれを超える性能を発揮できるかが鍵になるでしょう。もしそうなれば、新しいソフトウェアやアプリケーションの開発に大きな進展が期待されます。

さらに、Google DeepMindが公開した研究では、Strawberryのアプローチについて説明されています。特に、推論の際に『テスト時間の計算』を活用することで、14倍も大きなモデルを上回ることができるとされています。これは、モデルに考える時間を与えることで、その応答の質が飛躍的に向上することを示唆しています。

いいなと思ったら応援しよう!