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AirbnbCEOブライアン・チェスキー、サム・アルトマンへの恩返し

サム・アルトマンが突然Xでブライアン・チェスキーAirbnb CEOにたいして感謝の意を述べるというポストをしました。

過去1年間で多くの人々が助けやアドバイスを提供するために連絡を取ってくれたが、@bcheskyのように実行に移してくれる人はいなかった。彼はいつでも夜中に電話を受けて、あらゆるトピックに時間を費やし、難しい質問に正確かつ明確に答え、任意の紹介をしてくれる、etc。

サム・アルトマン

よほど感謝しているらしく、畳かける様に次のポストをしています。

おそらく最も重要なのは、彼が困難な日々にも揺るぎないサポートを提供してくれることだ。
彼はこれを静かに、裏で行い、AIについて学ぶこと以外には何も求めてこない。
ほとんどの企業には、これと同じような人がいるが、十分な評価を受けていない。ありがとう、ブライアン。

サム・アルトマン

いやはや、ブライアン・チェスキーがサムのお願いなら深夜でも飛び起きて便宜一生懸命対処している様子がわかります。そしてブライアンはこの様にリポストしています。

しかしこれは、ブライアン・チェスキーが底抜けのお人よしだからではなく、サムに返しても返しきれない恩を感じているからに違いないのだと思います。なぜ、彼がサムにオンがアルタと言えばAirbnbの立ち上げはサムのシードアクセラレーターとしての投資がなければ実現していなかったからです。

その様子は、下記のNoteに詳しくまとめていますので合わせてご覧ください↓

ブライアンのサムへのリポストにさらにリポストした人がいました。

ブライアン・チェスキーの"11-star experience"(11星の体験)はAirbnbの顧客体験を形作るのに役立った思考実験で、ほとんどの企業が顧客に5星の体験を提供しようと目指しているのに対し、Airbnbはそれをさらに先に進め、11星の体験を目指すというアイデアを展開しました​。具体的には、5星のサービスはどのようなものかを考え、それを11星にまで拡張することを考えるというものです​​。

具体的な実例として、5星の体験はレストランでの素晴らしいディナー、7星の体験はレストランが料理を提供するだけでなく、顧客の家まで送ってくれるというもの、そして11星の体験は、レストランが顧客をバンドとともにディズニーランドに連れて行き、そこでディナーを提供するというような、非現実的で驚異的な体験を提供するというものです​3。この思考実験は、製品やサービスをデザインし、顧客に喋りたくなるような体験を提供する方法を考えるのに役立ちます。

このコンセプトは、製品やサービスを設計する際に顧客の期待を超えて驚きを提供することの重要性を強調し、企業がどのようにして顧客の期待を超える驚きを提供するかを考えるきっかけを提供しています。

これはわれわれAirbnbホストが常に指針としているもので、Zunたちブライアンのポリシーに賛同するお家ホスト(業者AirbnbホストではなくAirbnb方業理念である自宅にゲストを招いているホストたち)もゲストに常にAmazingな体験をしてもらう事を考えています。代官山のル・コルドン・ブルーというパティシエ学校に通っている留学生が滞在していた時は、ご近所のAirbnbに泊まっているホストもゲストも呼んで、彼女が学校で作ってきたとびっきりのお菓子を一緒に試食したり、ベトナム系アメリカ人の子が滞在していた時にその子が本格的な材料集めにナショナル麻布に一緒に買い出しに行き、またまたご近所のAirbnbに泊まっているホストもゲストも呼んで、春巻きに舌鼓を打ったりしていました。

ようするに、今問題になっているBooking.comとAitbnbは明らかに違うものです。

そしてこのAirbnbホストがゲストに与えたい11星体験とは、まるでChatGPTがユーザーに与える驚きのサポートにも通じるものがあります。


ちなみに、サムはブライアンへの感謝の意をポストする5分前に下記のポストをしています。

私はAIが超人的な一般知能を持つよりもずっと前に超人的な説得力を持つようになると予想しており、これにより非常に奇妙な結果がもたらされる可能性がある。

サム・アルトマン

サムのこのポストは、人工知能(AI)の将来的な能力と影響についての洞察を提供しています。AIが繰り返し特定の情報や意見を提供することで、人々がその情報や意見を信じるようになる可能性があると考えられます。

AIの倫理的な使用に関する議論はすでに進行中で、特に説得力の高いAIの影響についての議論が行われています。これは技術が進化するにつれてさらに重要になるトピックとなっていくでしょう。


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