Yコンビネータの投資先、MediSearchがすごい。
1時間前にYコンビネータがXにpostしていたシードが有能すぎるので紹介します。
Yコンビネータはとてもユニークで唯一無二のサービスを提供するスタートアップにシードの頃から(立ちあげの頃から)出資する、シリコンバレーに存在するアクセラレーター(ベンチャーキャピタル)です。サム・アルトマンがOpenAIに専念するためにCEOを退いた事で知られています。
サム・アルトマンがYコンビネータのCEOであった2015年のワイアードの記事を共有しておきます。
MediSearchとはどんなサービス?
Yコンビネータのアクセレレーター・プログラムページでの説明は以下の様な物です。
YコンビネータでのMediSearch紹介ページはこちら↓
MediSearchは日本語に対応
上記のページにあるMediSearchのURLをクリックすると、言語を感知して、自動でhttps://medisearch.io/jaに振り分けられます。表示は全て日本語で検索も日本語でOK。
早速MediSearchに質問してみた
昨日気になった事があったので早速質問してみました。
返答はBingチャットさながらですが、引き出して来たサイトが以下の様な、信頼のおける文献でした。
Google検索での結果は
このサービスの立ち上げ意図は「自分の健康についてグーグルで検索すると、必ず SEO に最適化された健康ブログによって致命的な病気と診断されることになるのでLLM を使用して、信頼できる情報源に基づいて医療上の質問に直接回答」との事なので、さっそくgoogleで検索してみるとこんな結果が。「SEO に最適化された健康ブログによって致命的な病気と診断される」という大げさな結果にはならなかったが、「臭いの原因とすぐにできるツボ押し」というかなりあやしいページが3位に表示されていました。
DeNAキュレートメディア騒動後にgoogleの設定したYMYL
ちなみに検索結果が思ったほどひどくはないのは、googleでは医療などの生死にかかわる問題を取り扱うキーワードでバイラルメディアやオウンドメディアが検索上位に来ないようにするアルゴリズム改革が2016年に施行された結果です。当時、DeNAが有名オウンドメディアサイトを次々に買い取り、ほぼどんなジャンルでもDeNAの買い取ったオウンドメディアサイトを検索上位表示させていた時代がありました。医療機関でもないアフィリエイトのために作ったキュレートサイトが上位に来るのは危険きわまりないので、Googleが設定した評価基準YMYLが施行されました。下記のサイトに詳しい内容が書かれています↓
Bingチャットに同じ質問をしてみた
参考URLを出してきませんでしたが、チャットでの返答はおおむねMediSearchと同じでした。普通に検索窓に入力してみたら、ブログではなく養命酒と日本経済新聞をリストのトップに出してきました。
Bardに同じ質問をしてみた
全く答える気が無いようです。
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