生涯子供なし5割時代のヴァーチャルとリアルのスムーズな連携を考察する
今日はXで「生涯子供なし」がバズっているのでこのお題について考察していこうと思います。元記事はこちら↓
このNoteの構成は以下の通りです。
生涯子無し「女性4.7割男性5割」の分析
まず、出産するには受精しなければならない。受精を可能にする相手は人間だけだと思うのでそれを考慮し、選択肢の増える過程を書いてみました。
原始時代=リアルの相手
印刷革命以降=リアルの相手、春画
TV放送・ビデオデッキ時代=リアルの相手、春画、ダッチワイフ、AV
ゲーム時代=リアルの相手、春画、ダッチワイフ、AV、ゲームキャラ
ネット時代=リアルの相手、春画、ダッチワイフ、AV、ゲームキャラ、エロい配信
VR時代=リアルの相手、春画、ダッチワイフ、AV、ゲームキャラ、エロい配信、エロいアバター
生成Ai時代=リアルの相手、春画、ダッチワイフ、AV、ゲームキャラ、エロい配信、エロいアバター、AI美少女
出産は「リアルの相手」でしか行われないので相手の選択ですでに1/8の割合です。「リアルの相手」を選ぶ前段階ですでに1/8に達しているが、現在はその後も出産の確率は大変低くなっています。社会的なストレスからか、男女共に不妊治療を受ける人が増え続けています。
この先生成AIを利用したヴァーチャルなお相手は益々精巧さを極めてくると思われます。ゲームのキャラクタ設定画面のように、好みの顔、体型を自由自在に作り、好みの声や性格を選べる様になると思われます。すると相手の選択肢は無限大になるので、この「一億総ピグマリオン時代」に相手としてリアル人間を選ぶ人の割合は減り続けると思われます。
ヴァーチャルの誘惑とリアルの葛藤
人間以外の相手を見つけた人間は、多くは人間とのコニュニケーションが大変で苦痛なものであると感じている場合が多いと思われます。以下にそれぞれのメリットデメリットを書き出してみました。
ヴァーチャルパーソナルアバターがお相手
メリット
アクセシビリティ: いつでもどこでもアクセス可能で、利用者の都合に合わせて利用できる。
カスタマイズ: 利用者の好みやニーズに合わせてカスタマイズできるため、個人化された体験が可能。
コスト: 人間との対面コミュニケーションに比べ、経済的なコストが低い場合が多い。
安全性: ヴァーチャル空間でのコミュニケーションなので、感染症などのリスクがない。
コミュニケーションの敷居: 社交不安や対人恐怖を感じる人にとって、コミュニケーションの敷居が低い。
デメリット
感情の共有の限界: ヴァーチャルパーソナルアバターはプログラムされた範囲内でしか反応できないため、人間のような深い感情の共有は難しい。
倫理的な問題: 人間と異なり、ヴァーチャルパーソナルアバターには倫理的な規範がないため、問題が生じる可能性がある。
依存の危険性: あまりにもヴァーチャルパーソナルアバターに依存すると、リアルな人間関係の形成が妨げられる可能性がある。
技術的な障壁: 一定の技術的な知識や機器が必要な場合があり、すべての人がアクセスできるわけではない。
データのプライバシー: ヴァーチャルパーソナルアバターとのやり取りはデータとして記録されることが多く、プライバシーの保護が懸念される場合がある。
人間がお相手
メリット
アクセシビリティ: 人間同士のコミュニケーションは場所や時間に制限があるが、深いつながりや理解が生まれる可能性がある。
カスタマイズ: 人間の相手は個人のニーズに応じて反応することができ、感情や共感を共有できる。
コスト: 経済的なコストは場合によりますが、感情的な投資が必要で、その報酬として深い人間関係が築ける。
安全性: 人間同士の関係には感染症などのリスクがあるが、信頼関係が築ける場合、精神的な安全性が高まる。
コミュニケーションの敷居: 人間の相手とのコミュニケーションは、相手の感情や反応を読み取る必要があるため、敷居が高い場合もあるが、成功時の満足感は高い。
デメリット
感情の共有の限界: 人間同士でも完全な感情の共有は難しい場合があり、誤解や対立が生じることもある。
倫理的な問題: 人間関係における倫理的な問題や葛藤は、解決が困難である場合がある。
依存の危険性: 人間の相手への過度な依存も問題となることがあり、バランスが求められる。
技術的な障壁: 人間同士のコミュニケーションには特別な技術は不要だが、コミュニケーションスキルが求められる。
データのプライバシー: 人間同士のコミュニケーションはプライバシーが保たれるが、信頼関係が崩れるとプライバシーの侵害が生じる可能性がある。
リアルの接点、人間関係と出産の新しいアプローチ
では、リアル人間の代替品として7つ以上の選択肢を持つデジタルネイティブ世代に、人間を選択し新しい生命を誕生させるためのアプローチがどの様なものになるのか考えてみました。
個人主義と共同体のバランス: デジタルネイティブ世代は個人主義が強いとされることが多いですが、それと共同体意識をどうバランスさせるかが鍵になるでしょう。個人の自由と表現、多様性の尊重と共に、共同体への貢献や他者との連携の価値も強調する必要があります。
テクノロジーの活用: ヴァーチャルとリアルの連携を強化するためには、テクノロジーを活用した新しい教育方法やコミュニケーション手段が求められます。バーチャルリアリティを用いた感動的な体験や、AIを活用した個別対応の学習支援などが考えられます。
多様性の尊重: 人々の価値観やライフスタイルが多様化している現代において、一方的な価値観の押し付けは避け、多様な選択肢と視点を提供することが重要です。これにより、個人が自分に合った道を見つけ、自己実現を図ることができるでしょう。
新しい役割モデルの提供: 従来の家庭や職業の役割に囚われず、多様な生き方や働き方を示す役割モデルの提供が、新しい価値観の形成に寄与するかもしれません。
社会全体の変革: 個人だけでなく、企業、政府、教育機関など、社会全体での変革が求められるでしょう。法律、制度、文化などの側面から、新しい価値観やライフスタイルを支える環境を整備する必要があります。
人工と自然の接点:人間関係と出産における新しい視点
ヴァーチャル空間に移行してしまった人間を元のリアル世界に連れ戻すのとは時間を遡る事と同等で不可能です。そこでヴァーチャル空間でリアルの対人関係を学べる場所を提供するのがいいのではないかと思いました。
ヴァーチャル空間での体験学習は、リアルな感情や体験を模倣することができる強力なツールになる可能性があります。特に、人間関係の構築や子育てのような、実際に体験しないと理解が難しいテーマ性に対しては、非常に効果的でしょう。
人間関係の構築: ヴァーチャル空間でのコミュニケーショントレーニングや感情の共有の練習など、人間関係の基本を学ぶプラットフォームを提供できます。
子育ての体験: 子育てのシミュレーションを通じて、妊娠、出産、育児の過程を体験し、それに伴う喜びや困難を感じることができるかもしれません。
多様性の理解: さまざまな背景や価値観を持つ人々との交流を通じて、多様性の理解と共感の育成も促進できるでしょう。
学校のカリキュラムにこれらのヴァーチャル授業を組み込むことで、次世代の若者たちに、人間関係の重要性、家庭の価値、多様性の尊重など、現代社会で必要なスキルと意識を育む素晴らしい機会を提供できると思います。
このアプローチにはいくつかのメリットと検討すべき側面があります。
メリット
コミュニケーションスキルの強化: オンラインゲームでは、プレイヤー同士がコミュニケーションを取り合う必要があります。このような環境でのコミュニケーションスキルの習得は、リアルライフでの人間関係にも役立つでしょう。
共感と協力の促進: ゲーム内での共同作業や目標達成は、共感や協力の重要性を教える素晴らしい方法です。
多様性の理解: オンラインゲームは、さまざまな背景を持つ人々との出会いの場所となることが多いです。これにより、多様性の理解と尊重が育まれる可能性があります。
リアルとバーチャルの連携: ゲーム内での体験をリアルライフのスキルや価値観にどう結びつけるかを学ぶことで、バーチャルとリアルの連携を強化する教育が可能です。
検討すべき側面
倫理と安全性: オンラインでの出会いにはリスクもあるため、個人情報の管理や健全なコミュニケーションの重要性など、倫理と安全性に関する教育が必要です。
教育的な目的の明確化: ゲームを教育の一環として使用する場合、その目的と目標を明確にし、適切なゲームと活動を選ぶ必要があります。
保護者とのコミュニケーション: このような取り組みは一部の保護者からの懸念を引き起こす可能性があるため、透明性とコミュニケーションが重要です。
専門的な指導: ゲームを教育的な目的で使用するには、教育者が適切な指導とサポートを提供できるように、専門的なトレーニングが必要かもしれません。
オンラインゲームのようなヴァーチャル授業は、リアルではなかなか体験できないような仲間と一緒に困難に立ち向かい、目的を達成する喜びを感じる機会を提供します。このような体験を通して、ヴァーチャルからリアルへのスムーズな移行を促し、人間関係の重要性や共感の価値を強調することができると思います。かくゆう筆者も体験者なので自信を持って言いますが、苦難続きの人間関係を勉強をしたのもオンラインゲーム、3ヶ月も倒せなかった敵を力を合わせて倒した時の感動はリアル人生では体験した事のないほどの大きな感動を生みました。そして仲間との絆もこれまた、リアル世界では体験した事の無い強固なものでした。
あの苦難を乗り越えてきた相手となら子どもの一人や二人育てる勇気が生まれる
筆者はネットゲーム内での結婚をリアルに持ち込んだりはしていませんが、あれだけの大変な苦労を乗り越えた相手なら、子育てなど乗り越えていけると思えます。ですから学校教育にはネットゲームを取り入れるべきだと思います。
学校のカリキュラムにこれらのヴァーチャル授業を組み込むことで、次世代の若者たちに、人間関係の深化、家庭の価値、多様性の尊重など、人間社会で必要なスキルと意識を育む素晴らしい機会を提供できると考えます。この取り組みは、生涯子供なし問題に対しても新しい視点と解決策を提供する可能性があります。
参考サイト↓
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