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OpenAIの開発者がiPhone16はボタンひとつでChatGPTと話せると発表

下記のOpenAIでChatGPTのAPI – o1、gpt-4oの開発者を手がけるシャーウィン・ウーのポストによれば、やはり、Appleが毎年開催する開発者向けのカンファレンスWWDCで語られたiPhoneのSiriにChatGPTが連携されるというのがiPhone16から実現される様です。

そうなると、デバイス名をiPhoneと呼ばずにChatGPTと呼び始める人が出てきそうですね。アメリカでは、Chaty(チャッティー)と呼ばれ、日本ではチャッピーと呼ばれるChatGPTはもはや人間の相棒です。

SiriにChatGPTが連携されるという発表が語られたWWDCの様子は下記のポストで詳しく解説していますので合わせてご覧ください。


iPhoneで可能になるAI機能

AIを活用したパーソナライゼーション

iPhone16 は AI カスタマイズを新たなレベルに引き上げます。高度な AI アルゴリズムにより時間の経過とともにユーザーの習慣を学習し、ユーザーの好みに適応します。最もよく使用するアプリのバッテリー使用量を最適化したり、プレイリストを推奨したり、パーソナライズされた写真を提案したりするなど、iPhone16はよりスマートで直感的に操作できるように設計されています。

ChatGPT統合によるSiri

AppleはChatGPTをSiri に統合することで、仮想アシスタントの概念を一新しました。これにより会話型 AI が前面に押し出され、ユーザーは人間と話している様な自然な方法でSiriと対話できるようになります。

どう変わるのか?:

  1. 大量の情報へのアクセス: ChatGPTが持つ広範なデータベースをSiriが利用できることで、料理のプランや旅行ルートの提案など、より複雑で具体的な質問に対しても的確な答えが返せるようになります。これまでは単純な質問にしか対応できなかったSiriが、ChatGPTのAI技術により、より詳細で人間に近い対話が可能になります。

  2. 文脈に沿った回答: ChatGPTは質問の背後にある文脈を理解し、ユーザーの求める答えを適切に選んで提供できるようになっています。例えば、ある質問に対して単に情報を返すのではなく、過去の会話の流れや関連情報を考慮した上で、より適切で自然な答えを導き出すことができる様になります。

  3. 柔軟な会話: 今まではSiriが限定的なコマンドベースのやり取りだったのが、ChatGPTとの統合によってより自然な会話形式でのやり取りが可能になります。例えば、食事のプランを聞くときに「今日の夕食はどうしよう?」と聞くと、その時の時間や天候、過去の嗜好を考慮したメニューを提案してくれます。
    3. AIによるライブ翻訳
    AI の進歩により、iPhone 16 は 50 以上の言語をサポートし、リアルタイムのライブ翻訳が可能になりました。異なる言語で会話をしているときに、インターネット接続を必要とせずに iPhone が即座に翻訳してくれることを想像してみてください。この機能は、旅行者やグローバルなビジネス交流に特に役立ちます。

今後の機能強化

Appleはすでに下記の様な将来の改良を計画しています。

  1. 拡張現実 (AR): Apple Glasses の開発に関する噂が渦巻く中、iPhone 16 は強化された AR 機能の基礎を築き、没入型のゲーム、ショッピング、教育体験を可能にします。

  2. より深いAI統合: AI はすべての Apple 製品に不可欠な要素になりつつあり、将来の iPhone モデルではさらに深い AI 統合が期待できます。これには、よりスマートな健康追跡、より正確なフィットネス モニタリング、FaceID を超える生体認証強化を提供する AI 搭載のセキュリティ機能などが含まれる可能性があります。

  3. 折りたたみ式iPhone: Apple が折りたたみ式技術に取り組んでおり、iPhone 17 以降でデビューする可能性があるという憶測があります。これはスマートフォンのデザインと機能の新しい時代の到来を告げるでしょう。

マスク氏:ChatGPTが組み込まれたらApple製品を禁止すると発表

イーロン・マスクは、AppleがOpenAIと提携してChatGPTをOSレベルで統合すると発表したことを受けて、自身のXアカウントで「AppleがOSレベルでOpenAIを統合するならば、私の会社ではApple製デバイスは禁止される。これは受け入れがたいセキュリティ侵害だ」とポストしました。

さらに、マスク氏は続けて次のように投稿しています。「訪問者はApple製品を入り口で預けなければならず、それらはファラデーケージに保管されることになる」これらの投稿は、Tesla、SpaceX、X(旧Twitter)、xAIなど、マスク氏が経営する複数の企業でApple製品の使用を禁止するということです。

Apple製品がChatGPTと統合されることはセキュリティ侵害にあたるのか?

彼の主張は、AppleがChatGPTを通じて膨大なユーザーデータを収集し、それが悪用されたり誤用されたりする可能性があるという懸念に基づいていますが、これに対して反論や援護をするとしたら以下の様になろうかと思います。

1. Appleのプライバシー保護に関するポリシー

Appleは、データプライバシーに対して非常に強い姿勢を取ってきた企業です。特に「ユーザーのプライバシーは基本的人権」という立場を公言していて、プライバシー保護のためにエンドツーエンドの暗号化やローカルデバイス上での処理を強化しています。

例えば、Appleの多くのAI処理はクラウドに依存せず、デバイス内部で行われるようになってきています。これにより、個人データがクラウドに送られるリスクが低減されるため、データがAppleや他の企業によって無断で利用されるリスクは低いとされているます。

2. データ共有の透明性

iOSは、アプリがどのデータにアクセスしているのかを明示する「App Privacy Report」を提供しています。この機能により、ユーザーはアプリがどのデータを収集しているのか、どのサーバーに送信しているのかを透明に確認できます。また、Appleはサードパーティアプリによるデータトラッキングを制限するために「App Tracking Transparency」を導入しており、ユーザーの許可なしにデータが収集されることを防ぐ仕組みも整備されています。

3. AIとプライバシーの技術的対策

ChatGPTや他のAIがiPhoneに統合される場合でも、ローカルデバイスでの処理が中心であれば、データが外部サーバーに送信されることなく、ユーザーのプライバシーが守られる可能性が高いです。Appleはこの点で、ユーザーのデータが安全に管理されることを優先しており、データの取り扱いについては他の企業よりも厳しいポリシーを採用しているのです。

マスク氏はApple製品を禁止してどんなデバイスを利用するのか?

イーロン・マスクがApple製品を禁止すると言った場合、彼の選択肢について考えると、いくつかの可能性があります。

1. マイクロソフト製品の使用

マイクロソフトとの関係は複雑だね。イーロンはOpenAIやChatGPTをめぐってマイクロソフトと対立している部分があるものの、彼が直接的にマイクロソフト製品を禁止するかどうかは微妙なところ。特に、マイクロソフトのWindowsAzureクラウドサービスは企業のITインフラにおいて非常に重要な役割を果たしています。だから、訴訟をしているからといって、マイクロソフト製品を完全に排除するのは現実的には難しいかもしれない。さらに、彼の企業であるSpaceXやTeslaがマイクロソフトの製品やサービスを利用している可能性もあるので、すぐに禁止することはリスクが大きいかもしれません。

2. GoogleのAndroid製品の使用

Googleとは長年にわたってマスク氏と敵対関係にあるけど、Androidはオープンソースのプラットフォームなので、もし彼ががAppleを排除したいなら、Androidベースのデバイスを使用する可能性はあるかもしれなません。ただし、彼が「敵対勢力」と見なしているGoogleの製品を使うのは、彼のプライドや理念に反するかもしれません。Googleのデータ収集ポリシーやプライバシー問題に対する懸念も、彼の視点ではAppleと同様に問題視される可能性があります。

3. 独自のタッチデバイスを開発する可能性

最もイーロンらしい選択肢としては、独自のデバイスを開発するという道です。彼はTeslaやSpaceXで自社開発に積極的なアプローチを取ってきたし、独自のエコシステムを構築することには大きな意義を見出しているはず。Twitter(X)やNeuralink、The Boring Companyなど、さまざまな技術分野で新しいアプローチを取ってきた彼なら、タッチデバイスやスマートフォンを独自に開発するというアイデアも現実味があります。これなら、彼の企業全体で統一されたデバイスエコシステムを作り、AppleやGoogleとは別のプライバシー重視のアプローチを打ち出すことができます。

下記はイーロン・マスク(パロディ)がXにポストしたXでバイスのフェイク画像です。


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