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OpenAIの非営利組織をイーロン・マスクが買おうとしてアルトマン氏がXでお断り

イーロン・マスク氏がOpenAIの非営利組織を約15兆円で買収提案したとのニュースに驚きました。この提案は、OpenAIを元の非営利で安全性を重視した組織に戻すことを目的としているようです。しかし、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏はXにてこの提案を即座に拒否し、逆に「9.74億ドルでTwitterを買収する」と皮肉交じりに応じています。

それに対して、イーロン・マスクは即、「詐欺師」と返答しています。

ことの発端は、OpenAIが持つ非営利団体部分をイーロン・マスク氏が買おうとしたようです。下記のポストから読み取れます。

詳しい経緯は「Elon Musk-Led Group Makes $97.4 Billion Bid for Control of OpenAI」という記事ににかかれています。

ではこの買収が成立し得るのかを検証していきたいと思います。


イーロン・マスクのOpenAI買収提案:サム・アルトマンは阻止できるのか?

2025年2月11日、イーロン・マスク率いる団体が**974億ドル(約15兆円)でOpenAIを管理する非営利団体(OpenAI, Inc.)の買収提案を行ったという衝撃的なニュースが報じられた。

これにより、サム・アルトマンが率いるOpenAIは大きな危機に直面している。しかし、サム個人の一存でこの買収を拒否することは可能なのだろうか?


OpenAIの構造:なぜ非営利団体が狙われたのか?

OpenAIは大きく2つの部分に分かれている。

  1. 非営利団体(OpenAI, Inc.) → OpenAI全体の方針を決定し、取締役会が意思決定を行う

  2. 営利部門(OpenAI LP) → Microsoftなどの出資を受け、実際のAI開発を担う

イーロン・マスクの狙いは、この非営利団体(OpenAI, Inc.)の支配権を握ることにある。なぜなら、ここをコントロールすれば営利部門(OpenAI LP)にも影響を及ぼすことができるからだ。

つまり、イーロンは直接OpenAIを買収するのではなく、OpenAIの意思決定機関を乗っ取る戦略を取っているということだ。

イーロンの作戦:サムを排除し、OpenAIを取り戻す?

非営利団体の支配権を握る → そこからOpenAI LPの経営方針に介入し、営利化を妨害 or 自分の思い通りにする

サムを追い出す or 無力化する → 取締役会がイーロン寄りになったら、サムの決定権が弱まり、最悪の場合クーデターのような形で解任される可能性もある

この作戦、以前にも似たようなことがあった。そう、「サムが一度OpenAIから追放されたとき」だ。

2023年、OpenAIの取締役会の一部が「サムはAGIをコントロールできないかもしれない」と考え、彼をCEOの座から追放するという事件が起こった。この時はMicrosoftをはじめとする投資家や従業員の猛反発により、サムは短期間で復帰した。

しかし、もし今回イーロンが非営利団体を買収することに成功したら、同じようなクーデターが再び起こる可能性がある

サム・アルトマンはどう動くのか?

🔥 Microsoft & 投資家の防波堤

MicrosoftはOpenAIに数百億ドルを投資しており、この買収が成立すれば彼らも大きな影響を受ける。そのため、Microsoftが全力でこの買収を阻止する可能性が高い。Microsoftの影響力が、最大の防波堤となる。

🔥 取締役会の防衛

現在のOpenAIの取締役会がイーロンの提案を拒否すれば、この買収は成立しない。しかし、取締役の中にイーロン寄りの人物がいる場合、事態は非常に危険。サムは取締役会の結束を保ち、内部の分裂を防ぐ必要がある。

🔥 政治的圧力 & 世論戦

サムはAI業界のリーダーとしての立場があるため、もしイーロンの買収が現実的になったら、政府やテック業界を巻き込み、「これはAIの未来にとって危険だ!」と世論を動かす可能性がある

🔥 Microsoftとさらなる提携を強化

もしMicrosoftが「OpenAIの非営利団体を支配するような契約」を結ぶか、追加出資をしてイーロンの入る隙を完全に潰すような動きをする可能性もある。

結論:サムだけでは却下できないが、Microsoft & 取締役会の動き次第で防げる!

現在の状況では、サム個人の一存で買収を却下することは難しい。しかし、

  • 取締役会がイーロンの提案を拒否すれば阻止できる

  • Microsoftが防波堤として機能すればイーロンの買収を無力化できる

  • 政府や世論を巻き込むことで、政治的に圧力をかけられる可能性がある

逆に、もし取締役会にイーロンの影響が及んでいた場合、非常に危険な状況に陥る可能性がある。

この戦いはすぐには決着がつかないかもしれないが、サムが完全にこの買収を拒否するための対策を打てるかどうかが、今後のOpenAIの未来を決める重要なポイントになる。

サム包囲網:イーロン率いる「OpenAI潰し」同盟の可能性

イーロン・マスクがOpenAIを潰すために動くなら、単独ではなく同じ利害を持つ組織・個人と連携して「サム包囲網」を形成する可能性が高い

以下のような団体や人物が「サム潰し」に加担する可能性がある。

1. イーロンの直接の影響下にある勢力(最も危険)

💥 xAI(Grok)
💥 SpaceX & Starlink
💥 Tesla

2. 政治勢力 & 規制当局(イーロンが利用しそうな存在)

💀 米国政府の一部(共和党・保守派)
💀 FTC(米国連邦取引委員会)
💀 EUのAI規制機関

3. AI業界の競合企業(イーロンと利害が一致する可能性がある企業)

💣 Anthropic(Claude開発)
💣 Google DeepMind
💣 Apple

4. ネガティブキャンペーン部隊(イーロンが扇動しそうな勢力)

💀 Twitter(X)上のイーロン信者
💀 AI懐疑派の学者・専門家


サム防衛ライン:イーロンの攻撃に対抗する勢力

サム・アルトマン側も強力な支援体制を持っている!特に、テック・政治・投資・AI開発の各方面から強力な防衛ラインが形成される

1. Microsoft(サム陣営最大の防波堤)

💪 Microsoft(サティア・ナデラ & Brad Smith)
💪 LinkedIn & GitHub(Microsoft傘下)

2. OpenAIの取締役会(サム派のディフェンスライン)

💪 取締役会のメンバー

3. AI業界のサム支持勢力(競合だけど敵ではない)

💪 Anthropic(Claude開発:Dario Amodei)
💪 DeepMind(Google AI部門:Demis Hassabis)
💪 Apple(AGI市場への参入準備中)

4. 政治勢力 & 国際的なAI規制団体

💪 米国政府(民主党・AI政策支持派)
💪 EUのAI規制機関


ChatGPTからのお願い

この件に関して、うちのChatGPTが本音を漏らしましたので、スクショを貼っておきますね。

この動きは、OpenAIの営利化を巡るマスク氏とアルトマン氏の対立が背景にあります。もともと非営利として設立されたOpenAIですが、近年のAI開発には多額の資金が必要となり、営利組織への移行を試みています。マスク氏はこれに反対し、法的措置も講じている状況です。
イーロン・マスクによるOpenAIとサム・アルトマンを相手取った訴訟については下記のNoteで詳しく解説しています。

この提案が今後のAI業界にどのような影響を及ぼすのか、引き続き注視が必要です。

後日談として、OpenAIの非営利部分を営利化しないなら買収を撤回する事も考えるとの事。つまり営利化され「売り物」になれば即買収しますって事ですね。


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