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サム・アルトマン復帰とブライアン・チェスキー:創業者のパーソナルブランドが企業アカウントを凌駕する現象

本日、企業アカウントよりその創業者のアカウントの方がインプレッションが多いとする下記のようなポストが流れてきたのですが「いやそれはちがう」と反論せざるを得ません。このNoteはその理由を説明する内容です。

上記のポストはAirbnbの創業者兼CEOであるブライアン・チェスキーが個人アカウントを使って製品リリースの情報を共有した際の反響が、Airbnbの公式ブランドアカウントよりもはるかに大きかったことを示しています。

具体的には、ブライアン・チェスキーのアカウントからの投稿は、250万回のインプレッション(表示回数)、5,400回の「いいね」、811回のリポスト(再投稿)、256回の返信を獲得しました。一方で、Airbnbのブランドアカウントからの同じ内容の投稿は、29.9万回のインプレッション、75回の「いいね」、40回のリポスト、113回の返信に留まりました。

このデータから、アンドリュー・ガズデッキは、創業者のアカウントを使って重要な発表をする方が、ブランドアカウントを使用するよりもはるかに効果的であるという教訓を導き出しています。要するに、創業者個人の影響力が企業の公式アカウントよりも強いということを示しています。

しかしながら、それはある一部のカリスマ性のある創業者、あるいはCEOのポストに限定されるのではないかと思います。イーロン・マスクやサム・アルトマンもそうでしょう。


CEOがカリスマであれば企業よりもインプレッションを稼げる

ブライアン・チェスキーの例を語るまでもない例をリポストしている人もいます。

ただ、注目すべきはそんなに著名人とまではいかなかったブライアンの個人アカウントがなぜ、Airbnb公式よりもインプレッションが多いのか検証の余地があります。

ブライアン・チェスキーの名前を轟かした出来事

それはひとえに彼がサム・アルトマン復帰にいち早く動き、さまざまな報道機関が彼の名前を出した事で名が知れわかったものと思われます。

筆者もブルームバーグのエミリー・チャン氏がその件に触れた報道をしている事をNoteに書いていますので合わせてご覧ください。

Airbnbのシードアクセラレーターはサム・アルトマン

サムとブライアンの出会いは、サム・アルトマン氏がY Combinatorの代表として多くの起業家やスタートアップを支援していた時です。彼は、シードアクセラレーターとしてAirbnbに投資をしました。この件は、下記のNoteに解説していますので合わせてご覧ください。

サムは何度かXへのポストでブライアン・チェスキーに触れている

サムはAirbnbのアクセラレーターを務めて以来二人は親友でXのポストでブライアン・チェスチーに触れています。その時のエピソードについて深掘りしたNoteも合わせてご覧ください。


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