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OpenAIの崩壊の危機?創立メンバーが続々退職

本日、OpenAIの共同創業者であったジョン・シュルマンがOpenAIを離れてAnthropicに移ることをXで発表しました。以下、ポストの共有と全文の翻訳を書きます。

も私はOpenAIを離れるという難しい決断をしました。この決断は、AIアラインメントに更に集中し、手を動かす技術的な仕事に戻る新しいキャリアの章を始めたいという願望に基づいています。この目標を追求するために、私はAnthropicに移ることを決めました。ここでは新しい視点を得て、私が最も関心を持っているテーマに深く携わっている人々と一緒に研究を進めることができると信じています。明確にするために、私がOpenAIを離れるのはアラインメント研究へのサポート不足が理由ではありません。それどころか、会社のリーダーたちはこの分野への投資に非常にコミットしています。私の決断は個人的なもので、キャリアの次のフェーズでどのように努力を集中したいかに基づいています。

私は約9年前、大学院を卒業後の創設チームの一員としてOpenAIに参加しました。これは私がインターンシップ以外で働いた最初で唯一の会社です。また、とても楽しい時間でもありました。最初に私をリクルートしてくれたSamとGreg、そして多くの信頼を寄せてくれたMiraとBobに感謝します。彼らは私に素晴らしい機会をもたらし、様々な課題を成功裏に乗り越えるのを助けてくれました。私たち全員が一緒に成し遂げたことを誇りに思います。公益を目的とした珍しい会社を築き上げました。

私は私が参加していたOpenAIとそのチームが私なしでも引き続き成功することを確信しています。ポストトレーニングは素晴らしい才能の深い層を持ち、適切な手に委ねられています。私はChatGPTに対して過大評価されがちですが、Barretはそのチームを非常に有能な運営に導く素晴らしい仕事をしました。Liam、Luke、その他のメンバーとともにです。アラインメントチームが有望なプロジェクトをまとめているのを見て心強く思います。Mia、Boazその他のリーダーシップの下で、チームは非常に能力のある手に委ねられていると信じています。

このような歴史的な瞬間の一部として参加できたことに非常に感謝しています。一緒に成し遂げたことを誇りに思います。他の場所で働いていても、引き続き皆さんを応援しています。

ジョン・シュルマンはAnthropicに移り、今年の前半で全てのメンバーが抜けて解体されてしまったOpenAIのスーパーアライメントチームと合流する様です。スーパーアライメントチームを率いていたジャン・レイクのも彼の合流にエールを送っています。

ジャン・レイクがOpenAIを辞任した経緯については下記位に詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

また、スーパーアライメントチーム解体前に主任開発者のイリヤ・サツケヴァー氏も辞任し、ASIを開発するという目的だけのためにスタートアップを起こしました。その件に関しては下記のNoteに詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

また、OpenAIの社長であるグレック・ブロックマンもOpenAIを一時離れ長期休暇に入る事をXのポストで表明しました。

この様子だと、OpenAIはメンバーが総入れ替えになりAGIへの取り組みの方向性が初期メンバーとは違う手法でのAGI開発になっていくのか、それともOpenAIを抜けたスーパーラアライメントチームがAnthropicに移行してAGIの開発を継続していくのだとおもわれます。

またプロダクトマネージャーとして活動していた、Peter DengもOpenAIを去ったようです。彼は以前、Meta、Uber、Airtableでプロダクトをリードしていた経験を持ち、OpenAIにも重要な貢献をしていました。

同じ日にまたもや、イーロン・マスクが一旦取り下げた訴訟をまたOpenAIに起こしています。OpenAIの今後に目が離せません。

また、Beff – e/accアカウントはAIアクセラレイタースタートアップのCEOですが、OpenAI社長、グレッグ・ブロックマンの休暇について解説のポストをしています。

かれは、6月に渋谷で効果的加速主義(e/acc)のミートアップを開きました。その時の様子は下記のNoteに解説しましたので合わせてご覧ください。


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