もうチヤホヤされない25歳OLの婚活道
とあるCMを巡り世間がアレコレと議論を交わすなか、25歳OL当人は何食わぬ顔で雑音に耳を傾けることなく今日も必死に東京を生きる。
「今日からあんたは女の子じゃない」
「もうチヤホヤされないし、ほめてもくれない」「カワイイという武器はもはやこの手には、ない」
さすが私たちの森星様。全力で同意。時間外労働がいくつを超えても働く理由すべて此処にあり。
18歳を過ぎてから若さという武器をコスってコスって消耗して経済を回してきた私たちが25歳を迎える。それがこの地球で、この日本で、この東京で、一体何を意味するのか理解しているのは、紛れもなく私たちである。
いつか迎えるこの日に自分の市場価値を暴落させないために、今日この日まで頑張ってきた...(大げさ)
そんな私たちに待ち受けるのが「結婚」という試練。今から戦略的に出会いのimp在庫を増やしていかないと残された時間がない。
数ヶ月前、諸事情で少し仕事の量が落ちついた時期を見計らって恵比寿横丁で出会いの実践をしたので、レポートを残そうと思う。
【①今日の戦場の下見から】
顔があまり可愛くなくてもとりあえず勝てる(※)のが恵比寿横丁。入り口を入れば一斉に視線が集まり、獲物の品定めをされ、あちらこちらから酔っ払いの腕が伸びてくる。
ただし入り口の声掛けでビビってすぐに着席するのではなく、一通り歩いて「どの席が今日一番戦いやすいか」下見することが大事。
奥までみんなと目を合わせながら歩き、また入り口に戻る。その帰路でキメにかかり着席。
もしピンと来るものがなければ念押しでもう一度出陣、妥協でもいいのでとりあえず着席して2回目のローテーションにかける。
(※ここでの「勝つ」の定義は、より自分の理想とするスペックの男性と連絡先を交換すること。お持ち帰りされることでは絶対にない。)
【②相方との事前戦略会議が今日の勝敗を決める】
恵比寿横丁は2人組行動が鉄則。
非常に狭いお店群に人が溢れかえっているので、相方と「どの席につくか」「いつ席を立つか」などお互いの意思を確認し合う余裕はない。即断即決が鍵となる。
事前に20時くらいから集まってご飯を食べながら作戦会議が必要。
ぶれないよう、予め担当を分ける。私の場合は自分が着席のジャッジ。相方が離席のジャッジ。
私が先頭を歩き「これだ!」と思った席に座る。しばらく会話した後に相方が「これはないわ」と判断した場合、相方から博多出張の話題をする。これが離席の合図。相方がトイレ行くふりをして、私が荷物をすべて持って迎えにいくふりをして退散して次の席を探す。
1日のローテーションは2回まで。それ以上色々な席につくと出会い乞食感が強まるのでNG。終了後は相方と横丁を出て反省会。
【③フリークエンシーコントロールが大事】
恵比寿横丁はナンパ待ちスポットとしては初心者向けのイージーステージ。
だからといって調子乗って毎週顔を出したりすると、だいたい常駐男性とも知り合ってしまい遭遇を繰り返すことになる。月1回くらいサクっと顔を出すぐらいが丁度良い。
ちなみに恵比寿横丁に何度来ていたとしても、着いた席では「エビ横は会社の飲み会でしか来たことなくて〜今日2回目です!」と言う。相方と設定の擦り合わせも大事。
そんなこんなで恵比寿横丁での戦線履歴の詳細は公開しないけど、合コンするよりは効率的。
忙しくて時間のないOLの婚活道第一弾にはお勧めの恵比寿横丁でした。