母の手
少し前から
「着物のための骨格診断」を
はじめました。
着物を美しく着るためには
着物の似合う着物体型に
ご自身の体型を近づけることが
とても大切です。
着物に限らず
自分の身体を知ることは
美しくあるためにも
健康に生きるためにも
必要なのだなとつくづく思います。
自分の骨格のルーツを知ろう
ということで
亡くなった母のことを
思い出していました。
1番そばにいるはずの家族の身体つき。
両親や夫、子どものこと。
その人の体つきや雰囲気について
改めてみようとすると
よく知らないことに
驚かされます。
母は私と似ているようで
でもどこか違うなあと
思っていました。
母の鎖骨はどんなだったかな
母の肋骨はどんなだったかな
母の膝はどんなだったかな
なんていうことが
案外ざっくりとしか思い出せなくて
びっくりしています。
母の1番大好きなところは
小さいけれど
丸みのあるふっくらとした女性らしい手でした
おにぎりを握る手のフォルムや
丁寧に手紙を書く手を
いつもみていました。
膝枕をして
髪と頬を撫でてもらうのが
好きでした。
痩せていて華奢だったけれど
いつも温かい温度のある人でした。
母のそばにくっつくと
ふわっと香る温かい空気を
わたしは死ぬまで
恋しいと思うだろうな。
大切な人を
きちんと感じるって
とても大切ですね。
心をいたわることも
身体を労わることも
その人のそばにいって
ちゃんと見て
ちゃんと感じて
今日の心はどんなかな
今日の身体はどんなかな
と感じること。みんな本当に人それぞれ。
そのことに心が向いていくと
多様な存在を
さらに愛する気持ちがわいてきます。
それぞれに
色々な資質を持っていて
色々な感じ方をする。
心も体も人それぞれ。
自分というフィルターを通さずに
身体に寄り添っているうちに
人の心に寄り添う距離が
縮まっていくように感じています。
少し話がずれてしまったけれど
記しておきたかった大切なこと。
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