見出し画像

助産師の出産体験①

私自身の出産体験談をご紹介致します。

妊娠経過は有難いことに順調に経過していました。



妊娠37週に入ったある日の朝、お腹の張りで目が覚めました。

時計を見ると起床予定時間だったので、そのまま起き上がりました。

予定日はまだ3週間後だったため前駆陣痛かな?(本格的な陣痛に至らずに

治まる陣痛様の腹部の張りと痛み)と考え普段通りの生活をしていました。

仕事に向かう主人には、本格的な陣痛になれば連絡すると告げて、見送りま

した。

家事をしていると、頻回にお腹の張りを感じたので時間を確認したところ、

お腹の張りは10分間隔程度になっていました。

陣痛時間はまだ1分程度と軽く(前駆陣痛様で)おしるし(産徴)の出血や

破水もなかったので、入院物品を確認した後、陣痛促進と痛みの緩和の為に

半身浴をすることにしました。



少しぬるめのお湯に半身のみ入っていると、体の緊張が取れ陣痛の痛みも

入浴前とは異なり緩和され楽に感じられました。やはりリラックスすること

は呼吸も深くなり精神的にも落ち着くので出産の時には大切だなあ!と身を

持って体験しました。

30分程度の半身浴が功を奏したのか、陣痛が5~7分間隔になり痛みも徐々に

強くなってきました。

当日は午後から妊婦健診の予定だったので、健診まで待つつもりでいました

が、想定以上に早期に陣痛が本格的になってきており、子宮頸管が開いてき

ていると予測できる良い色の産徴も出てきていたので、産院に連絡して受診

を早めることにしました。


自分で受診しようと考えていましたが、陣痛が始まると痛みで動けなくなる

ため、仕事中の主人に連絡を取り車で受診することにしました。

車で向かう途中にも陣痛は本格的になり2~3分間隔の強めの張りになってき

ていたので、主人に帰宅してもらい正解でした。


*私は自分自身がパートで働かせていただいていた産院で出産することにしていたので、先生もスタッフもよく知っている環境で出産させていただけたことは本当にありがたかったです。


産院について内診してもらうと子宮口は8cm開大しているとのことでした。

私は5~6cm開大くらいかなと予想していたので、予想より開大していたのは

嬉しかったのですが、嬉しさよりも痛みがどんどん強くなっていたので早く

産まれてきて欲しいという気持ちの方が勝ってました。


その様に考えていた矢先に先生が、「好きな助産師を指名して良いよ!」と

軽く声を掛けてこられたので、「誰でも良いです。というか今日の担当者さ

んで大丈夫です!」と答えながら陣痛に耐えていました。


外来から陣痛室に向かう途中付き添って腰をさすってくれる助産師に、陣痛

の合間に「全開大までまだ1~2時間はかかりますね」と答えながら入院した

事を今でも鮮明に覚えています。(職業柄、陣痛のない余裕のある時に冷静

に助産診断して分娩予測している自分がいました)


続きの分娩編は②に続きます!













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?