9月の米国株価下落要因と株価下落対応策について
9月に入り米国株が全面安となる
ケースが発生しています。
これはなぜおきたのか?
結論から言うと、米国の債務上限の
引き上げ懸念、また、それによる影響で
新規米国債を発行する事ができない、
という状況によって引き起こされた
という説が有力です。
また、新規米国債を発行できないため
既存の米国債の金利がUPしている事の
影響により、ハイテク企業の打撃が最も大きく
NASDAQの下落率が大きかったようです。
米国の債務上限問題が合意されなければ、
米国は10月末を迎える事なくデフォルトしてしまう、
さらには新規に国債を発行できない
という状況にあります。
米国経済が崩壊するってこと?
っと不安に思われる方もいるかも知れませんが、
これは債務の問題ではなく政治問題だと
考えられています。
現在の米政権は民主党のトリプルブルー
(上院、下院、大統領がそれぞれ民主党)のため、
法案は何でも通りやすくなっています。
しかし、上院は50:50(民主、共和が拮抗)
であり、最後、上院議長であり副大統領の
カラマハリスが一票を投じないと
法案が成立しない状況にあります。
そして、民主党のうち1人でも反対票を投じれば
法案が不成立になってしまうため、
共和党からすれば、バイデン政権の
インフラ政策などの一部見直し等を
引き出したいという思いで駆け引きが行われて
いるということです。
債務上限は引き上げられる可能性が高いため、
債務上限の問題だけなら、また株価が戻ってくる
可能性は十分考えられます。
もちろんテーパリングの問題もあれば、、
中国恒大集団リスクもあるので、
市場環境の不透明性は高まっています。
よって売却などにより
ポジションを少し軽くしておくという対応は
悪い判断ではなさそうです。
ですが、
もし長期優良株を主体に保有しているならば
悩む必要もなく
株価が下がった →じゃあ、株を買い足そう
つまり株価が下がれば、追加で株を買う
っと、これだけでいいので悩む余地はありません。
さらに高配当までついていれば
言うことはありませんね。
日々の株価についてはほとんど気にすることなく
下がったときに買い足すことだけ考えていればいい。
米国、債務上限リスク、
金利上昇
テーパリング
中国 恒大集団・・・
これらの株価低下につながる懸念材料は
長期高配当優良株投資においては
チャンスにさえなります。
日々の株価に一喜一憂しないで
のんびり長期投資をしていくのは
いかがでしょうか。
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