黒田杏子先生のお墓参り
2024(令和6)年3月7日
黒田杏子先生のお墓参り
明 惟久里
3月13日の一周忌少し前、四温晴の午後、俳句の恩師のお墓参りを短くして来ました。
黒田杏子先生は、2024(令和6)年2月25日に、ご親族で納骨、そして一周忌法要を済まされ
ました。
命日の3月13日当日には、夫である黒田勝雄
さまのお名前で、杏子先生ゆかりの方々に
これを報せるお葉書〈B〉が届きました。
杏子先生は、長年なじみでいらした場所に、先生の詠まれた句が刻まれた 先生らしい
墓碑の下に眠られることになったのです。
お墓は、法眞寺をお参りして進むと広がる
隣接の本郷赤門前霊園内に。
(地図〈A〉参照↑)
赤門前の横断歩道を⬇赤門を背に反対側へ渡り (写真〈C〉)
法眞寺と本郷赤門前霊園の案内柱が両側に
あるこの路地⬇に入り直進。(写真〈D〉)
ほどなく寺の敷地内へ。
向かって右側に、法眞寺の事務所を兼ねた
文京一葉会館⬇ 樋口一葉像や庚申塔も。
わからないことはここで。(写真〈E〉)
その向い側の建物前には、線香があります。
ひと束取り、任意の額のお金を入れ、自動
発火器に置くと1分くらいで火が点きます。
お墓参りに持参しますが、その前に先に
法眞寺に手を合わせに行きました。
道の左側(あ)のコースへ⬇(写真〈F〉〈G〉)
お参りして(い)コースに戻ります。本堂は
和洋折衷の珍しい設計。この脇を歩くと
正面に、喫茶“銀時計”も入る横長の施設。
この建物の右側から霊園へ。(写真〈H〉)
途中、小さな駐車場脇の木蓮が満開でした。
ご住職のお話では、先々代のおばあ様が
手をかけて来られたこうした樹々が、
今も園内に点在しているそうです。
奥には愛らしいピンクの山桃も盛りで、
園の入口には枝垂桜も蕾をつけていました。
「本郷赤門前霊園」の門柱⬆を見つけたら、
これのやや左側の道を入り、数列行った道の左側の角。法眞寺側とは反対向きにお墓が。
見慣れた杏子先生のお名前のサインと
花巡るいつぽんの杖ある限り
の御句が迎えて下さいました。
ひとしきりいろいろいろいろお話しました。
ぜひ、杏子先生に会いに行かれて、俳句や
ご自身のお話などなさってみて下さいませ。
~文京区のHPより~
◆浄土宗和順山法眞寺◆
慶長元年(1596)知恩院より寺号附与されるが、開山年不詳。 明治の文人「樋口一葉」ゆかりの寺である。 樋口家は明治9年にこの法眞寺の隣に居を移し、一葉は9歳まで5年間住んだ。 この時代が樋口家では最も安定した時であった。 一葉の作品「ゆく雲」に登場する「腰ごろもの観音さま」も現存している。 【所在地】文京区本郷5‐27‐11
【お問い合わせ先】03‐3813‐8241
【交通のご案内】
東京メトロ丸ノ内線または都営大江戸線
「本郷三丁目」駅より徒歩5分
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