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Photo Story|代萩-だいはぎ-/Daihagi

PENTAX KF f10 1/500s 270㎜ Sizuoka Omaezaki
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「代萩-だいはぎ-」

秋を黄色で彩る背高泡立草セイタカアワダチソウ

茎の部分が
萩の代用として簾等に使われることから
またの名を代萩ダイハギとも呼ぶ。

外来種であるものの
晩秋でも咲き誇るそれは
虫たちにとって貴重な蜜源となる。

在来種を脅かす厄介者だったが
彼らもまた一つの生態系を作っていた。


Photo Story

セイタカアワダチソウ。

一度や二度名前は聞いたことがあるだろう。

あるいは名前を聞かずとも
必ず一度は目にしているほど
全国的によく見られる秋に咲く黄色い花。

背丈としては1〜2mも高くなり
穂をつける時期はまるで泡のようなことから
この名前がついたようだ。

あるいは萩の代用として
茎を乾燥させたものを
簾等にも利用することから代萩とも呼ぶ。

・・・

北アメリカ原産の帰化植物で、
日本には明治時代に園芸目的で輸入された。

そして戦後になると
その数は爆発的に広がり、
今では秋の風物詩ともいえてしまうほど
馴染み深い植物となっている。

名の通り背が高くなることから
背が低い草地に生えるような植生に
大ダメージを与えている。

現在は数としては収斂方向に進んでいるようで、
広がりの勢いは弱まっているそうな。

・・・

茎は萩の代用となり
新芽は食べることもできて
他にも入浴剤にもできるそうで。

我々人間にも様々な
メリットがあるような植物だが、

今では虫たちにとっても
貴重な蜜源の一つである。

いたずらに数を減らせば
その他多くの生態系に影響を与えかねない。

また、
人間が草刈り等をした場所においは
背高泡立草はススキなどの他の植生と共存できるらしい。

しかし、
耕作放棄地などにおいては
一面黄色の花を咲かせてしまうくらい
勢いは凄まじいという。

まさにこれからの付き合い方が
本当に重要になってくる雑草の一つ。

人の手によって持ち込まれた外来種。

駆除の道を選ぶか。
共存の道を選ぶか。

決めるのは神ではなくて
一人一人の人間であることを忘れてはいけない。

全ては影響し合っているのだから…。

・・・

ちなみに日本固有種としてのアワダチソウもある。

本名はアキノキリンソウ。

群馬県片品村の花咲地域で撮影

セイタカアワダチソウにより
やはりその数は減らしているそうな。

この植生もまた
やはり大切にしたい一つである。。。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年11月6日


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