Monologue|僕がカメラを撮る本当の理由に気づいた話
こんにちは。
今回は写真回ではなく独り言回。
というのもちょうど今日気づきがありまして、それを忘れないためにもnoteに書いておこうかなと思った次第です。
本題に入っていく前に、まず僕が現在おかれている状況をちょこっと話しておこうと思います。
現況に至るまで
ちょうど1年前に新卒入社で5年勤務していた会社を辞めて、フリーになりました。
会社自体が嫌いではなかったのですが、組織に属するのが嫌で、・・・というよりも時間を拘束されることにストレスを感じていました。
やりたいことがたくさんあるのに、なぜ自由に使える休日は週に2回だけなんだろうかと。
遡れば学生時代の時からずーっとそうでした。
だったらもっと自由になれば?と自分の中から聞こえてきた声を頼りに、「あと1年で仕事を辞める」と決意してからは、恐ろしいほど順調に仕事を辞められる環境がバッチし整っていったのです。
そうして晴れてフリーになって、1年目を終えました。
その間何をしていたのかというと、主にカメラ、カメラ、カメラです。
実際は、在宅の仕事をいくつか掛け持ちながらやっていたり、昨年の4月からパートナーと連れ子の娘と暮らすようになって主夫を経験してみたりと色々活動はしているのですが、おおよそはカメラの時間をより増やすことができています。
しかし!そう。問題はお金。
貯金はとっくに使い果たし、ついに自転車操業状態になってしまいました。
いや、むしろ今月の家賃とか車のローンとか、どうする?というくらいにすっからかんで。笑
いや、働けよ!と思われるかもしれませんが、僕の中ではこれも全てシナリオ通りなんだろうなと思っています。
ここまでの経験をしなければ次のステージに立つことができないと判断した僕自身が引き起こした現実なんだと。
だからこそ、不安に駆られることなく、まっ、どないにでもなるでしょ!と今を楽しく生きているわけです。
そして、掘り下げてみる
と、実は金銭だけ見れば、すでにピンチを通り越してアウトな状態なのですが、だからこそ僕はもっと自分の中を掘り下げようと思い立ちました。
僕は今何をどうしたい?と考えてみたところ、いくつか出てきました。
・写真を撮りたい
・車と奨学金のローンを一括返済したい
・石垣島へ旅行したい
ほんとすぐパッと出てきたのがこんくらい。
まぁ写真を撮りたいのは後回しにするとして、ローン類の一括返済に関してさらに深掘りをしてみようかと。
返済が目的?
→ローンを一括返済したいということは、月々の支払いの負担を減らすことができる。
→そうすると、結果的に自分が自由に使えるお金とか時間を増やすことに繋がる。
→お金とか時間を増えると、もっともっと色々なところに写真と撮りに出かけたり、カメラの機材を新調したり、あるいはパートナーと飲み屋歩きをしたり・・・。
みたいな感じで深掘りをして行きます。
すると見えてきたのは、別にローンを返済することが目的じゃないことに気がつくんですよね。
そしてお金と時間を増やすことも目的ではないことにも気がつくと。
その先にある、カメラの活動にもっともっと没頭していきたいって言うのが見えてきたわけです。
あ、それと同じくらいにパートナーの静岡の居酒屋で美味しいお酒と美味しいご飯めぐりしたいってのもありますが。笑
なんでカメラの活動をしたいのか
こっからが、僕の中の深層へと潜っていく内容になっていくのですが、なんでそんなに写真を撮りたいんだろうと考えてみたわけです。
→美しいものとか綺麗なものとかをみるのが好きだから。
これは深掘りをしなくてもパッと出てくる理由。
じゃあなんで好きなんだろうと。
そこで、5年前にタイムスリップします。
・・・
福島県に転勤で引っ越して、初めての一人暮らし。
仕事も新卒2年目ながらに順調で、お金の余裕も出てき始めた頃に、住んでた場所の星空があまりに綺麗だったことからカメラを買うことを決意しました。
といっても一眼レフのようなうん十万もするカメラは買えなくて、3万円くらいのちょっといいコンパクトデジタルカメラ。
目標は天の川を撮影することでした。
家から車で走らせて15分ほどの場所にある自然公園の駐車場がいつもの撮影スポット。
星空の写真を撮り始めて3回目くらいの時に、ふと写真のデータを少し明度を上げたり等の編集をしていると、そこに天の川が写っていたのです。
おおおお!?これって!?天の川!!!???まじ!?
その時の興奮たるもの、鳥肌が立つくらい嬉しかったのを覚えています。
この時に味わった感情こそ、僕がカメラを夢中にさせる要因だでした。
それ以降も、カメラ片手に数々の絶景とかを見に行ったりしましたが、やっぱりその度に心の底からブワァぁぁぁぁぁって鳥肌が立つくらいに喜びとか幸せとか感動とかそういった言葉に表現できない感情が溢れ出てくるのです。
そん時の僕って、感動のあまり泣き出すか、あるいは体が軽くなったかのように走り出すかと言うケースが多いのですが、、、。
・・・
そしてここ最近は、絶景こそはあまり見に行けていないのですが、身近な世界でもファインダーを覗けば「めっちゃ綺麗!!!!!」と思うような瞬間を捉える機会が増えまして、その時の感情が絶景を見ている時と同じようなものであることに気がつきました。
綺麗とか美しいとかそういうものを見ることって、結局僕にとっては「全身全霊で喜びを感じること」なのです。
思い返せばカメラを持ち歩いていない時から、綺麗なものとか美しいものを見ることが好きでした。
それが今やカメラという手段を使うことで、より明確にその喜びの感情を体験することができているわけなのです。
シン・AkiirO*Photo
と見出しをなんとなくオシャレに書いてみたのですが、特に今までと活動内容は変わりません!
ただ何かが僕の中で変わった氣がしています。
自分がなぜそこまで写真を撮ることにこだわってるのかなぁと思った時がありましたが、結局本当の目的は「写真を撮ること」ではなかったんだと気がついたからかもしれません。
綺麗なものや美しいものを全身全霊で感じて、そして喜びのエネルギーへと変換することが真の目的だったと。
そのエネルギーを昇華しきれないからこそ、カメラというツールを使って写真に変換しているんじゃないかなぁと、この記事を書きながらちょうど今そこに考えがたどり着きました。
であればこそ、もっと自分の写真を自分自身が愛して、そしてその写真に込められているエネルギーを放出していかなければ、そこに循環は生まれない。
結局今の僕の活動って、きちんと循環できていないだけなんですよね。
それは僕自身が僕の価値をちゃんと認められていないからという裏返しでもあるんですけど、今回の深掘りでそこにも気がついた訳なんです。
今おかれているすべての環境と、今繋がっているすべての人たちが僕にクリエイターとしての活動を後押ししてくれてるって最近本氣で感じています。
だったら押されるがままに流れに乗ろうと。
そこで僕はようやくカメラマンとしての自覚が芽吹きました。
だからこそ「シン・AkiirO*Photo」としてリスタートしようと。
いや、この見出しの冒頭にも述べたのですが、特に活動は変わらないんですけどね。笑
ただ、自分の作品にちゃんと価値をつけて積極的に世に出していこうと思っています。
そしていつか写真集を作り、個展を開くことも実現させていきたい。
一人でも多くの人に自然からいただいたエネルギーを、写真を通じて伝えていきたい。
それこそまさに、僕がモットーにしている倖せ繋ぎになっていくよなぁと改めて思いました。
と、いうことで、今後ともどうぞ見ていただけるとすっごく嬉しいです!
ここまで長々とお付き合いありがとうございましたm(_ _)m
2024年3月9日