騒音#1

前回の記事では、私の人生がほぼ詰んでいることを書いた。余談にはなるが、少し過去の私の人生の記録をここに残そうと思う。

実はつい最近、具体的には今年の10月中頃の話だが、私はその時鉄筋コンクリート造の一階の集合住宅の一室を借りて住んでいた。その部屋を借りた理由も、前に借りていた部屋の騒音、つまり壁が薄すぎて話声丸聞こえだったり、隣人の目覚ましの音で目が覚める、上階に住む人の掃除機をかける音が朝6時から必ず毎日行われ、その音も凄まじく耐え難い大きい音が響く。同時に私も起きてしまう、など枚挙にいとまがないが、そんなだから引越しを決意し、無事独立系保証会社の審査に通過したので住んでいた。

独立系の保証会社は過去強制退去を食らった事実を他保証会社と共有しておらず、しかも割と界隈では大きい会社だったので、審査を通過したのは僥倖だった。

なのにだ。鉄筋コンクリート造のそれは、まるで木造ですか?と言わんばかりに床がしょうもなかった。ちょっとした歩く音さえドスドス響く。なんなら、上階の人間が料理をする時、まな板で何かを切るときのトントンという音さえ、まるで自分の部屋で切っているかのごとく音が下に伝わる。

大家にクレームを入れても改善せず。警察に連絡しても民事不介入と言われる。仕方なく当人の部屋の玄関まで押しかけ、インターホン越しにクレームを言った。

だが、それらクレームはそもそも論点が間違っていた。なぜなら、建物の床が薄すぎるため、どんな人が住もうと改善する余地などないからだ。壁が薄く、隣人にクレームを入れることも同様で、クレームを誰かに伝えたところでペラペラな壁が防音壁になるわけなどない。だからやるべきことはもはや引越しするか、耐えることしかない。

耐え忍ぶことももちろん考えた。実際に10ヶ月はその部屋に住んでいたのだから。けれど日々生活していく中で、頭がクラクラし始め、頭痛を発症。そのまま外に出ると、疲れてもいないのにフラフラして前に歩けない。これでは体調不良で仕事どころではなくなる。そう考えたからまた引越しすることにした。

騒音#2へ続く。

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