見出し画像

ワクチン希釈研修を個人で開催したって話 その1

 新型コロナワクチンの接種が進んでいて、すでに100万人を超える人が1回目の接種を終えています。
 今まで医療従事者のみでしたが、いよいよ4月12日から高齢者向けにも開始されることが決まっていて、本日(5日)その第1弾のワクチンが発送されます。

 薬剤師にとっても、厚労省から公開されている【予防接種の手引き】にしっかりチームの一員として明記されるなど、薬剤師の接種会場での役割に期待が集まっています。

YOUニーズあるなら企画しちゃえYO

 そのような背景がありつつも、接種会場の手配や内容は各自治体に任せられていて実際はどのように依頼が来るのかなど、不明な点も多いです。(これは非難しているのではなく、イレギュラーな今回の取り組みにおいて仕方ない側面も大きく、医療従事者側の主体的な動きも必要なんじゃないかな、と感じています)

 とはいえ薬剤師側も事前準備が必要です。薬局にいても、バイアルや注射器具を使用する機会はほぼありません。
 だからこそ、希釈研修をしたい。。。でもいつまで経ってもワクチン希釈の研修が行われない。。。研修が開催されるなら行きたい。。。などの声をSNS等で聞いたので、

「じゃあ個人で企画しちゃえ!」

 と立ち上げたのが『#個人で企画する希釈研修』プロジェクトです。
 プロジェクトの進捗状況は主にTwitter(@AkitoIkeshita)で報告しつつ、悩みながら創り上げていきました。

 主なお悩みポイントは以下の通り。

1.講師をどうするか
2.人数をどうするか
3.会議室をどうするか

 1.講師については、予定していた先生が来れなくなったトラブルなどが勃発しましたが、結果的に皆さんからのサポートにより、素晴らしい先生に巡り合えることができました。
 2.人数は、3にも関係するのですが、人数が多くなればその分大きな会場が必要になってきます。近隣の会議室を借りると9万円前後しちゃう(!)ので研修費用が爆上がりしてしまい、そもそも開催が危ぶまれてしまいます。なんてこった!
 3.というわけで、会議室は裏ワザつかって無料で借りられるとこを利用することに。イコール人数も20名程度に絞らざるを得ません。

とスッタモンダはありましたが、結論。

1.講師の先生は、ツテを頼り、病院薬剤師の先生にお願いすることに。
2.人数は20名まで。
3.会議室は裏ワザで0円。

 これで研修費用は実際の器具代だけ請求という形で、1,000円に抑えることができました。(本当はまったく抑えてないけど、それはまた別の機会に笑)

募集開始!

 実際の募集はGoogleフォームを使用しました。情報オープンにしたのはTwitterとFacebookのみ。それでも、事前調査でニーズの大きさを感じていたので、恐らく一瞬で埋まるんじゃないかな、、、と甘く考えていました。

 はい。完全に読み違えてました。

 一瞬で埋まったのは10名のみ。そこからの動きは遅かったです。
 まあ期限まで時間ありましたし、講師の先生からも「10名も!すごい!」という反応だったので、そんなものかな、という認識でいけたのはありがたかったです。

 確か2週間くらいの申込期間を設定していたのですが、少しずつ埋まっていき、おかげさまで期限5日ほど前に満員御礼となりました。ありがとうございました。

 実はワタシ、研修を企画したのはこれが生まれて初めて。様々な方の力を借りて開催することができました。

 この場を借りて御礼申し上げます。
 ありがとうございます😊


 というわけで、長くなってしまったのでドタバタ研修直前・当日のレポートは次の更新で!

お楽しみに♪

画像1

 本当に研修やったんかいな?と言われてはいけないので笑、当日の写真を少し。奥のマイク持ってるのが私。(他の方はボカシ入れてます)

〇4月6日 追記
 その2が公開されました!

池下 暁人

いいなと思ったら応援しよう!