VLOGを撮って編集する(その1)
VLOGは10年ぐらい前から海外のYoutubeで流行りだした動画ジャンルで、日本でも特にここ2~3年は流行が来てる感じ。
ぼくはコロナ禍で仕事が在宅になり、余った時間をどう使うか考えた結果、動画の編集をやってみることにした。編集するためには素材が必要で、そのためにVLOGを初めた。つまり2020年の春から。
VLOGとは動画でやるBLOG(Video Blog)なので、何を撮って残すかは100%個人による。日記でも冒険でも趣味でも何でも記録に残ればOK。
BLOGには専用プラットフォームがあれこれあるけど、VLOGの場合はほぼYoutube一択。Youtubeで公開動画にすれば他人の目に触れる。すると自然の流れでより多くの人に見てもらいたくなる。
非公開でひっそりと楽しむ人も少なからずいるので必ずしもみんなではない。でもそこは他のSNSと同じで、他人に見られて「イイネ」と言われればやっぱり嬉しい。人は承認欲求の強い生きものだし。
Youtubeで高評価を得るには質の高い動画である必要がある。質が高いとは、
・ おもしろい
・ 見やすい
・ きれい
・ 意外
などなどいろんな要素がある。ちゃんとストーリーや構成があって美しい動画なら他人が見てくれるわけ。実際に撮ってみるとすぐに分かることだけど、これがまったく簡単ではない。
もちろん意外性(例えば事故・事件の瞬間や普通の人がやらない馬鹿な行為など)があれば人目を引く。とかく若い「Youtuber」が非常識なことをしがちなのはこれが理由。でも意外なことがそうそうあるはずもない。
上に挙げた要素の中で簡単に手に入るものがある。それが「きれい」であること、つまりカメラ。スマホで撮った映像と、優れた一眼カメラで撮った映像は違う。それは誰が見てもわかる。
たとえ有名Youtuberにならなくても、美しい映像を残したい気持ちはみんなあると思う。だから動画(写真ではなく)に特化したカメラをメーカーもこぞって開発・発売しているんだろうね。
個人的な意見を言えば、一眼で撮られた美しいだけのVLOGよりもスマホで撮った面白いVLOGの方がいい。でもストーリー作りをじっくり学ぶよりカメラを買い替えるほうがはるかに手っ取り早い。まずは出来るところから手を出すのは、まあ間違いとは言えない!?
(余談だけど高名な映画監督がスマホだけで撮った映画があって、何の問題もない素晴らしい作品だった)
今回、ソニーが出しているVLOG CAMと呼ばれている「ZV-E10」を買ってみた。これを選んだ理由は、ソニーαを使っているのでレンズやバッテリーなど共通資産が既にあったから。そうでなければ別にキャノンでもニコンでも良かった(ソニーは特に動画に力を入れている感はある)。
ぼくのVLOG歴は、バイクに関するものが多く、Insta360やDJIのアクションカメラを使ってきた。アクションカメラの特徴は、超広くて視聴者に全てを見せる視界。広いから情報が豊富で何処で何をしているのかが一目でわかる。一人称視点で撮ると没入感があってスポーツのシーンではこれがとても都合がいい。逆に特定の何かを意図的に見せたい時はその超広角が邪魔をして非常に使いづらかった。
バイクで走っているだけならアクションカメラで完結するけど(実際にモトブログというジャンルがある)超広角だけで映像を作るのはつらい。そこで今回のカメラ購入となったわけ。