トライアンフ・デイトナ660
年末から何やらツイッターでざわざわしてましたが出ましたね。
トライアンフからデイトナ660がデビュー。
個人的な予想で恐縮ですがこれはきっと売れますよ。
トライアンフというブランド、嫌味のないデザイン、その気になれば買える値段。
このセグメントの潜在ユーザーが気になるポイントをしっかり押さえてきてます。
トライアンフにとってデイトナというのは半ば伝説的な存在なので、660では力量不足だと感じる人も多いと思います。
昔からバイクを知ってるベテランライダーですね。
デイトナはかつてのデイトナらしい存在感であって欲しい、と。
トライアンフとしては、虎の子のデイトナの名前を使うならコンセプトを踏襲するような使い方じゃなく、エントリー層を一気に吸い上げる集客の象徴的な役目を果たしてもらおうという思惑じゃないですかね。
トライデントが出た時に話題になったのは、過去の名車の名前を引き継ぐ形で登場したことでした。
思えばあの時から始まってたんですね。
エントリー車種に過去の名声である「トライデント」と「デイトナ」の名を冠して新規のユーザーを取り込む。
取り込んだら後は、ボンネビル・ストリートトリプル・タイガーの現行ラインナップにステップアップしてもらう。
よく考えられたマーケティングだと思います。
トライデントは日本では今一つ人気が上がりませんが、デイトナは日本人受けは良さそう。カウル付きレーサーが大人気のお国柄ですからね。
トライアンフとしてはどの国でも「どちらかが」当たればそれでヨシなんじゃないでしょうか。
グローバルな視点ですねえ。
まあでもこれも例によって勝手な想像なんですけどね 笑。
ところでトライデント乗りのぼくから見ると、今回のデイトナは全く刺さらないです。
カッコいいと思いますがぼくの使い方には合わないですね。
ぼくはパイロン走行がバイクに乗る目的なので、ハンドルが低いバイクは最初からNGです。
過去にセパハンでチャレンジしたこともありますが難易度が高いです。
そしてもっと大事なのがトルク特性です。
トライデントが最大トルクを6250rpmで発生するのに対してデイトナは8250rpm。
低中速を最重要視しているのに2000rpmも高回転寄りでは話にならないです。
トライデントは理想的に下からトルクがあって、しかも3気筒だからスムーズに盛り上がる。低速・低回転の使いやすさが抜群。
ぼくにとって最大出力はどうでもいい値で、そんなことより低回転のトルクが薄かったり急にトルクが盛り上がることが困ります。
デイトナが困るような特性とは思わないけど、スペックを見る限りトライデントには及ばないと想像してます。
いつかパイロン走行をやめたらどうかな。
その時はビッグツインを上がりの一台にしたいと思っていて、BMWのボクサーやモトグッツィのVツインに魅力を感じますね。
どっちにしても高回転型のエンジンには縁がなさそうですね。