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『NARU』 共通言語について語った2時間

皆さん、こんにちは! NARU事務局のあきほです!

なりたい自分に “なる”
自分らしく生きられるように “なる”
新しいことができるように “なる”
努力が実を結ぶ(実が “なる”)
まちづくりの仲間に “なる”
ひとりひとりの “なりたい” を応援するコミュニティ『NARU』の第6回は、10月29日にzoomにてディスカッション形式で行いました。

これまでの講義回の内容を踏まえ、まちづくりを進める中で、地域の人を巻き込んだり、組織をつくったりするときに「共通言語」が重要になるのではないか、というメンバーの提案で、今回は「共通言語」をテーマにディスカッションしました。


心をほどく共通言語の力

Green Citiesが長期にわたって携わっている、富山県南砺市井波地区には「土徳」という言葉があります。みつさんが、井波の人と同じように「土徳」という言葉を使い始めたことで、自然と人々の心が開かれるのを感じたといいます。言葉には、その土地や人々の価値観が反映されています。共通言語を持つことで、文化的な仲間意識が生まれ、同じ価値観や文化を共有していると感じられるのだなと思いました。

共通言語が広がるとき

共通言語が広まる過程で、必ずと言っていいほど起こり得るのが、「意味のズレ」だと思います。言葉は使われるうちに、少しずつ意味が変わっていくことがあります。この変化を受け入れるべきか、または元の意味に忠実であるべきか——意見は分かれました。

「意味が少しずれても、それが広く浸透することの方が大切」と考える人もいれば、「本来の意味が損なわれてしまうのは良くない」と考える人もいました。例えば「土徳」という言葉も、広まる過程で元の意味を正確に伝えられなくなるかもしれません。しかし、その言葉が地域や人々にとって有意義であり続けるなら、新しい解釈が生まれることも受け入れる価値があるのではないでしょうか。

暗号のような共通言語

オランダの大学に通っているメンバーが、宿舎の部屋にインキーしてしまったときに用いる暗号のような共通言語について話してくれました。インキーしてしまった時に、鍵穴にプラスチックを詰めて開けるのだが、友達に協力を求めるときに大家さんにバレてしまってはまずい。そこでTPという暗号を使って助けを求めるみたいです。このような暗号を使う理由は、かつて同じ宿舎に住む学生のチャットグループに大家さんが入っていて、チャットで助けを求めても何をしているのかバレないようにするためだと言います。今でもそも名残が続いているのだそうで、共通言語ができた背景やストーリーも含めて、すごく面白いと思いました。

最後に少し政治の話

終盤には、少し話題が変わって行政の体制や政治についての話になりました。まちにビジョンがきちんと確立されていれば、市長が変わっても支障はない。アメリカの大統領選が近かったこともあり、アメリカはヒーロー像を求めるけど、日本は安定を求める傾向にあるよね、という話題にも触れました。

最後に、日本の投票率の低さについての話があがりました。その中で「微力は無力ではない」という言葉が印象的でした。日本では、投票に行かない人が多く、特に若者の投票率が低いことが問題視されていますが、「一票一票が集まれば大きな力になる」ということを信じられるかが大切です。たとえ個人の力が小さく感じられても、みんなでその力を結集すれば社会を動かす原動力になり得るのです。自分の思いを託す手段として、一票を投じることがいかに大切かを再認識しました。


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