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『NARU』 まちのブランドとは何か

皆さん、こんにちは! NARU事務局のあきほです!

なりたい自分に “なる”
自分らしく生きられるように “なる”
新しいことができるように “なる”
努力が実を結ぶ(実が “なる”)
まちづくりの仲間に “なる”
ひとりひとりの “なりたい” を応援するコミュニティ『NARU』の第7回は、11月12日にzoomにて行いました。

今回は「住みたいまちの条件」についてディスカッションし、「まちのブランディング」について学ぶことができました。

「住みたいまち」ってなんだろう?

この問いかけから始まった議論は、まち選びにおける条件を一人ひとりが発表する形で進みました。交通アクセスや利便性を重視する人もいれば、治安や自然環境を重視する人もいて、その基準は実に様々でした。

この話を聞いていたみつさんが、「スーモで住宅を検索するときの条件みたいだね」と笑っていた場面もありました。確かに、私たちが話していたのは、まち全体というよりも、住宅やその周辺環境にフォーカスしたものだったかもしれません。

「まち」ってどんな単位?

そもそも、「まち」という言葉はどのくらいの規模を指すのでしょうか?一般的に、まちの中には利便性の高い都会的なエリアもあれば、自然豊かな郊外や田舎も含まれています。一つのまちの中でも、地域によってその性格は大きく異なることがあります。

たとえば、東京というまちを考えたとき、都心のビジネス街、商業エリア、そして少し離れた自然の多いエリアなど、場所によって大きく雰囲気が変わります。一方で、京都やニューヨークといった他の都市を思い浮かべると、それぞれが持つ「まちらしさ」がはっきりと異なることに気づくでしょう。

つまり、「住みたいまち」という言葉は、多様な地域性や規模感を内包した大きな概念なのです。そのため、私たちが議論していた条件も、実は「まち」というより、もっと具体的な「生活エリア」を指していたのかもしれません。

まちのブランディング

まち選びにおいて、まちの「ブランド」も重要です。「ブランド」とは、その街が持つ独自の価値やイメージを指します。たとえば、オレゴン州ポートランドは、「普通の観光客は来なくていい」というユニークな姿勢で、自分たちの価値観に合う訪問者を引き寄せています。日本人向けに作られた、観光プロモーションビデオ「オドナロトゥープ」がなんともユニークで、一度聴くと耳から離れないので、よかったら聞いてみてください。笑

このように、まちがどのようなメッセージを発信するか、またそのメッセージと体験が一致しているかが、まちの魅力を高めるポイントとなるのでしょう。

あとがき

私は、どこの都市にでもあるようなビルが並ぶ風景ではなく、そのまちらしい景色を見たときにワクワクします。それは、イメージと体験が一致するよう練られたブランディングに引き込まれているからかもしれません。

現代は技術が進み、どのまちでも似たような建物を作ることができるかもしれません。それでも、気候や風土が育んだ文化が色濃く反映されたまちは特別で、個性を感じさせてくれます。ありのままの魅力を発信し、それを愛してくれる人を迎える観光ブランディングはサステナブルで素敵です。

たとえば、ポートランドのように自分たちの個性を尖らせ、「本当に理解してくれる人たち」を引き寄せる姿勢はとても魅力的です。万人受けを狙わなくてもいい。そのまちならではの良さを自信を持って伝える。そんなまちが増えると、もっと面白い世界になるのではないでしょうか。

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