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3.オブスキュア


2023.01.26

YouTubeでおすすめに出てきたsimmer pineというバンドにショックを受けて、「オブスキュア」のワンコーラスを勢いで完成させました。

2022年は、「傷つきたくないふたり」「パラセイル」「4月の気配」と長い曲ばかり作ってきた私にとって、「Comfy」はとても衝撃的な一曲でした。そういえば最近作った曲、長いのばっかだなと気づかされました。

歌い出しの「待ちわびた昼の続きを」の部分はこの時点で出来上がっていますね。改めて聴きかえすと、一番最初はこんな歌詞だったんだなと思わされます。

ボイスメモに登録した時点でのタイトルは「ロイヤル」でした。ボイスメモに仮タイトルをつけるときは、だいたい直感でつけています。

2023年2月11日に「4月の気配」のMVを撮り、家に帰ってシャワーを浴びてる時に”オブスキュア”という言葉が思いつき、そのまま正式タイトルを「オブスキュア」に決めました。

2023.03.12

加藤さんにデモを渡し、スタジオに入ってリードギターのフレーズを作成。音色は現在とさほど変わっていませんが、フレーズがだいぶ荒々しくて、まだ洗練されていない感じがしますね。

この曲は「ターミナル」と同じで、構成、歌詞等はデモの段階で出来上がっていたので、あとはギターフレーズを作るだけでした。特に「オブスキュア」はイントロのメロディーが浮かんできた時点で、かなり手応えがあったので、制作はとんとん拍子に進んで行きました。

2023.03.21

リードギターの録音。加藤さんが約1週間で完璧なフレーズを作ってきてくれたため、一瞬で録音が終わりました。勢いを殺さないように、リードギターとベースを同時に録音しています。2,3回くらいでいいものが録れました。勢いとはすごいですね。

デモを作ってから、楽器の録音まで、およそ2ヶ月で完了しており、我々のなかで最速でした。なので、他の曲と比べてデモの数が圧倒的に少ないです。大した苦悩もしていないので、書くことも全然ありません

2024.05.17

アルバムに収録するにあたって、改めて聴き返してみたところ、ドラムの音がしょぼく聴こえたため、ミックスをやり直しています。逆に、ドラムの音以外の音はとてもよくて、いい録音ができたなと1年経っても思えました。

総括

『Shallows』の制作はこの曲から始まりました。「オブスキュア」が作れたことで、アルバムの指針が定まり、残りの楽曲たちを作ることができました。

MVは以前私が住んでいた街で撮影しました。撮影の過程で加藤さんが日焼けして、顔が真っ赤になっていってます。


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