起業する人必見!売上アップに繋がる心理学3選!
「よし!起業しよう!」と起業して最初にぶつかる壁。「物が売れないこと」ではないでしょうか?あなたのサービス・商品が売れるためのヒントを行動心理学の本から紹介します。
今日読んだ本はこちら。
人間のあらゆる行動を心理学の分析から紐解いている本で、自分の行動を見返しながら読んでみると「あ、ついしてしまっている自分の行動は人間なら誰しもしてしまうことなのか」と思う反面、その知識を利用すればもっと世渡り上手に慣れるかもと思わせてくれる本です。
人の行動を知る必要がある人、起業したての人(人に商品を買ってもらわなないといけない)、心理学に興味のある人は是非読んでみてください。
この本の中から、起業したての人が必ず直面する商品を販売することにまつわる心理学を3つを紹介します。
同じ事実も違ったように見えるフレーミング効果
商品説明、ラベル表示、パッケージデザインなど、どのように表記されていますか?起業したての方(特に男性の方)は商品のクオリティをあげることに全勢力を費やして、どのように商品を見えるかにはあまりこだわりを持たない方がいます。私も実際そうでした。
商品をどのように見せるためのこだわりは、商品そのもののクオリティより何倍も大切です。
心理学ではフレーミング効果という効果があります。
絵の額縁を英語で「フレーム」といいますが、フレームが立派だとその絵の価値が高く感じるように、人がある選択をするときにその絶対的評価ではなく、自分の基準に当てはめて別の判断をしてしまう可能性があることをいいます。
つまりどんなに商品クオリティが良くても、パッケージデザインや商品説明を怠ってしまうとその商品の良さはお客さんに伝わらないということです。
例えば、ハンバーガー屋さんで2つのメニューがあったとします。どちらの方を買いたいと思うでしょうか?
A このハンバーガーは30%の脂肪が含まれています。
B このハンバーガーの70%には脂肪が含まれません。
どちらも同じことを謳っているのですが、Bの方を選んでしまったのではないでしょうか?商品の説明の言葉遣いだけでもかなりの差が出てきます。
どのように商品を見せるのかには、強いこだわりを持ちましょう。
アンカリング効果
値段の見せ方一つでお客さんに安いと思ってもらえる方法があります。
アンカリング効果は船が錨(いかり・アンカー)をおろすと、錨と船を結ぶとロープの範囲しか動けなくなることからきた効果で、最初に印象に残った数字や言葉が、あとの判断に影響を及ぼすことをいいます。
例えば、商品の表示で、10,000円の表示が赤線で消されて6,980円になっていて、お買い得だと思って衝動買いしてしまったことはないでしょうか?それがアンカリングの効果です。10,000円という表記と6,980という表記をどちらも見えるようにしておくことで安いと思わせることができます。
初めから販売価格を決めた上で、どのように販売価格を見せるのかはいくらでも調整できます。お客さんにその金額であれば安い!と思わせたり、価格が妥当と思ってもらえる表記の仕方に気を配りましょう。
損失回避の原則
商品を買ってもらうための一つの決め手に損失回避の原則が有効的です。
損失回避の原則とは、人間はある額の利益から得る満足より、それと同額の損失から受ける苦痛の方がはるかに大きいと感じることです。
例えば、ガソリン代が上がったり下がったりしますが、値段が20円上がったときには、新聞もテレビも大騒ぎするが、20円下がったときには大きな話題にはなりません。人間は利益と損失では、はるかに損失に対して敏感です。
先ほどのアンカリング効果のところで値段表記についての説明をしましたが、「本日限り」「先着10名様」「残りあと3個」などの今買わなかったら損するというメッセージを付け加えることで、お客さんに買ってもらうための行動を起こさせることにつながります。
結論
人の行動にはある程度の規則性があります。その規則性を学び、人に行動を起こさせるためのきっかけを作ることは、起業家、ビジネスマンには必要な知識です。心理学を学ぶための第一歩として是非こちらの本を読んでみてください。今日も読んでいただいてありがとうございました!それでは!