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【48】どう向き合い、答えるかを考える『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』プレディみかこ
海外で生活するうえで気になること
日本人はどういう風な印象を持たれているのか
人種だけでなく、主義主張や信仰する宗教、社会階層など
これまで考える機会が少なかった問題が目の前に出てきました
日本人の母親とアイルランド人の父親を持ちイギリスに住む中学生
この時点で、日本人の両親を持ち、日本で育った人間にはなかなか想像がつきません
居住地域、親の職業、性的指向など階層をつくる要素はいくらでもあり、多様性という言葉は一般化しましたが、実感する機会はすくないように思います
日本では議論することがタブー視される風潮がありますが、現実問題として間違いなく存在していることがわかります
本書では、中学生の息子が経験したことを自分の頭で考えて、前進していきます。こんな聡明な中学生は果たしてどれくらい存在するのでしょうか
「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」
もちろん、こんなことをサラッと言える聡明な母親のアシストがあってのことかと思いますが
ここで言う多様性は、考える機会のことだと捉えました
自分が子どもに聞かれたときに、表面的な言葉で答えてしまわないように、考える機会をもらった本でした