股関節を柔らかくする方法
今回は真面目に、
「股関節」
を書いてみたいと思います。
股関節は、
脚と骨盤のつなぎ目です。
人間が立って歩くために、
股関節は進化したのです。
だから、
股関節の柔軟性は、
肩関節の次に可動性に富んでいます。
股関節の可動性が小さくなると
股関節の上下関節である
膝、腰にかなりの負担を強いることになります。
股関節が固い人の共通点として、
「膝が痛い。」
「腰が痛い。」
という症状が多いのは、
股関節が動かない分だけ、
膝や腰に無理な動きを強いたため、
膝関節、腰関節が限界を超え、
障害をおこした結果に過ぎない。
この股関節を柔らかくする方法は、
以前ブログで書いたように2種類あります。
①反射点を刺激する方法
②足の中指刺激方法
(反射点を刺激する方法)
①患者さんはベッドの上に背臥位にします。
②患者さんの両脚を肩幅に開きます。
③施術する人は患者さんの患側横に立位で
位置します。
④股関節前方側の鼠径動脈の上にある
反射点を探します。
⑤反射点に対して手の中指を垂直に突き立てます。
強く突き立てると内出血するので注意が
必要です。
⑥中指をお臍に向かってドライバーで捻る要領で
刺激を入れます。
⑦絶対、左右同時に捻じらないように刺激を
行ってください。
何故、左右同時に刺激を入れてはいけないのか?
理由は、人間の脳にあります。
人間の脳は、
とても素直、かつ単純に反応するように
造られております。
「1つの刺激に対して、必ず1つの反応をします。」
同時に、2つ以上の刺激を入れた場合、
脳はどの刺激を優先的に反応するか?
迷ってしまい、混乱し、
適量の刺激のみに反応します。
したがって、
ツボとか、反射点を刺激する場合、
1つ1つ確実に刺激することを心がけてください。
股関節の反射点の刺激時間は
45〜90秒
を目安にして実行してください。
しかし、
ツボと同じように強く押し過ぎると
内出血しますので、
手首の重さ位で十分です。
(足の中指刺激方法)
①股関節の可動性が小さい足の中指を利用します。
②患者さんはベッドに背臥位状態にします。
③患者さんの両脚を肩幅に広げた状態にします。
④施術する人は、患者さんの足方に位置します。
⑤患者さんの足の中指の付け根の関節を、
指でしっかりつまみます。
⑥足の指を掴んだら、
小趾方向に押し込みながら、
緩やかに50回まわします。
ただし、
力強く回すと
骨を痛めますから注意してください。
⑦小指方向に回し終わったら、
次は、
押し込みながら、
緩やかに50回まわします。
「絶対、拇指と小指の順番を間違わないで下さい。
間違えると股関節が硬くなります。」
以上が、
自宅で出来る簡単で効果的な柔軟操作です。
最近、
股関節が硬い子供たちが多い理由は、
お産の形態によります。
自然分娩は、
確かに素晴らしいのですが、
病院では、
赤ちゃんの頭に吸盤を引っかけながら、
引っ張り出しています。
そういう光景を
目の当たりにした方も多いと思います。
引っ張り出したとき、
股関節部分が産道に引っ掛かるんです。
さらに
産道の内側から押し出されるのではなくて、
外部から引っ張り出されるので、
股関節が傷ついてしまうケースが多いのです。
私の接骨院でも10人中3人ぐらいしか
正常な股関節の赤ちゃんを
私も見たことがないです。
ここ最近は、とても多いですよ。
赤ちゃんを産むときは、
お母さんは、
股関節を十分柔らかくして、
産道が開きやすいように、
訓練しておくと
赤ちゃんに負担がかかりません。
当然、
母体への負担も少なくなります。
子供たちの股関節が硬い原因は、
お母さんの股関節が硬くて、
産道が狭くなってしまい、
引っ張り出す時に、
股関節を痛めるからです。
スタイルを気にしすぎて、
小さい骨盤の人ほど、
赤ちゃんには負担が大きいものです。
妊婦さんは、
赤ちゃんのために
安定した骨盤を作ってくださいね。
お産がすんだら、
骨盤を小さくする操作をすれば
簡単に小さくなりますよ。
「1番大事なのは旦那さんの役割です。
2人(赤ちゃんと奥さん)の安全なお産を
迎えられるように、
股関節を柔らかくしていく手伝いを
必ずして下さい。
お産は命懸けです。
しかも男には出来ない事だらけです。
当日、
パニックにならない男はいません。
必ずパニック起こして
全く役に立たないものです。
ならば
事前策と事後策として
奥さんと赤ちゃんの為に
丁寧にフォローして下さい。」
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