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筋膜吸引療法

最近、
いろんな治療院で流行っている

「筋膜リリース」


どういうテクニックなのでしょうか?

筋膜とは
筋肉を取り巻いている

「サランラップのような」


薄い膜のことです。

筋膜は
皮膚表面から順番に

1)浅筋膜層
2)深筋膜層

2層構造に構築されている。

浅筋膜と呼ばれる膜は
柔らかく滑らかに動く。

深筋膜と呼ばれる膜は
膠原細胞による
厚めの硬度を持った
安定感のある動きがある。


筋膜リリースとは、

それらの筋膜を
術者が
皮膚上から
掴み捉えて
遠隔操作を加えて
治療する方法であり、
オステオパシーの技術である。

したがって、

「筋膜リリースポイント=スティルポイント」


と考えてもよい。
過言ではない。

スティルポイントについては、
オステオパシーの教本を
参考にしてもらいたい。

オステオパシーの教義は、
とても厳しく
米国にて特許管理されているので
教える講師は、
それらの許可を得た人間でなければならない。

教本については、
日本国内で
翻訳されたものが
数多く出版されているので
入手することが出来ると思います。

リリースを
手技において完璧にこなせる人は、

オステパス(Doctor of  Osteopathy)

という資格を持った人です。

当然、
米国のオステオパシー医科大学を卒業し、
国家資格を取得し、
米国にて開業資格を得た人です。

日本人のオステパスもいらっしゃいますが、
とても人数が少ないので
気になる場合は
探してみて下さい。

しかし、
日本では
筋膜リリースを可能にした
医療機器があります。

「筋膜吸引療法 メディセル治療器」


「メディセル筋膜吸引治療器」は、
オステパスの熟練を要する
リリース手技のタイミングを
器械によって図ることができるため、
簡単に
筋膜リリースを行うことが
可能となりました。

しかも、
この器械があれば
誰でも
筋膜リリースのタイミングが合うので、
筋膜リリーステクニックを
利用するかことができるので、
オステオパシー学会など
既得権教育カリキュラム上の問題点を

「メーカーから器械を購入して筋膜リリース療法を行った」


このような理由で問題クリアが可能なのです。

この器械の購入行為で
大々的に治療を行える事実に、
私自身もビックリしております。

何故なら、
この器械が無ければ
筋膜療法(筋膜リリーステクニック)は
使えないからです。

私の場合、

カイロプラクティック
    ⇓
   療 術
    ⇓
 柔 道 整 復
    ⇓
 オステオパシー


紆余曲折しながら
渡り歩いてきた
私自身としては、
とても嬉しい
誤算だからです。

海外から来る講師
日本の各種療法の有力者
彼らを通して
テクニックを
買うことによって、
習得し、
登録して
漸く使うことが出来るセオリー。

これまでの業界の掟みたいなものに
囚われないで済むのです。

「医療機器を使うこと」
医療機器メーカーから教わり
器械を使用することで
治療効果を上げるという
ユーザーとメーカーの関係が
そこに成立しているからです。

これから先も、
その様な性質を持った
医療機器が誕生し、
手で行ってきた内容を
代用する時代がやって来るでしょう。

筋膜をリリースする時に、
自らの手ならば
指先からの感覚を使って
触診の視野を広げて
身体をスキャンしなければならない。
しかし
器械ならば
指先の感覚無しに、
センサーで
身体をスキャンし
筋膜リリースまでしてくれる。

このような不可思議な現象が
そこに起こり、
患者さんがビックリする。

そこに
正しく
治療効果が現れるのです。

「筋膜吸引治療器」を用いた治療方法

①五十肩


  「肩関節周囲炎」
   略して
  「五十肩」、「四十肩」と呼んでおります。

  1)肩関節の関節構造体障害
  2)関節周囲軟部組織障害

  肩の可動域制限、
  可動時痛、
  安静時痛

  持続的に続くことによる症状です。

  (理学療法的治療の場合)

    電気治療⇒運動療法⇒マニピュレーション

  (筋膜リリースの場合)

    肩関節周囲の筋肉を
    包み込んでいる筋膜が
    圧着、癒着しているので
    障害部位の筋膜制限を
    直接的、間接的に除去する治療。
    筋膜をリリースする時に、
    手技の場合、
    個人差がありますが
    筋膜を引き剥がす時間が
    長くなります。
    しかし、
    筋膜吸引治療器の場合、
    筋膜吸引することで
    直接的に
    障害筋膜を引き剥がすことが出来ます。

    「治療時間⇒1分以内」

    これほど
    単純に
    時間短縮できる
    パターンは無いでしょう。

    ただし
    「肩関節周囲炎」筋膜癒着に関してのみ
    有効です。

    全ての症状を
    100%改善するには
    その他の治療法も
    併用する必要があります。

    特に
    肩関節周囲の筋肉が
    廃用性萎縮を
    起こした場合、
    この筋肉をケアするには、
    栄養療法も必要でしょう。

②弾発指(バネ指)


  指が
  突然、
  屈曲したまま
  動かなくなったり、
  引っ掛かりする現象を
  起こす障害です。

  バネ指の前症状として、
  腱鞘炎を悪化させた場合に
  発生する確率が
  高くなります。

  理由として、
  指を動かす筋肉は
  ストローのような
  腱鞘という
  鞘の中を
  トンネルの様に
  通っておりますが、
  腱鞘の中で
  腫れた筋肉との
  摩擦で
  炎症を起こし、
  更に
  腫れあがった筋肉が
  腱鞘の中で
  ストッパーの様に
  引っ掛かった状態になります。
  これが

   「弾発指=バネ指」

 (理学療法的治療の場合) 

    電気治療⇒マニピュレーション
     ⇒テーピング固定

 (筋膜リリースの場合)

    筋膜吸引することで
    筋肉を包み込んでいる
    筋膜を引っ張ることで、
    腱鞘の中の筋肉を
    引っ張り出すことが出来ます。
    ただし、
    筋肉の炎症による
    肥厚を除去しなければ
    再発しやすい。
    1)アイスマッサージ
    2)超音波治療による組織改善の促進

③寝違え


  急激な頚部筋肉への捻転力によって
  筋肉繊維が部分断裂を起こし
  腫脹炎症により
  頚部に炎症痛を発生させる
  そのため
  首を動かす時に
  抵抗感、固定感が発生する
  そして、
  可動域が減少する症状

  (理学療法的治療の場合) 
     電気治療⇒マニピュレーション
      ⇒テーピング固定

  (筋膜リリースの場合)
     筋膜吸引することで
     腫脹炎症した筋肉を包み込んでいる
     筋膜を引っ張ることで、
     硬結している筋膜を緩める方向へ
     引っ張り
     筋肉の緊張を軽減させ
     伸縮率を向上させることが出来ます。
     その結果、
     可動域が改善されて
     寝違いのレベルが小さくなる


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