歩行
「歩く」ことを
「歩行」
といいます。
人間には、
右足、左足が存在し、
足には、
①股関節
②膝関節
③足首の関節
④足根骨の関節
⑤足指の関節
が存在し、
それぞれの関節が、
相互に依存しあって、
歩行という動作を可能にしております。
また、足の筋肉は腕の筋肉の
「6倍の力」
を持っており、
エネルギー消費能力も
「60%以上」
を占めています。
だから、
歩行が上手くいかないと
全身に影響をおよぼすのです。
正常な歩行についての書籍やエクササイズを参考にしてみると、
①大腿部と下腿部と足部の歩行ライン
②骨盤と脚部の歩行ライン
③脚長差問題
④オーソテッスク問題
⑤重心問題
を取り上げています。
しかし、
歩行の諸問題を作り上げているのは、
乳幼児期から幼児期にかけて
寝返り
↓
ハイハイ歩行
↓
ヨチヨチ歩行
という移行期に
「仙骨カーブ不十分」パターン
を形成した人に
歩行の問題が多いことに気付くと思います。
最近の若い親子世代は、
赤ちゃんが早く歩けるように、
歩行器を使って歩かせようとしていますが、
「生理的な骨格のカーブ形成時期を充分に経験した」
赤ちゃんは、
必ず立って歩けるようになります。
しかも、
「頑丈な体を形成していく土台が完成している」
しかし、
歩行器を使って、歩行矯正した場合、
不十分な骨格カーブを作ることになり、
「軟弱な体を形成してしまう素地を作る可能性が高い」
正常な歩行とそうでない歩行の見分け方は、
①第3者にチェックしてもらう。
②靴底を見て、フラット面であるのか?斜めになっているか?
③ふくらはぎを手で掴むと痛い。
このチェックに当てはまったら・・・・
一般的な歩行障害としては、
当てはまらない症状ではありますが、
「正常な歩行をしていない」
私たちが、
学校で教えてもらった歩行障害とは以下のとおりです。
(1)随意性跛行
小児股関節結核
(2)痙性跛行
①脳性麻痺
②片麻痺
(3)失調性跛行
小脳性疾患
(4)小刻み跛行
パーキンソン病
(5)墜下性跛行
①先天性股関節脱臼
②脚長差
(6)トレンデレンブルグ跛行
①中殿筋麻痺
②股関節疾患
③脳梗塞
④脳出血
(7)麻痺性跛行
腓骨神経麻痺
(8)間欠性跛行
①下肢の血行障害
②腰部脊柱管狭窄症
病的な歩行障害と未病的な歩行障害によって以下の原因になります。
①筋肉量の不均一
②姿勢の不均衡
③内臓機能の低下
歩行は日常生活に直結しているので、
健康な段階で、
歩行の調整をする必要があります。
将来の病気を未然に防ぐように
専門家に
歩行について
ご相談して下さい。