頭痛の「タネ」は何ですか?
今回は、
「頭痛」
について書いてみます。
寒い冬がやって来ました。
頭痛の季節の到来です。
「頭が痛い」というのは、
肉体的にも、
精神的にも、
かなりのストレスが加わるものです。
頭痛の原因には以下のようなものがあります。
(1)片頭痛型血管性頭痛
(2)筋収縮性頭痛
→後頭部下部の骨格筋の異常収縮
(3)血管運動神経性鼻炎による反応性頭痛
①鼻粘膜の浮腫充血
②副鼻腔粘膜の浮腫充血
(4)心因性頭痛
①ストレス
②精神不安(喜怒哀楽の落差)
③ノイローゼ
④うつ病
(5)非片頭痛性血管性頭痛
→非反復性の頭部動脈拡張によるもの
(6)牽引性頭痛
①血管などの脳内組織が牽引されること
によって起こるもの
②脳腫瘍
③脳浮腫
④腰椎穿刺
(7)眼疾患による頭痛
①眼圧の上昇
②眼の屈折異常
以上のような原因が考えられています。
これらを更に、
国際頭痛学会なる機関で分類されている。
国際頭痛学会の分類方法
は以下のとおりです。
(1)機能的頭痛
①片頭痛
②緊張型頭痛
③群発頭痛/慢性発作性片頭痛
④器質的病変を伴わない各種の頭痛
(2)症候性頭痛
①頭部外傷に伴う頭痛
②血管障害に伴う頭痛
③非血管性頭蓋内疾患
④原因薬物あるいはその離脱を伴う頭痛
⑤頭部以外の感染症を伴う頭痛
⑥代謝障害に伴う頭痛
⑦頭蓋骨、頸部、眼、鼻、副鼻腔、歯、口
あるいは他の顔面や頭蓋組織に起因する
頭痛/顔面痛
(3)神経痛
①頭部神経痛
②神経幹痛
③求心路遮断性疼痛
(4)分類できない頭痛
このことから
頭痛には数多くの原因疾患が起因している
ことが分かります。
他にも、
急性期、
亜急性期、
慢性期、
一般的頭痛
の原因疾患分類があります。
(急性期頭痛の原因疾患)
数分から数時間で進行する疾患
①クモ膜下出血
②脳出血(小脳、尾状核頭部出血、視床、
皮質下など)
③脳静脈洞血栓症
④高血圧脳症
⑤急性髄膜炎
⑥髄膜脳炎
⑦急性緑内障
⑧頭部外傷
⑨発熱を伴う感染症
⑩急性副鼻腔炎
⑪一酸化炭素中毒
⑫高炭酸ガス血症
⑬低脳圧症候群
(亜急性頭痛の原因疾患)
数日から数週で進行する疾患
①脳腫瘍
②慢性硬膜下血腫
③脳膿瘍
④良性頭蓋内圧亢進
⑤結核性髄膜炎
⑥側頭動脈炎
(慢性頭痛の原因疾患)
数ヶ月から数年にわたり持続する疾患
(1)発作性反復性頭痛
①片頭痛
A)典型
B)普通型
C)複雑型
②群発頭痛
③三叉神経痛
④てんかん
⑤脳動静脈奇形
⑥褐色細胞腫
(2)持続性頭痛
①緊張型頭痛
②連合性頭痛
③心因性頭痛
④心気性頭痛
⑤抑うつ性頭痛
⑥頸椎症
⑦慢性緑内障
⑧慢性副鼻腔炎
⑨髄膜腫
(一般的頭痛の原因疾患)
(1)機能性頭痛
①緊張型頭痛
②片頭痛
③神経痛
④混合性頭痛
⑤群発頭痛
(2)器質性頭痛
①呼吸器感染症
②高血圧
③頭部打撲
④頭蓋内疾患
⑤眼疾患
⑥耳鼻科疾患
⑦尿路感染症
⑧頸椎症
⑨中毒
A)シンナー
B)アルコール
⑩脱水
以上のような分類と原因疾患が考えられます。
では、治療方法はというと・・・
頭痛の治療方法には、
以下のパターンがあります。
(1)薬物療法
①頭痛薬
②血圧降下薬
③精神安定剤
④睡眠薬
⑤血液循環薬
⑥各種ビタミン薬
(2)ストレッチ・マッサージ
①頭部
②首
③肩
④背中
⑤全身(上半身・下半身)
(3)経絡療法
①指圧
②はり灸
③磁石・ゲルマニウム・チタン合金
(4)物理療法
①電気療法
②温罨法
③冷罨法
④温泉療法
(5)療術
①カイロプラクティック手技療法
②光線療法
③温熱刺激療法
④ヒーリング・気功
⑤各種無認可整体
といった治療方法が存在します。
頭痛の原因が多岐にわたる為、
何が効果的な治療法であるかは、
各専門家によって、
様々な見解がございますが、
共通しているのは、
痛みの中心が頭蓋骨の中にあることです。
つまり、
頭の中の圧力バランスが何かの原因により
アンバランスになったため、
痛みが発生しているからです。
したがって、
緊急性の高い病状を除いて、
一般的な頭痛の治療は、
頭の中の圧力バランスを整える治療が
効果的なものとなります。
頭の中の圧力バランスを整えるために、
いろんな治療法が確立されていますが、
私が経験した中で、
効果的な方法だったのが、
クラニオ・セイクラル・バイオダイナミックス
というテクニックでしょうか?
頭痛薬を飲んでも、
マッサージしても、
整体しても
なかなか治らなかった頭痛が
そこそこ10分前後、
頭を触ってもらっただけで
気分爽快、
痛み解消したのでビックリでした。
この治療法をセミナーで体験し、
理論の勉強をしましたが、
理屈は理解できても、
会得するには、
かなり難しく、
今も日々、
習得に向けて勉強中です。
専門用語が、
多すぎて分かりやすく説明できませんが、
人間の体を解剖すると
一つの膜で全てが取り囲まれているのですが、
その膜は、
リズムを持って動いているのです。
そのリズムを調律することで
身体の不調を整えることを
目的とした治療法です。
不調なリズム(CRI)が、
ミッドタイドというリズムに移行し、
スティルポイントという通過点を過ぎて、
ロングタイドというリズムで落ち着く
この過程を接触点から導くための治療技術
これが、
「クライオ・セイクラル・バイオダイナミックス」
なのですが、
私も勉強中の身なので、
これ以上の説明は難しいです。
興味のある人は、
この技術を持った
海外の先生の治療をおススメします。